- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763131201
感想・レビュー・書評
-
人生をちょっと変えた本。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
片づけしたいなぁと思っていたところに目についたので購入。当時は流行りものだしとかおもっていたけど、読んでみるとやっぱりハッとすることも多くて、捨てられないタイプの自分には、どうしても捨てられない時の対処法などが特に参考になった。まだ衣類しか片づけられていないけど、今後も続けていきたい。
-
物が捨てられぬ、むしろ蒐集癖がある方なのだが、最近物に埋もれる生活に心が揺れ乱れるようになってきた。2冊目が出る直前に買ったまま放置していたこの本を開いてみた。
いつもぼんやり感じていたことがはっきり書かれている。心にすとんと落ちてくる。最後まで読み切った時には涙がこみ上げてきた。
物を捨てるという行為が縁あって手元にやってきた物への裏切りのように感じていた自分に気がついた。しかし筆者は言う、使われもせずしまい込まれた物は切ないと。
考えを変えてみてもいいのかもしれない。 -
あなたは片づけ方を知っていますか?片づけたらどんな良いことがあるか知っていますか?おそらく知らない方のほうが多いと思います。
片づけを終えると衝撃が走ります。
それが 「片づけの魔法」
その魔法を使うためには自分の持っているモノの質や量を正しく認識している必要があり、その方法が紹介されています。
収納を使いこなすことが片づけだと思っていませんか。
間違いではないですが、順番が違います。
まずは「捨てる」を終えることから。
片づけが終わると時間が増えます。
あるかないかわからないのに探さなければならないうえに見つからない。
そんなストレスからも解放されます。
本当に必要なモノ、好きなモノに囲まれる生活。部屋であればそこが自分だけのパワースポットになります。
人生に迷わない。楽になる。決断力を養うトレーニングにもなると感じました。
片づけは学べます。むしろ学ばなければできないのではないでしょうか。
部屋片づけなさいと叱られて困った頃を思い出しました(笑)
自分の部屋に居心地の良さを感じていない方には特にオススメの本です。
自分のデスクもかなり片づきました。必要なモノはパソコンとマウスだけでした。
それしかないデスクは雑念がなく、どんどん仕事が進みます。 -
「モノを捨てる時、要るか要らないか頭で考えるのではなく、モノを手にとってときめくかときめかないかを感じる…あっぱれだぜ、こんまり。 そしてその直観…俺も信じよう」
-
●噂に違わぬスーパーノウハウ
テレビ出演をきっかけに、一躍片付け界のトップアイドルとなったこんまりさん。
「人生がときめく片づけの魔法」という、一見タイトルからすると自己啓発のイメージすらあるが、中身は正に片付けノウハウの塊と言っても過言ではない。
●可愛いなぁ......えっ?!えっ?!
失礼な話かもしれないが、こんまりさんがブレイクした理由には、やはり見た目の可愛さもある。
テレビで見ても、本の帯を見ても、とても可愛らしい。
その可愛さからは想像もつかないほど、ストレートにはっきりと物事を言い、断言し、豪快に片付けをしていく様に、ギャップを覚えている人は多いだろう。
「可愛いなぁ...」なんて見とれている内に、片付けはガンガン進んでいて、終いには「えっ?!これも捨て?!あれも捨て?!」とタジタジの状態に。
このギャップがまた、この本が売れている理由でもある。
とっても可愛い、片付けのプロ。
天は二物を与えましたね。
まぁこんまりさんは物捨ててしまうんだけど(笑)
●ポイント
この本をノウハウをまとめると、以下の7つに集約される
※【】は引用部分
①【片づけはマインドが9割】
「ノウハウを知りたいのに、いきなりマインドかい!」
と言いたくなるが、やはり片づけには【精神面(マインド面)に原因がある】。
そしてこの正しいマインドを身につけるためには【正しいノウハウで片づけること】で解決が可能とこんまりさん。
片づける過程の1つ1つにおいて、いつも我々が抱きがちな思いに対して、ポジティブな逆説をぶつけてくれることで、片づけが進むようになる。
となれば、本当に片づけはマインドが9割なのだろう。
②国語数学理科社会片づけ
【「片づけについて、理論的に習ったことがある」という人はじつに0.5%以下】
だから【片づけられないのは、誰であろうとむしろ当然のこと】とこんまりさんは言う。
そういえば、経済系や投資系の本を読む時に、「金融」「お金」について、学校で勉強しないことを言及していることがよくあるが、正にそれと同様のことが、片づけの分野にも起こっているのだろう。
③短期集中決戦を覚悟する
【一気に片づけると、部屋は一気に片付く。】
ダイエットをすると、リバウンドが心配されるように、片づけもリバウンドするんじゃないか、という恐怖感から、少しづつ片づけの習慣をつけることを提唱する本もある。
しかし【片づけの習慣を少しずつ身につけていこうとするから、いつまでたっても片づけられないままなのです】とこんまりさんは全否定(笑)
ある意味で一発勝負のお片づけ。
言わば【祭りの片づけ】。
④捨てることからスタート
【一気に、短期に、完璧に、まずは「捨てる」を終わらせる】
この辺は、断捨離を始めとする、各種片づけ本とも共通するところ。
やはり片づけは捨てることからスタート。
必ず誰しもが通る茨の道。
⑤迷ったら「ときめき」に判断を委ねる
【触った瞬間に「ときめき」を感じるかどうか】
コレ、個人的には何かノーベル賞をあげてもいいような発見だったと思う。
確かに何かを捨てている時って、いつも必ず捨てる物を持ったり触ったりしてから決めているんだよね。
【一つひとつ手にとって、触れてみること】はとっても大事なこと。
【本来片づけで選ぶべきなのは「捨てるモノ」ではなくて「残すモノ」】
このことを前提に、何を残すかを、触れて、そしてときめくかを指標に決めて行く。
実に直感的。
⑥モノ別に片づける
モノを片づける時に「場所別」ではなく「モノ別」に、そして正しい順番に片づけること。
その順番とは
【衣類→本類→書類→小物類→思い出品】
特に衣類には、細かいカテゴリー分けがされている。
【トップス→ボトムス→かけるモノ(ジャケット/スーツなど)→靴下類→下着類→バッグ→小物→イベントモノ→靴】
なぜこの順番が正しいと言えるのか。
こんまりさん曰く【それはもう、片づけに半生を捧げてきた私の経験値】
恐れ入りましたm(_ _)m
⑦収納は立てる、たたむ
書類や本等は、よく立てて収納することが基本と言われていますが、著者は一歩踏み込んで、衣類も立てて収納する方法を提唱している。
また、衣類の収納は「たたむ収納」を中心としたしまい方を強く推している。
【本の背表紙が見えるように、立てた状態で収納】
なるほど目から鱗。
●雑感
Facebookの「知り合いかも?」に、こんまりさんがしょっちゅう出てくるもんだから、これも何かの縁。。。と勝手に解釈して思わず書いてしまいました(笑)
読めばわかる素晴らしさなんだけど、一点気になったのは、文中で太字になっていない部分の方が、自分にとって大事なノウハウが書かれていたことかな。
もう自分用なのか他人用なのかわからない書き方をしたので、文語体も無茶苦茶なんだけど、とりあえずこんなもんなのかなと。 -
人生で最も影響を与えた本です。
今や断捨離やミニマリストなど、色々とありますが、似て非なるものかもしれませんが、片付けのジャンルでは間違いなくこんまりさんは先駆けであり衝撃でした。
様々な本を読んだときに、これは良い事が書いてある、覚えておこう!と思っても時と共に忘れてしまうのですが、この本は一生忘れられません。
ちょうど実家の片付けをしなければいけないタイミングで読んだのですが、いともすんなりと片付けられてしまったことは個人的な伝説です。物が溢れかえっていた私からは考えられないことです。
10年以上経った今でも、こんまりイズムがずっと心にあり、何かの時には、よくメディアで目にしたこんまりさんが溢れかえる物の中に神様のように座っておられる姿と、この本の内容が浮かんできます。
書類は基本全捨て
プレゼントはもらったときに役目を全うしている
…
こんまりさんは、この本もときめかなければ潔く処分するように仰ってましたが、とんでもない。一生ものの本です。 -
まずすべてのものを床に並べて、それぞれ手に持って物と対話しながらときめくかときめかないか感じで、今必要でないものはその出会いに感謝しながら外の世界に卒業してもらう。感謝しながら、物と対話しながら片付けることによって、自分にとって本当に必要なものが分かり、未来が変化していく(らしい)
さすがに現場と様々なケースを根底にインスパイアされた内容だけに、書き方は平な書き方だが、本質的な問題を把握していると感じた。
帰宅したときに、部屋に向かってただいま、ものに対して今日もありがとう、そういった気持ちがものを大切にし、自分にとって本当に必要なものがわかるようになる。
なかなかものを捨てられない母に、この本をぜひ読んでもらいたいと思いプレゼントしようと思う。 -
久しぶりに再読。
何度読んでも、新しい気づきがある。
今回も、いろんな断捨離や片付けの本を読みつつ、行き詰まってまたこちらの本を読み直すことに。
この人の【直感を大事にする考え方】、読んでいて本当に心地がいい。
読み終わってすぐに洋服を整理することに。
なかなか捨てられなかったスーツや、ブランドの服をやっと捨てられた。
改めて着てみて、感動してまたラックに戻した服もあるけれど、【自分の好き】を再認識できてよかった。