- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776208228
感想・レビュー・書評
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・人生の節目には保健を見直す。
・一流は靴を見る。
・字はその人の性格そのもの。
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具体的な話をしているのが良かった。
著者が銀行の元支店長ということもあって、銀行の仕組みや活用法、借り入れや資金繰りに関する話はかなり説得力がある。
借り入れでは「金額」と同様に、返済期間・利率などの「返し方」が重要である。
自分の信用情報を取得できることも初めて知った。
全国銀行個人信用情報センター(KSC)、㈱シー・アイ・シー(CIC)、日本信用情報機構(JICC)など。
家計に占める各費目の理想的な割合も参考になった。
貯蓄は手取りの15~20%くらい。
家賃は25~30%、保険料5~7%、通信費・光熱費7~8%、食費10~15%、交際費5~7%、雑費3~5%など。
しかし、独りよがりだったり、精神論的な話が多い。
さらに、後半にかけては自分が成功した不動産投資を無責任に勧めるような内容になっている。
節約するために「毎月の小遣いを6万円と決めた」とか、「1週間1万5千円で過ごす」とか、節約する人の金銭感覚ではない。
三井銀行出身で今は7000万円の不動産収入があるらしいから、庶民とは違うのだろう。
学習院大卒らしいし、おぼっちゃまなのかも。
「パンがないならケーキを食べろ」とか素で言いそう。
実際、「結婚する前に家を買って、ルームシェアして家賃収入を得て、結婚したら新しい家を買って、古い家は貸すか売ればいい」という夢物語を本文で語っている。
「借り手・買い手がいないリスクはあるが、それなら立地とかにこだわった物件を探せばいい」とか言い出す始末。
それができれば誰も苦労しない。
保険では、とにかく定期よりも終身を押してくる。
場合によりけりだという説明はできないのか?
「こういう家族構成、年齢なら~」とか。
終身は保険料が高いから払い続けられなくなる可能性とかは、金持ちには想像できないんだろう。
貯蓄になるとか言っているが、払い始めてしばらくは払込額を下回る返戻金にしかならないことも、気にも留めていないようだ。
保障額の意味もよくわかっていないのか、「1000万円の終身が妥当」とか。
必要保障額は人それぞれ違う。
ネット保険も勧めているが、保険に疎い人が誰にも相談せずに適正な保険に加入できるだろうか?
クレジットカードについては、コンビニ等でも活用して明細で資金管理するように書いてあるが、普通の人はクレジットだと支出している感覚が薄れて、無駄遣いが増えてしまうと思うから、私は反対だ。
そして唐突な「財布はお金の家」とか「財布は自分の心臓の近くの左胸ポケットへ」という精神論。
加えて「何度もビニール傘を買うのは無駄だが、高級靴が濡れるのは嫌だから雨が降ったらタクシー」という馬鹿げた話。
というかそもそも、各質問で「どっち?」と聞いておきながら、どちらとも明言しないことが多すぎる!
「どっちもダメ」とか、「お金が貯まるかどうかはともかくお金持ちはこうしてる」とか。 -
2つの選択肢があってどちらが良いか
という問い掛けは初めて読んだ自分にもすごく分かりやすい内容だった。
知っておいて損のない知識を取り込めた。 -
たいした内容ではない。マンション経営のリスクが高い。
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メガバンクではなく信用金庫に預けた方がいいなどはあまり目にしない知識だったので参考になった。
それ以外の部分ではマネーリテラシーの基本的な事が書いてある印象。質問形式で読み易くはあった -
本著は主にお金の貯蓄・運用について、下記の項目をメインに著者の考え方が書かれています。
1.生活習慣
2.保険運用
3.不動産投資
本著の内容のうち、生活習慣については、無駄な支出を減らす考え方など、万人に進めやすいことが書かれているので読む価値があると思います。
ただし、保険・不動産については著者独特の考え方が多く、多数の人に進めることができるとは思いませんでした。
例えば保険は絶対に終身保険で掛け捨ては損である、と書かれていましたが、終身保険とは、保険+資産運用の抱き合わせ商品のことです。保険の本質は発生確率は低いが、発生したときに大きな損害が出てしまうものに対する備えです。資産運用を行う目的なら保険と併用すると損をする可能性が大きくなるので、考え方としてどうかなと思いました。
不動産についてもローンをして良い物件を所持しよう、と書かれていました。しかし「良い物件」を見つけることがそもそも難しく、大きなお金が動くのでローンを組むことで資金がショートする可能性が高いです。少なくとも本著のターゲット層である「貯蓄を安定的に増やしたい人」向けの話としては不適切ではないかと思いました。 -
金融業界に勤めていた著者の視点から、銀行や信用金庫のカラクリを分かりやすく解説してくれる。
就活ノートを活用し老親とのお金の会話をはやめに。
信用金庫に親子二代でお金を貯め、信頼されるようにする。
SBIなどのネットバンクが主流になってくると、これからは一部の経営者や個人事業主の人しか銀行との対面の必要性がなくなってくるかもしれない。なので本著は今までの時代感の中での処世術なのかなぁとも思ったり。
でも、うちも親が高齢になってきたので、お互い元気なうちに資産の話なども相談する機会を持ちたいと思った。 -
人生にかかるお金のことが丁寧にかかれていて参考になった。
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1.自分はお金が貯まらない人なのか確認するため
2.お金が貯まる人と貯まらない人がどんな選択をするのかを比較していく本です。大切なことは、常にお金が増える選択肢を選ぶことです。あくまね一例ですが、マイホームを建てるタイミングは?という質問で、著者はできるときにすぐ建てると述べています。こらは、マイホームといって自分一人で住むのではなく、ルームシェアをすることで収入源を増やすことが目的です。また、今話題になっている保険については、多少高くても終身保険に加入し、将来はの投資を考えるべきだと述べています。
このように、常にお金が増える選択肢を意識して生活することで自分が貯まりやすい人になれると述べています。
3.常にお金が増える選択肢を選ぶということが大切だというのはわかりました。著者自身、メガバンクに勤務していたことや、今不動産経営者ということで、貸す側と借りる側の両方の立場から意見を述べているので、読者にも納得できる一冊でした。
今日読んだ横山さんも言ってましたが、金が見える化できていない人は金に逃げられるということ、失いやすいということが身に染みました。 -
元銀行員が貯金のコツを教えてくれる。住宅ローンや保険のこと等、社会人1年目に読んでおくと面白かったと思った。