最後の証人

著者 :
  • 宝島社
3.82
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本棚登録 : 1268
感想 : 261
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796676861

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーとしては王道なのかなと思いますが、
    面白かったです。

  • むむっ。見くびっていたわけではないですが、予想以上でした。ストーリーも心情描写も全体に読み応えがありました。

  • これはすごく面白い!
    検事vs弁護士だけれど、物語の組み立てが上手だ~!!「このミステリーがすごい」大賞を受賞されたみたいですが、まだ柚月氏のことは全然知らず、たまたま図書館で見つけた本の表紙がかっこいいし面白そうと思わせるものだったので、手に取ってみたのですが、私好みの本で、どんどん引き込まれてしまい、あっという間に読み終わってしまいました。シリーズ化されているようですので、続きも読んでみたいと思います。
    これからも注目していきたい作家さんが増えました(^-^)

  • ミスリードにまんまとやられた作品。
    ウルッときたり、理不尽を感じたり、楽しめた。

  • 中盤で驚かされた。終盤はそれぞれの心情を思うと涙腺ゆるむ。すっきりはしないけれどいいもの読んだという感想。

  • もっとスッキリできるものだと思ってた、、、後味わるっ

  • ニコチン中毒で大切な裁判の前に深酒をする、うらぶれた中年男の風体でありながら敏腕弁護士として名を馳せる元検察官の佐方。彼は一人の被疑者の無罪を勝ち取るために裁判に臨もうとしていた。

    雨の日に息子を飲酒運転で殺されたにもかかわらず、相手が不起訴となり息子に罪を着せられたことに怒り苦しむ夫婦。

    佐方と夫婦、ふたつの視点が交互に入れ組む。どこに仕掛けがあるのだろう、と読み進めて、ラスト、こう落ちるのかぁと手を打ちたくなった。

  • すごく良かった!
    登場人物のそれぞれの背景とかすごく丁寧で入り込んだ。
    他の作品も読んでみたい!

  • 大藪春彦賞を受賞した「検事の本懐」から読んでしまったから、内容に物足りなさを抱いてしまった。
    シンプルだけれど「人間を描く」前作に好感と嗜好が合致してしまったので…。

    佳境は「矢張りそう来たか」
    タイトルにもなる最後の証人は「うう、怪しいとは思ったが…」

    遡ってデビュー作を読んでみます!

  • 『誰でも過ちは犯す。しかし、一度ならば過ちだが、二度は違う。二度目に犯した過ちはその人間の生き方だ』

    ヤメ検弁護士、佐方貞人1作目。
    先に検事時代の佐方「検事の本懐」を読んじゃってたけど、
    逆にこの作品を十二分に楽しめた。

    事件はホテルで起きた刺殺。
    証拠は全て被告人が犯人であることを示している。

    法廷シーンと、過去に起きた小学生交通事故死の両親の物語が交互に展開します。
    真実を見つめれば、裁きは遅れてでもやってくる。。。

    現在進行中の裁判と、裁かれなかった過去の罪。
    最後の法廷シーンは胸が熱くなりました。

    真面目に真実を見つめるやり手弁護士。でもヨレヨレのスーツに寝癖、酒臭いまま法廷に出廷(笑)。

    弁護士佐方、ぜひシリーズに!!

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著者プロフィール

1968年岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同作は白石和彌監督により、18年に役所広司主演で映画化された。18年『盤上の向日葵』で〈2018年本屋大賞〉2位となる。他の著作に『検事の信義』『月下のサクラ』『ミカエルの鼓動』『チョウセンアサガオ咲く夏』など。近著は『教誨』。

「2023年 『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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