- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796680011
感想・レビュー・書評
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展開はほぼ読める。
けれど、爽やかな読後感を期待して読み始めたので問題なし。
有機化学はからっきしだけれど、ってレベルの自分でも楽しめる範囲で、全合成という学問を絡めていた点もGOOD!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どんなに複雑な物質であっても、瞬時に合成ルートを編み出す能力を持つ大学院生・藤村桂一郎。ところが彼は研究室にやってきた新人秘書・真下美綾に一目惚れし、能力を失ってスランプに陥ってしまう。そんなある日、カロンと名乗る黒衣の妖女が「キミの能力を取り戻してあげる」と現れ、美綾への告白を迫られるが……。
このミス大賞優秀賞。
このミス?
東大農学部の研究室の様子とか仲良し研究室メンバーとか研究の過程の話とかは生き生きしてて面白い。
しかしラノベ感がすごくて、ラノベを期待して読んだ訳じゃなかったのでちょっとつらかった。
カロンに主人公を救うよう依頼した人物がいて、その依頼者が誰なのかってところがミステリー部分のメインなんだと思うんだけど、うーん……。
ネタバレてしまえば性同一性障害を利用したネタなのだけど、そのトリックを書くためだけに障害を持ってきたように見えてしまうのがちょっと。
作中では意図的に描写を省いていたし主人公も気づいていなかったけど実は女性だったんですよとかだったらまあありがちだけど、もやっと感はなかった気がする。
まあラノベだと思って軽い読み物として楽しめた。
あとこれは私怨みたいなものだけど、ちょこちょこ流行りのオタクっぽいネタを取りいれて、実は作者も隠れ?オタクなんですよーを匂わせつつ作中ではそのネタ使ってるオタクをバカにするような話を見かけることが多くてちょっともやっとする。 -
有機化学に没頭している理系男子の恋愛もの、かと思いきや、ファンタジーのようで、意外とサスペンスの要素もあり、最後まで読み終わってから、あー楽しかった、と思える作品だった。
舞台は東大農学部の研究室、研究に関して天才的な能力を持つ主人公も恋愛に関してはまったくの初心者で、思わず応援したくなる。その研究にいるメンバーも個性的でおもしろい。
ラストはちょっと強引かな、さらに言うと、本人たちはいいけどそれ以外の人たちはそんな扱いでいいの?と思う。でもまあ、ハッピーエンドと言っていいのだろう。読後感はよかった。
化学の用語がたくさん出てくるが、主人公の研究の内容についてまったく理解できなくてもストーリー展開には関係ないので、理系は苦手、という人でも読むのに差支えはない。 -
軽く読める。
依頼者が誰か全然わからなかった。
内容としては好きなのだが、実験結果がどうなったか知りたい。
結果ごどうなったかがあれば評価もかわってくる。
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さらっと読めました。
大学の研究室や学食を思い出しながら読めました。
なんでもありな感じが、ちょっと…。 -
久しぶりに読んだ本だったがさっくり読めた。
内容はミステリーというよりはファンタジーに近かったと思う。
ただ依頼者が意外な人物だったのはよかった。 -
誰が依頼者なのか? 岩館さん?神埼先生?まさか真下会長???ひょっとして…とは思ったものの、まさかの展開にちょっとビックリ。
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まぁまぁだったけど
ミステリーっぽくはないなぁと。
ハッピーエンドで
読後感も悪くない。
さくっと読めた。 -
うーん。そこそこ。落ち読めちゃうからなー