- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796680011
感想・レビュー・書評
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ミステリー枠じゃない気がする。
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まさかのどんでん返しにびっくりしました▲▲わら 結果的にははっぴーで良かったです(^-^)◎
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どんなに複雑な物質であっても、瞬時に合成ルートを編み出す能力を持つ大学院生・藤村桂一郎。ところが彼は研究室にやってきた新人秘書・真下美綾にひと目惚れし、能力を失ってスランプに陥ってしまう。そんなある日、カロンと名乗る黒衣の妖女が「キミの能力を取り戻してあげる」と現れ、美綾への告白を迫るが…。東大で理系草食男子が巻き起こす前代未聞のラブコメ&ミステリー。東大卒の著者が描く“日常系コメディ”登場!天才的化学センスをもつ藤村桂一郎は、初恋によってスランプに!突然現れた死神・カロンに振り回され、超オクテの草食男子はどこへ行く!?2011年第9回『このミス』大賞優秀賞受賞作(amazonより抜粋)
この人が「キミ」だったら面白いだろうなっていう予想をそのまま突き通してくれた物語でした。
予想通りではありましたが、「キミ」と思わせる人物が数人いたので、その人物がもし「キミ」だったらガッカリして終わったと思います。
だから予想内ではあっても、その結末が面白かったです。
ただすっごくご都合主義の小説です。
死神がここまで辻褄あわせのために登場すると安く感じてしまう一冊になったような。
天才の理系の学生がたった数行で死神の存在を肯定しているところも頷けない。
だから死神が絶対的な存在としてここで登場してくるので、ひどくファンタジーっぽいです。
恋愛と死神というアンバランスの内容ではありますが、そのバランスが上手かった気もします。
イメージとしてはバタバタ・ラブコメディでしょうか。
なのに現実は「このミステリーがすごい!」に選ばれてるし。
前から「このミス」の選定がおかしいと思っているのは私だけかな。 -
イラストと、東大の有機化学研究室が舞台と言う設定に期待を最大限膨らませて一気読み。
どんでん返しの意図、隠されたその人も序盤で勘づいてしまったし、ラストはそれでいいのか…?というなんとも言えない無理矢理なハッピーエンドがどうしても解せない。
あまりにリアルな実験や学生生活の描写が素晴らしいのに、ラストが勿体無さ過ぎる…。 -
「このミス」優秀賞と、表紙にひかれて読んだ1冊。
最近の「このミス」受賞作品は、こういった展開が多い気がするのですが…
理系草食男子が恋をすることによって、ひらめきを失ってしまう。
そんな状態に陥った彼を救うためにやってきたのは、得体の知れない「カロン」と名乗る妖しい女(?)。
恋に奥手な彼のために、ちょっとばかりの不思議現象を巻き起こし、見事スランプを脱出させられるのかというだけでなく、「愛と研究どちらを選ぶ?」や他にも選択していかなければならないことが出てくる、ちょっぴりせつない恋物語なのかな(苦笑) -
もやしもん+ハチクロ/有川浩という感じの話。
ハチクロっぽいなーこのシーンと思っていたら
ハチクロが出てきて驚いた。
幸せになってよかったの一言に尽きる。 -
2011/5/21読了。
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はじめましての作家さん!
・・・多分アンソロジーなどでも読んだことないと思います。
この作品がデビュー作なのかな?
完全にジャケットで気になり、図書館で予約しようと思ったら置いていなかったので、リクエストして入荷して貰いました。
『第9回このミステリーがすごい!』大賞受賞作品。
原題は『有機をもって恋をせよ』だったそうです。
個人的には原題のほうがいいと思うんだけどな・・・ww
『ラブ・ケミストリー』ってなんかちょっぴり安易という印象を受けました。
森見・万城目さんが京大でこの作品の舞台は東大。
しかも東大理系男子。
どんな複雑な物質であっても瞬時に合成ルートを編み出すことができる能力をもってる大学院生が主人公。
でも恋に落ちた瞬間その能力が使えなくなってしまう・・・というお話。
ただの恋愛小説と思いきや、この世界の人ではないカロンという登場人物が出てきます。
伊坂幸太郎さんの『死神の制度』のような感じ。
まあカロンは死神ではないんですけどね。
だから最初ラブファンタジー系なのかな・・・と思ったのですが、『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しているわけですよ。
これのどこらへんがミステリー?とずっと考えながら読んでいたのですが、最後の最後にどんでん返しされました。
「なるほどそういう事ね」と思う展開でした。
私は化学が一番苦手な教科だったので、実際実験の内容などはちんぷんかんぷんでしたが、理系の人は読んでて面白いと感じるのではないでしょうか。
レビューを読んでいると「理系あるある」が詰まってるらしいですw
解説に草食系ではなく、『絶食系』という言葉が妙にしっくりきました。
主人公の藤村桂一郎視点とダイアローグで構成されています。
このダイアローグの視点の人がいったい誰なのかっていうところがポイントですね。
途中藤村くんの実験に参加しているという事から先生かなとも思ったのですが、見当ハズレでしたね。
あ、岩館さんはないなと思っていましたw
完全にやられましたねー。
今思うとあらゆるところで伏線あったんだなーと思うのですが、全く気づかなかったです。
あれ?と思い始めたのは千尋さんがそっちだとわかったときです。
真下さんとの恋の行方は「えええええ」という感じでした。
本当にそれでいいの!?という・・・。
ちょっとキレイに収まりすぎてる感が否めなかったです。
でも文章や展開は好きでした。
喜多さんの作品をもっと読んでみたいです。
ラノベ・ラブコメ・ミステリー色んな要素が入ってて面白かったです。
2010.018 -
恋か研究か⁈
二者択一な問題じゃないとは思うけど,恋か仕事中かって選択が重要になる時もある.
そんな時,自分自身はどっちを選ぶのかな⁇