- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799900130
感想・レビュー・書評
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絵が絵画のようで、眺めるだけでも素敵です。
文字が多いタイプですが、一気に読めて、可愛らしいストーリーだと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この組み合わせでいいものができないはずがないでしょう。表紙を見ただけで傑作の予感。そしてそれは裏切られない。
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小さなしろうさぎさんがお母さんにいろいろ言うところがとってもかわいい.酒井駒子さんの絵も素晴らしい.
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”しろうさぎは、もりのなかの ちいさないえでうまれました。
ちいさないえでしたけれど、しろうさぎにとってひつようなものは、なんでもそろってました。”
ステキ -
児童文学の名手の石井睦美さん×幻想的な作風の酒井駒子さんの絵本。かわいいおはなしです。
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私がこれまで見た、酒井駒子さんのうさぎの絵は、「ぼく おかあさんのこと…」、「ゆきがやんだら」と、いずれも男の子でしたが、今度のしろうさぎは女の子で、これまたとても可愛いらしい絵ばかり。
初めてジャムつきのパンを食べたときの、おかあさんを見つめるしろうさぎ。
くろうさぎに話しかける、ベッドの中のしろうさぎ(隣のページのラフな単色画も可愛い)。
泣いた真相を打ち明けた後に、ほっとしたような表情のしろうさぎ。
等々、一見、絵にぼやけたような感じを出しながらも、その時その時の、目に表情が表れる感じといいましょうか、しろうさぎの無邪気でまっすぐな心情が分かるようで、微笑ましい気分にさせられます。
また、微笑ましいといえば、石井睦美さんの物語もそうで、幼いしろうさぎが、りんごという、ひとつの命の存在を知っていく過程を、子供特有の意外性のある、読めない行動の面白さも絡ませて、とても瑞々しく描かれており、また、その雰囲気を作り出しているのは、しろうさぎに必要なものを、全て揃えてくれている、両親の温かい愛情であることを実感させられ、子供を育てる為の環境作りの大切さを思い知りました。
それにしても、りんごのあかちゃんって、こんな形なのですね・・恥ずかしながら、この絵本で初めて知りました(酒井さんの絵がまた素晴らしい)。 -
素直なウサギの子ども。あ母さんが「どちらにおでかけ?」子どもは「ちょっとそこまで」母「そこまでって、どこまで」子「こたえはふたつ。ほんとのこととうそっこのこと。どっちがききたい?」素敵な会話が続きます。
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なつのあとにあきがくる、
眠ると朝がくる、
大人が当たり前に使う言葉って
子どもにとっては
?と勘違いでいっぱい!
と気づかされる絵本。
自分が子どもの頃も、
真剣にやったことが大人に笑われるって
何度も経験したっけ。
こどもの気持ちに戻ったり、
こどもの気持ちをわかるために、
たまに読み返したい一冊。 -
心がなごんみ、気持が良くなる絵本です。
しろうさぎとりんごの木
2013.10発行。字の大きさは…中。
文/石井睦美
絵/酒井駒子
森の小さな家で生まれた白うさぎの微笑ましい出来事を書いた絵本です。
読み終って、お母さんうさぎと、この春生まれた白うさぎを見ていると、心がなごみ、気持ちがほんわかしてきます。
【物語】
白うさぎが生まれた森の小さな家の前には、林檎の木が植えられていて毎年秋になると実がなります。その林檎の実で作ったジャムとコンポートを食べた白うさぎは、あまりの美味しさに、作り方をお母さんうさぎに聞きます。
それが家の前の林檎の木から出来ることを知った白うさぎは、明日の朝に食べに行こうと早く寝るのですが。あの美味しいジャムを思い興奮してなかなか寝ることが出来ません。
翌日の食後に、白うさぎは、丈夫な歯で林檎の木をかじると、あまりの硬さに泣き出します。ビックリしたお母さんうさぎが家から駆け付けると、白うさぎは、ジャムを食べたくて林檎の木をかじったことを話します。
お母さんうさぎが、笑いながらジャムは、りんごの木の実から出来ることを話します。
【読後】
心がなごみ、ほがらかになります。子供のうさぎの気持が手に取るように分かる描写に感心致します。そして、遠足に行った時の前日の寝付けなかったことなどを思い出します。
石井睦美さんの本を読むのは初めてです。
酒井駒子さんの描いた絵本を見るのは「きつねのかみさま」について2冊目です。
2021.04.20読了
※酒井駒子さんが描いた絵本です。
きつねのかみさま 2021.03.27読了
https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/4591079538#