真夏の焼きそば 食堂のおばちゃん(5) (ハルキ文庫 や 11-6)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758442282

感想・レビュー・書評

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  • この本を読むとお腹がすきます。

    てっきり、要と万里くんが付き合うかと思っていましたが、万里くんに、桃田はなちゃんという女の子が…。

  • 「真夏の焼きそば」
    新聞にのっていた顔。
    一般客と同じように対応していた相手が犯罪者と聞くと、何もされてなくても怖いだろう。
    何十年も逃げ続けているうちに面影は残っているかもしれないが、全く違う人相になることなんてよく有りそうだ。

    「禁断のチーズ和え」
    毎日通ってはいるが。
    目的があるからこそ来ているとはいえ、静かに飲み食いするわけでもなければ迷惑だろう。
    接待の場所として選ぶだけあって、連れて来た人が喜んで自ら足を運んでくれるようになるのは嬉しい事だろうな。

    「初めてのハラール」
    厳しい規則の中でも。
    日本語だけで対応出来れば問題ないが、簡単なやりとりぐらいは出来ても損はないだろうな。
    宗教上仕方ないと分かっていても、その土地柄にある美味しいものを食べれないのは観光に来た楽しみが減るだろ。

    「過ぎし日のカブラ蒸し」
    学校帰りに来たのは。
    大好きな祖母との想い出の場所に来てみて、実際に料理も食べて満足できたのは良かったな。
    わざわざ制服で訪れなくてもと思ったが、自宅に一度帰ってしまったら簡単に抜け出すことは出来なかったのかも。

    「気の強い小鍋立て」
    将来の夢なんてまだ。
    しっかりと学んで地盤を固めたとしても、思い通りにいくかなんて誰にも想像できないよな。
    幼い子が話しているのなら微笑ましいで済むだろうが、本気で叶えたいのであれば勉強なり何か始めるべきだろう。

  • 本作はカバーイラストからしてとても惹かれる。焼きそばって、どうしてこんなに美味しそうなんだろう!

    その焼きそばをはじめ、大根バター醬油、餡かけの茶碗蒸し、ニラ玉豆腐、ホウレン草と豚バラの酒鍋。本作でも魅力的な料理がたくさん登場する。まさかの指名手配された逃亡犯や公安が登場したりと、波乱含みの物語もありつつ、万里のこれからのことなど今後の展開が気になる。

  • 安定の安心して読めるシリーズです。万里くんの成長を感じるー!

  • 食堂のおばちゃんを読み始めてから、小鉢のレパートリーが増えた。ほっこりする人間模様においしい料理が相まって、癒しの時間をくれる一冊。

  • 万里からのワンコインメニューの提案!店の味を守れるかという不安を払しょくしたのは常連客の後押し。提案は見事当たり、特に屋台の思い出の焼きそばは人気に。新たな客となった人はなんと指名手配の犯人だった。誰にンだって思い出の味はある。初めての外国人客。宗教上の理由で豚肉はご法度。大きな姿にも圧倒されるが、バイヤーの経験を自信に丁寧に接客。はじめ食堂の、日本の料理を好きになってもらえた喜びは大きい。ハラールは今や違う世界の話ではない。やりがいの一方、自分の将来が見通せない万里の悩みはあるが、有名な小説家お墨付きのはじめ食堂は今日も活気にあふれている

  • 初めて手に取った食堂のおばちゃんシリーズ。
    夫と息子に先立たれた一子、嫁の二三、さらに万里という青年が加わった大衆食堂の小話。
    素朴な料理と和やかなお話で癒されるお話でした。

  • 過ぎし日のカブラ蒸しが好き

  • はじめ食堂もついに外国人のお客さんが来るようになりグローバルに。三角関係の話はあれで終わりなのか、はたまた今回の月島のオードリーヘップバーンのように再び出てくるのか、次回も楽しみです。

  • 今回もサクサク読めた。
    そして、作ってみたいレシピはメモメモ。
    このシリーズは本当に料理をしたくなるー。

    万里がかなり頼りがいのある料理人に育ってきてくれていて、いいね。これからも楽しみ。

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著者プロフィール

1958年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。その他の著書に「婚活食堂」「食堂のおばちゃん」「ゆうれい居酒屋」シリーズや、『風待心中』『ゆうれい居酒屋』『恋形見』『いつでも母と』、共著に『猿と猿回し』などがある。

「2023年 『婚活食堂9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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