金曜日の本屋さん 秋とポタージュ (ハルキ文庫 な 17-3)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 618
感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758441124

感想・レビュー・書評

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  • 「ハルさん」読みたい。久しぶりに「ノルウェイの森」も読み直したいかな。

  • 金曜日の本屋さんの3作目。季節は秋になりました。今回も本がたくさん登場して読みたい本が増えました。書店や図書館でチェックして借りたものもあります。

  • 野原駅の駅ナカ書店「金曜堂」でバイトしている倉井史弥の元に、同じゼミの益子理麻が来月の学園祭にブックカフェの模擬店を出すために金曜堂にアドバイスを求めてきた。店長の南はアドバイスの代わりに金曜堂の仕事の手伝いをお願いすることにー【誰かが知ってる】他3篇

    ◆あぁ!とてもいい話なのに残念です!私のそばには「その本は…」と記憶してる店長も、発掘必至な書庫もない!そして今回の友情のすれ違いをとく太宰、感謝と敬愛の交換をしたノルウェイ、母子の本音がわかった詩集、親子を繋いだミステリ、どれも未読(号泣)

    未読の本の粗筋にひきこまれたビブリアでは「この本読んでみたい!」が増えたけど、金曜堂は「この人はこう考えたのではないか」と色々解釈つけられちゃってるから、読んで「そのシーン覚えてる!」と響いた人なら楽しくても、未読のうちに色々知ってしまって読みたいと思えないんだなぁ…(´;ω;`)

  • 『金曜日の本屋さん―夏とサイダー 』の方にまとめて書きました。
    続けて一気に読んでしまい、しかも図書館の本で返却してしまっているので区別つかなくなってしまいまして。

  • 金曜日の本屋さんシリーズ。
    自分の読んだ本が出てくると嬉しい。笑
    特に今回はハルさんが出て来て。しかもひとり親の話。
    しんみりとして読んでしまった。
    家族のかたちはそれぞれ、っていうことを、金曜堂にいる皆がちょっとずつ家族に問題を抱えているからこそ、より深く実感ができる。そして、金曜堂自体も、家族みたいなものなんだよ、って私は感じた。とっても好きなお話でした。がんばれぼっちゃんバイト!

  • 槇乃さんの辛い思い出は癒えたのだろうか。少なくとも明るく振る舞う様子に、とりあえずほっとしました。倉井くんの存在も少しは役にたっているようで?
    今回は仕切り直して、書店にくるお客さんのお話再び。
    一冊の本に関して、二人の友達が違う感想を持って、それで理解が深まったり。
    知海堂の創世記のエピソードだったり。
    離婚した父親と娘の気持ちのすれ違いだったり。
    どれも本に関してちょっぴりミステリがあって、面白く読めました。
    まだ続きそうなこのシリーズ、楽しみです。

  • 夏編が、むむむ?ってかんじだったから、今回は少しドキドキしながら買ったけど、とても面白かった。わたしは村上春樹作品が好きで、もちろんノルウェイの森もだいすきなので、表紙のかんじ最高だった!いい装丁をありがとうございますっ!

  • 金曜日の本屋さんシリーズの最新刊
    駅ナカにある小さな本屋の「金曜堂」の店長とその友人たち、そしてアルバイトとして加わった主人公の4人が、
    『読みたい本がみつかる本屋』として店を訪ねてくるお客さんのその時々に寄り添う本を見つけ出す。
    今回はちょっと出張もあるけど、それも含めて少しずつ物語も進んで行ってるなって思わせます。

  • がんばる力。
    まっすぐに向き合う力。
    決めつけないでいて、
    それでもひたむきに
    取り組もうとする意志。

  • 本を介した人と人との心の交流。
    どのお話も人間愛にあふれていて、あったかくて、優しくて、包まれるような柔らかさが心地良いです。

    一人一人が傷や思いを抱えながら、時にはぶつかりながら、袋小路に迷い込んだりする。そこで、本が新しい考え方を示してくれ、その出会いが互いを認め合うきっかけをくれる。本を読みとくって素敵だなあと心から思えました。

    金曜堂の店員さんたちの人間関係も、あったかなやり取りも、ずっと見ていたいです。
    どこへ向かうか見届けたいけど、終わってほしくないシリーズだなと思います。

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著者プロフィール

名取 佐和子(なとり・さわこ):兵庫県生まれ、明治大学卒業。ゲーム会社勤務の後に独立し、2010年『交番の夜』で小説家デビュー。著書に『ペンギン鉄道 なくしもの係』(第5回エキナカ書店大賞受賞)シリーズ、『金曜日の本屋さん』シリーズ、『シェアハウスかざみどり』『江の島ねこもり食堂』『逃がし屋トナカイ』『寄席わらしの晩ごはん』『七里ヶ浜の姉妹』『ひねもすなむなむ』『図書室のはこぶね』(京都府私立学校図書館協議会司書部会「中高生におすすめする司書のイチオシ本2022年度版」第6位、「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2022」第8位、うつのみや大賞2023第4位)ほか多数。

「2023年 『文庫旅館で待つ本は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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