- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763193445
感想・レビュー・書評
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書くことや内省、自分を深く知ることがすきな私にとって、この本に出会えたことで間違いなく人生の質が上がった。出会えて本当に嬉しい本。この本を読んで、私の人生にとって大切な習慣がいくつかできて(朝起きて3ページのモーニングノートを書くこと・自分の心の中に住むアーティストと定期的にデートすること)、しかもそれがもう2週間近く続いて定着してる。この本を読んで得た新しい習慣によって、最近毎日「いい日だったな」って終えられるようになってる。読めてよかった。これからも自分の創造性を大切に育てたい。
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この本に書いてあるのは自分の中に住むアーティストを育てるための12週間のエクササイズ。
基本のツールは毎日のモーニングページと週一回のアーティストデート。
それと、毎週いくつかの課題があって、始めるときには3ヶ月は長いように思ったけど、それをこなすのに結構忙しくて、あっという間に過ぎてしまった。
この本のタイトルを見たときに、ずっとやりたかったことって何だろうと思い、それが知りたくてエクササイズを実践したのだけど、ずっとやりたかったことが、あまりにも多くて驚いた。
今は、それを出来ることから少しずつ実行し始めている。
このエクササイズはアーティストだけではなく、自分らしさを取り戻したい人や自分のやりたいことを知りたい人にもオススメできる。 -
読み終わって実践中。とても素晴らしい本になりそうな予感。12週間を実践していく本なので、実践してからまた感想を書きたいと思います。
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創造的な人生を送るための示唆に富む言葉を、たくさんもらえた。
・モーニングページ…毎朝3ページほどの手書きの文章。意識の流れをありのままにつづったもの
・アーティストデート…週2時間ほど、自分の内なる創造的な子どもとのデート
・自分にとっても、他人にとっても、自分がかっこ悪く見えることが何度もあるだろう。だが、恥をかきたくはない、かっこよく見られたいという欲求は捨てなければならない。創造性を回復する道の途中で、いつもスマートでいることなど不可能だ
・作品を生み出せるようになろうがなるまいが、同じように年を取る。さあ、さっそく、はじめよう
・もしあなたがあと5回の人生を送れるとしら、それぞれの人生で何をするだろう?
・「クレイジーメーカー」(カリスマ的だが抑制がきかず、問題ばかりもっていて解決策をもたない人間)は創造性の敵。あなたの身近にいるクレイジーメーカーは、あなたが自分の人生を妨害するために、自分自身で選んだ障害なのだ
・成功しても失敗しても、人生の真実は、その質とほとんど関係ない。人生の質はつねに喜ぶことのできる能力に比例している。喜ぶことのできる能力は、日常の細部に目をやることによってもたらされる贈り物なのだ
・「大いなる創造主よ、私が量の面倒をみますから、あなたは質の面倒をみてください」
・怠惰、無関心、絶望は敵だが、怒りはそうではない。怒りは友達である。素敵な友達でも、やさしい友達でもないが、きわめて誠実な友達だ。それは、私たちが裏切られたときや自分自信を裏切ったとき、かならず知らせてくれる。そして、自分の興味に従って行動するときであることを告げてくれる。怒り自体は行動ではない。行動への招待である
・本気で関わった瞬間に、神意が働く。本気で関わる決心をしたとたん、物質的にもあなたの助けになる出来事の流れが生じ、信じれれないような出来事や出会いが次々に起こるものだ
・私たちは自分を出し惜しみし、内なる創造主が与えてくれるものに、無意識のうちに制限を課す癖がある。それゆえ、想像を超える贈り物を受け取ると、往々にしてそれを送り返してしまう
・多くの幸運は「隣人」「行きつけの歯医者の兄弟」「私の妻が、いっしょに大学に通った人物」といった身近なところからくる
・人はみな、自分勝手だと思われたくないばかりに、自分を見失い、自己破壊的になる。この自己殺人は意識的ではなく、潜在的に進行するものなので、私たちはそれになかなか気づけない
・自分がどれだけ本来の自分から遠ざかっているか確かめる方法…「もし、何をしても人から頭が変になったと思われたりしないとしたら、私は何をするだろう?」と自問する
・クリテイティブな活動は、お金に余裕があるときにだけやればいい...。多くの人はそう考える。だが、それはいつのことなのだろう?
・常識を私たちに注ぎ込むのは、地上の父親、母親、教会、教師、友人であって、創造主では決してない。創造主は良識的ではないし、これまでも良識的であったためしはない。どうしてあなたは良識的でなければならないのだろう?自分を殺してするつらい仕事になんらかの徳があると、あなたはまだ考えているのだろうか?
・何かをうまくやれるようになるには、最初は下手でも、進んでやってみなければならない。ところが、私たちはそうはできない。「他人に見られてもこれなら恥ずかしくない」という境界線を引き、そこから出ようとしないのだ。たとえ息苦しくて退屈な生き方だと感じてもそれを捨てきれないのは、境界線の内側にいれば、安全だと感じるからだ。そのような安全性は代償が高くつく幻想である
・リスクを負うこと自体に価値がある。もし完璧にやる必要がなかったら、あなたは何をしたいのだろう?
・創造性を阻まれた多くの人たちは、夢を追及するには年を取りすぎていると自分に言い聞かせる。しかし、私たちが本当に気にしているのは年齢ではない。人のやらないことをして、他人に白い目で見られたくないからだ
・心底、楽しく創作に打ち込んでいれば、他人が何をしているかなど気にならなくなる
・まだ子どもの内なるアーティストが、怖くなったときに頼れるのは母親だ。私たちの周囲には、足を引っ張ろうとする人が手ぐすねを引いて待ち構えている。彼らに、そんなことはさせないことだ。そのためには沈黙を守り、手の内を明かさないようにしなければならない。「口をすべらせないこと」。自分の望みを胸の内にしまっておき、大切に育てることが必要なのだ。そのようにしてはじめて、自分の望みをかなえることができる
・自分の道をふさぐ障害から逃れたければ、自分の意見を軽々しく明かさず、疑り深い人たちの間では沈黙を守り、自分を理解してくれる人を正確に見抜き、その人たちだけに自分の考えを述べる術を学ばなければならない -
「いつか読んでみよう」と思っていた1冊。これまでも割と「やりたいことは、やるべきことだ」を合言葉に仕事も取り組んでいることも変えてきたりしたけど、それでよかったんだろなと背中を押してもらえた1冊でした。でも、もっとたくさんのことを我慢せずにやってもいいかもしれない。最終的に何がやりたいかなんて今は見えていないとこにあるのだから、人の評価は気にせず、自分がそれをおもしろいと思うか、やってみたいと思うかで次にやることを決めていくのもありかなと思えた1冊でした。
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数年に一度読み返したくなる本。
12週間のワークはすんなりうまくいくものではないし、気分によって続かなかったりすることのほうが多いけど。ひとりでただ日記をつけたりモーニングページをやってると、結局自分のやりたい方に持っていったり、逃げが生じたりするのを、この本の問いかけが少しずつ正してくれるような気もする。
この本が全てではないし、ぜんぶこれの通りにするのは難しいけど、生き方に対してヒントをくれる本です。 -
何かを生み出したいと思っているのに、そうできない人達についての励ましの本。環境だったり、人目だったり、もしくは自分自身への嫌悪から言い訳したりして「やりたいこと」から逃げ続けた人へのエールと取れる。
これにもなぜかスピリチュアルっぽいことが書かれているけれども、創造するということと切っては切り離せないものなのかもしれない。大きすぎる目標ではなく小さなものからコツコツと、を薦めている。いきなり誰でも大きなことができるわけではない……自分自身や環境と戦いながらいかに自分の想像性を守っていくかが焦点になるということを教えてくれる本。