大人の語彙力が使える順できちんと身につく本

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 879
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761272685

感想・レビュー・書評

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  • 題名通り、淡々と日常的に使う丁寧表現を例文とともにあげてくれている本。

    ●仕事がなめらかに進む
    おそれいります
    心待ちにする
    お足もとの悪い中
    ひとかたならぬ
    有終の美
    身に余る
    趣向を凝らす
    心ばかりの
    お粗末様でした
    僭越ながら
    はなむけ
    肝煎り
    鋭意
    お引き立て
    御相伴にあずかる
    末席を汚す
    相成りました
    ひとかどの
    ご指導ご鞭撻
    忌憚のない
    お運びくださいました
    つつがない
    相身互い
    幸甚に存じます

    ●人を立てる
    あやかる
    圧巻
    おかげさまで
    たしなむ
    奥ゆかしい
    みずみずしい
    板につく
    懐が深い
    堂に入る
    筋金入り
    草分け
    心づくし
    金字塔
    真骨頂
    珠玉
    雲泥の差
    お株を奪う
    遜色ない
    私淑する
    慧眼
    眼福
    通暁
    矜持
    謦咳に接する

    ●反省を真摯に訴える
    面目ない
    身のほどをわきまえず
    申し開きのできない
    襟を正す
    気を揉ませる
    しがらみ
    断腸の思い
    不徳のいたすところ
    かまける
    忸怩たる思い
    うかつ
    粗相
    のっぴきならない
    平に

    ●文書・メールでよく使われる
    ご自愛ください
    一身上の都合
    教示
    厚情
    平素
    愛顧

    万章繰り合わせのうえ
    笑覧
    踏襲
    腐心
    清祥
    寛恕
    畏友
    上梓
    恵投

    ●伝統を踏まえた
    花道
    土壇場
    しのぎを削る
    天塩にかける
    土俵際
    独擅場
    お隠れになる
    正念場
    二の句が継げない
    来し方行く末
    糊口をしのぐ
    お福分け
    しゃちほこばる

    ●言いにくいことを穏やかに
    あいにく
    手前味噌
    お手やわらかに
    亀裂が入る
    お汲み取りください
    不躾
    精彩を欠く
    おこがましい
    したり顔
    老婆心
    手垢のついた
    沽券にかかわる
    お戯れ
    語弊
    差し出がましい
    折り入って
    言わずもがな
    寡聞にして
    拙速に過ぎる
    あられもない
    膠着状態

    ●改まった場のかたい表現
    忖度
    不退転
    可及的速やかに
    割愛
    如何ともしがたい
    鑑みる
    粛々と
    喫緊
    遅滞なく
    顛末
    励行
    目下
    歪曲
    従前の
    抵触
    資する
    齟齬
    多寡
    遺漏なく
    蓋然性
    懈怠
    瑕疵
    遡及
    低廉
    逸失
    狭隘
    誤謬
    涵養

  • 使える順に紹介する、というコンセプトはありがたい。

    語彙力本は、読むだけは身につかない。文章を書くときやスピーチの前に定期的に読み返すようにして、使うことで、やっと語彙が自分の血肉となっていく。

  • 言葉の由来等も載っており読み物としてま楽しめた

    相見互い→助け合うこと
    あやかる→感化されて同じ状態になる
    おざなり→適当にやる
    なおざり→はぐらかしてやらない
    おこがましい→おこは古語でバカ
    金字塔→ピラミッド
    清祥→つつがない→健康であること
    寛恕→過ちを許すこと
    恵投→ものを贈られること、献本は自分から贈ること


    奢る→目上に対してはこちらで持つ

  • 立場や状況に応じた大人の言葉遣いが使える順に紹介されているという、比較的使い勝手の良いワード集。
    言葉の意味と使用例、説明と関連表現が基本構成となっている。
    個人的には、だいたいは知っているレベルの単語だったが、きちんとした意味や使うべき状況などを改めて確認することができた。
    18-16

  • 請求記号:814||Y 86
    資料ID:W0187518

  • 認知語彙と使用語彙。聞いてわかるものと使えるもの。

    恐れ入りますが、はずいぶん印象が変わる。ごきげんよう、と同じ。

    幸甚に存じます。
    私淑する。
    慧眼(けいがん)=目上の人を褒めるときに使いやすい
    通暁(つうぎょう)=精通しているを大げさに。
    謦咳に接する(けいがい)=尊敬している人と直接会う。
    相身互い=同じ苦しい立場のものが助け合うこと

    貴下ますますご清祥のことお慶び申し上げます。=健康で幸せであること
    寛恕=心が広く過ちを許すこと=どうかご寛恕ください。
    畏友(いゆう)=尊敬している友人
    上梓(じょうし)=書物を出版すること
    恵投(けいとう)=人から物を贈られること。ご継投いただいたご著書、など。

    逝去せいきょ、言質げんち、奢侈しゃし、市井しせい、唆すそそのかす、曝すさらす

  • つまらない→心ばかりの
    いかめしく→しゃちほこばる
    お福分け
    寡聞にして→知識が少くて。

  • 勉強になった。
    無理なく使いこなせるように日ごろの振る舞いや
    言葉使いに注意したい。
    たまに見返すような使い方が出来る本。

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著者プロフィール

国語講師。東京大学教養学部超域文化科学科を卒業後、学習塾や私立高校等で講師の経験を積み、現在は大学受験塾の教壇に立つ。公民館やカルチャースクールでも『源氏物語』『百人一首』等の古典の入門講義を担当する他、航空会社等の企業研修で日本語・文章力を指導する講師も務める。著書に『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』(かんき出版)、『すぐ書ける文章術』(ダイヤモンド社)『英語にできない日本の美しい言葉』(青春新書インテリジェンス)等多数。

「2019年 『たった一言で印象が変わる大人の日本語100』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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