- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761272272
感想・レビュー・書評
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読めば読むほど腹が立ってくる、不思議な本!
「啓蒙しよう、感化しよう」と言う感じが
ほんとうに癪に障るのだわ!
もう、気付いたの、
「持っているものよりしまう場所の方が広ければ
おのずとお部屋は片付く」って。
気に入ったものだらけの程よく片付いたお部屋で
満足して暮らしている筈なのに、
また私の良い子ぶりっ子病がぶり返して
「まだ何か出来ることはないかな?」
(もっとちゃんと、もっと素敵に)
とやっちゃって、
結果、勝手に気分を害しているのだから
世話は無い!
この間、私の知り合いの方が、
嫌いな人の展覧会にまたしても行って、
その悪口を言っているのをずっと聞かされて、
『またか…(うんざり)
なんでこの方はいつも、自分が不快になることを
わざわざ体験しに行って延々と文句を言うのかな?
近付かなきゃいいのに、
大体、もう嫌な気分になるってわかるはずなのに
ほんとうに、不思議だね…』
と、聞き流しながら思っていたけれど、
わ た し も ま っ た く
お な じ こ と を し て い た !!
人へ言っていることって
結局自分のこと、と言う典型的パターン。
宇宙の法則だよね。
同じこと、またしちゃうかもだけど、
今度はもっと早く気付くね!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本では、本当に使っているモノを絞り込んで、無駄なものな手放して豊かになることを説いています。本を読む前は、精神的に豊かになるだけかなと思いましたが、実際の経済状態も豊かになりそうですね。
以前ある資格にて「在庫管理」という分野を勉強したことがありましたが、在庫とはお金が形を変えたもの、というフレーズが今も記憶に残っています。使っていないものを持ち続けることは、お金を散らばせた状態にあり無駄遣いである、と私も理解できました。
世の中にはお金を増やす、保全するなどの本が多く出ていますが、自分に必要なものを最小限に絞り込んで生活することが、案外、無駄遣いを抑制して結果的には経済的にも豊かになる一方法であるようことが認識できたことはこの本を読んだ成果でした。
以下は気になったポイントです。
・もっと買え、というメッセージばかり受け取っていると忘れてしまいそうだが、ものの少ない生活には人生を変える力がある(p23)
・ミニマリズム(いちばん大切にしているものを最優先にして、その障害になるものはすべて排除する)のいいところは、ものが減ることではなく、豊かさが増えること(p36、51)
・実際にものを少なくすると、整理整頓ではできなかったことが実現できる、考え方が変わり人生が変わる。一度処分してしまえば、永遠に目の前から消える。(p43)
・大切なのは、自分の目的を基準に決めること、自分にとっての理想の人生について真剣に、でも柔軟に考える(p56)
・ものが減れば、人生の目的がはっきりする、自分にとって大切なものが見えてくる(p64)
・人生でいちばん大切な日は、自分が生まれた日と、生まれた理由を見つけた日、さらに付け加えるなら、人生から余分なものを取り除き、本当の目標を追求すると決めた日である(p69)
・自分のものを与える人は、手元に残ったものをより大切にする。自分の時間を与える人は、残った時間をより有効に使える。そして自分のお金を寄付する人は、手元に残ったお金を無駄遣いしない(p116)
・家の中でよく使う場所から始める、リビング・寝室・トイレ、お風呂場、洗面所(p126)
・片づけるときにわける3つの山は、1)取っておく、2)家の中の別の場所に移す、3)処分する(p130)
・今すぐ始められるステップとは、1)目標を紙に書く、2)よく使う場所、簡単な片付けから始める、3)一部屋ずつ回って不要品を集める、4)2つ以上あるものは1つ残して処分する、5)周りに話してモチベーション維持(p138)
・過ぎ去った日々や、愛する人々を思い出させてくれるものたちの中から、一番状態がよく、一番意味のあるものだけを残す。それを箱にしまうのではなく、家の中の見える場所に置く(p158)
・一気に減らすのが難しいのなら、まず半分にする、一時的に保管する(p160、185)
・今から29日間、全体の29%を減らして暮らしてみる(p193)
・悪い習慣を変えたいのならば、その習慣のかわりに、もっとためになる習慣を置き換えるとよい(p201)
・浪費の元凶である、テレビを見る時間を減らすことが大事(p210)
・他人を変えることはできない、あなたが変えられるのは、その人との関わり方だけである(p247)
・ものを買いすぎなくなるので、お金が貯まるという見返りがある。これはミニマリズムという投資に対する配当である(p259)
・自分の時間を取り戻すには、1)静かに心を落ち着かせる時間をつくる、2)集中力を妨げるものを排除、3)ノーと言えるようになる、4)休みの時間をあらかじめスケジュールに入れる(p278)
・夢は見るためにあるのではなく、実現するためにある。人のためになりたいという夢が一番大きな夢である理由は、本当の満足感を味わうことができる(p294、300)
2017年2月19日作成 -
ミニマリストの本の色々と読んでみる。
外国人らしい発想(宗教的な)も混じっているので、日本人に100%馴染む感じではないが、物語調で読みやすく、モノを減らしましょう!だけではなくて、色々な方の体験談なども載っていて読みやすい。
いったん全部ダンボールに入れてしまって必要ならそこから出す、とか、一定期間閉まっておいて困らなかったら捨てるのはやってみたい。
私は今のところかなりモノは減っているし、服も普通の人よりは少ないけど、極端に減らすことはやっぱり難しい。あとは捨ててしまったら二度と戻らない日記とか旅の思い出とか。デジタルに残したとしても手で触った感触を残したいと思ってしまう。これは急がず自分の心の準備ができたときでいいんだとも思えた。 -
具体的な断捨離の方法と共に、自分自身のこれからの生き方について見直すきっかけになる良書。
「人生の終わりになって、もっと買えばよかったという後悔をする人は誰もいない。」
お金や時間という限られたリソースを自分が本当に満足感が得られることや、社会的に価値がある活動に費やすことで、本当の意味で「豊かな暮らし」を実現できる。 -
ギスギスしたミニマリストになるのではなく、減らしたもので産み出せたお金や時間を他の人のために使おうという発想が良かった。
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ミニマリズムの本質をより具体的に知ることが出来る良著でした。
私が特に感銘を受けたのは、ミニマリストになることで消費の機会が減りお金が増えること。そしてそのお金を生身の人間と接する時間に使ったり、誰か(もしくは何らかの活動)に与えることをするという「与えられる人になる」ことです。利己的ではなく利他的にお金や時間を使うことで、自分が幸福感を得られるというのは、過去の自分の体験を振り返ると納得がいく真実だと気づきました。この良著から得たことを実践していこうと思います。 -
とても読みやすい本でした。
ミニマリストには以前から興味があり、軽い好奇心で読み始めましたが、私の想像していたよりも内容が深く、不意にも感動してしまいました。
ミニマリストをただ所有物が少ない人だと思っている方はぜひ読んで欲しいです。 -
良書。
ものを減らした先には、人助けなどの何か利他的な大きな目標を持って活動できると人生の幸福度は高まるらしい。
ものを減らすことで時間もお金も空間もストレスも、全てが減らせるってことはスッと理解できた。
ハードルの低そうなところから毎日やってみよう! -
減らす、縮める、
目的は、効率化と、懸けるべき所に注力するため
何かを行おうとすると、
頭でっかちに、全てを吸収して、
キャパオーバーになる自分を、
改め、克服するテクニックがつまっていた。 -
ミニマリズム入門書としては良いと思う。