人間仮免中

著者 :
  • イースト・プレス
3.94
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本棚登録 : 1586
感想 : 251
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781607412

感想・レビュー・書評

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  • 壮絶な人生の事実。
    この漫画をかきあげたことは本当に凄い。。

  • 鬱病×AV女優×ヤクザで現実離れすぎる。

  • 卯月 妙子
      イースト・プレス (2012/5/18)

    ドギモをぬかれたコミックです
    全く知らなかった著者
    なんと壮絶な人生 ってまだお若いけれど

    共感は無理でしたがただただ唖然と読みました

    人間てなんだろう?なんて考えたり

    ≪ 振幅の 大きさゆえに 静止する ≫

  • レビューの評価が高かったので、とても期待しましたが、著者の行動がぶっ飛びすぎて理解が追いつきませんでした。
    絵がとてっも汚いのも手伝って途中でお腹いっぱいになって読むことを断念。
    全身にイレズミしたり、スカトロ系のAV出演したり、自殺未遂したりで、どうしてこんなに自分のことを大切にできないのか理解に苦しむ。
    とにかく全編において全然わからなかった。

  • ページをめくるのを躊躇した。あまりにも強い生と死の臭いの間で、こちらの息がしにくくなった。でも読むのをやめられない、想像することは出来ない、見たことのない世界。統合失調症は今や身近な病ではあるけれど、実際に体験したことのない私には想像することがとても難しい。でも、それでいいと思った。訳知り顔で、分かるよ!なんて言っていい話ではない。
    卯月妙子の人生はあまりにも壮絶過ぎて、咀嚼して飲み込めるような単純な話は一つもないのだけど、この人が生きてるだけで最高だ!と言えるまでに回復できたことは、すごいことだと思う。ボビーさんの不器用ではあるけれど、強い愛情や、家族の支えがあってこそのものだと思った。
    正直、統合失調の症状が出てる部分は読んでいて怖い。誰にでも、なる可能性のある病気。今、たまたま私はその病に罹っていないだけで、いつそうなるのかわからない。私がそうなった時、この人の周りの人たちのように支えてくれる人はいるだろうかと考えさせられた。心臓が痛い。

  • 私は、この本を読むまで卯月妙子さんを知りませんでした。
    失踪日記と同じ出版社だったので同じ毛色のエッセイ・コミックかと思い購入しました。

    ページをひらくと、いきなり無表情なバンジーシーンから始まり度肝を抜かれました。
    その勢いで一気に読んでいると、ほのぼのとしたのろけ?話が続く中でいきなり冒頭のシーンに。
    そしてそのあとは、このある種荒れたタッチでないと直視できないであろう話が続いていました。
    でも、退院したシーン、退院後初めての○○○したシーン、朝出勤するボビーを見送るシーンに
    ほろりと涙が浮かびました。ああ、この人が生きていてよかった、と。

    私は当事者ではないので、統合失調症という病気?に対する理解が深まったと言うことはできません。
    でも、この本を読んだおかげで、その状態を想像することは、とてもしやすくなりました。

    余談ですが、同じ日に羣青 下 (IKKI COMIX)を買ったのでその対比が面白かったです。
    羣青も魂のこもった素晴らしい物語ですが、漫画は絵でできているけど、漫画が伝えるものは絵だけじゃない、と色々考えさせられました。

  • 【感想】
    こんなにも理解出来ず読んでいて苦しくて読みたくないと思う場面がたくさんあるとは思わず読んでしまった。
    特に卯月さんの入院中に起こる妄想はまさに次元が違い、出来事に全く共感できず、読書でこんなにしんどいのは始めて。
    だけど、そんな想像もしたことない世界を乗り越えてく卯月さん、ボビーさんや家族には「生きる」「愛する」が強くカッコいい。

    【こんな人にオススメ】
    ほのぼのよりもハバネロ級の刺激が好き
    安定してるってつまんないな
    他人が羨ましい

  • ブクログで見つけてレビューも読まずに、内容知らずにタイトルだけで図書館で借りました。手元に届いて、その分厚さにびっくり!めくったらマンガでした。そして数ページ読んで・・・・ちょっと後悔しました。

    その後悔は、読み終えた時にはなくなっていたけれど、それでも「よかったよ!」と万人には勧められない...

    ブログにて詳しいレビューしています*
    https://happybooks.fun/entry/2014/08/30/000000

  • 2012年。著者は卯月妙子。

    統合失調症を患う作者が、自分の人生を綴ったエッセイ漫画。

    何も知らずに読んだので、壮絶すぎて絶句した。すごすぎる!!!ざっくりあらすじを書くのももったいないくらい、とんでもない人生です。予備知識ゼロで読んでほしい。確実に予想を超えた展開だと思います。

    こんな風に生きてる人がいるんだ・・・。本当に言葉も出ないです。そして号泣でした。

    一生忘れられない作品だと思います。映画化も出来ないだろうな・・・。

    『刑務所の中』、『僕の小規模な失敗』、『失踪日記2 アル中病棟』、『ペスセポリス』、『マウス―アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語』と並ぶ、エッセイ漫画の金字塔。

    Amazonで中古が1円なので、送料を含めて351円で買えます。 是非買って読んでほしいです。

  • とにかく内省がなく、主観で突っ走った結果、異様な明るさに包まれている。

    統合失調症の症状と薬の作用・副作用を織り交ぜながら、描かれるのは人との絆

    確かに後半は著者が精神障害を患いながらも、生きていけるのが、人の繋がり、支えであることにほっこりした気持ちにならなくもないのだけれど、少しばかりは必ずあるであろう裏が全く描かれないため、空虚な気持ちになってくる。

    光を当て過ぎて、影の無くなった世界
    本当の影は色濃く、大きいのかもしれないし、誰かを闇で包んでいるかもしれない。
    そんなところに想いを馳せてしまう人は読まない方が良いと思う。

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卯月妙子の作品

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