どこかでベートーヴェン (『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 1305
感想 : 200
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800255679

感想・レビュー・書評

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  • 岬洋介の高校時代。天才だがそれ以外は純粋なため、余計に周りが逆恨みする様が醜い。自尊心を刺激され続ける相手にできた弱点に集団で群がり引きずり落とす行動は、集団だからこそできるのだろうけどとても醜悪だった。そんな中鷹村が自身もその才能を目の当たりにして思うところはあっても人として落ちず、威嚇し黙らせたのはスッキリした。
    初めての殺人事件、父親の登場など見所もありだが、最後の一文に持っていかれた。

  • 岬洋介シリーズをもう少し読みたい気分だった。
    舞台が高校だったからか、ライトな感じだった。演奏部分も、今までのものよりは軽くて読みやすかった。犯人については深読みし過ぎてたな・・(苦笑)

  • 岬洋介シリーズ4作目です。今回の主人公は岬の高校時代の友達です。今回やっと岬洋介を堪能できました!主人公が高校時代の岬との思い出を振り返る内容なので、主人公目線で色んな岬洋介が垣間見れます。岬洋介が初めて手掛けた事件。音楽はこの4作の中で、一番影を潜めてます。でも岬洋介を彩る流れは健在です。終わり方を見るとこれで最後?という気もしますが、病気が発症してから音楽に戻って来るまでの過程を、今度は岬本人の目線で書いてほしいなぁ。

  • このシリーズの中では結構好きだった。
    が、ラストの3行はいらないと思う。。なぜここで出しゃばるのか…(萎

    ドビュッシーの登場人物も出てきた。

  • (2018-03-27L)(2022-06-08L)

  • 岬洋介の高校時代での最初の殺人事件。
    音楽科なのに真剣に音楽を志すわけでもなく、レベルが低い故に岬の天才的なピアノに、自己を見つめることなくいじめに発展する。

  • ピアノ3、高校生探偵7くらいでした。

  • 面白かった!
    んですけど、今までのシリーズの内容をほとんど覚えていなくて、
    うーん、また読み返そうかな。
    でも単品でも面白いです。

  • アタシ、ベートーヴェンの月光大好きで‼︎
    懐かしいぃ。地名ばかり。
    加茂署、美濃加茂市、御嶽。広見線。

    架空であろう加茂北高

    めっちゃ、地元感。

    このシリーズで一番かも‼︎
    なぜって
    岬洋介が、わかったぁ。
    初めて好きになった気持ち。

    よかった、鷹村くん⁉︎えっ⁉︎誰?

  • よく出来たタイトル。
    岬の才能に対するクラスメイトの妬みに胸が悪くなった。多かれ少なかれ大人の世界にもある。
    岬が悲運を超えてチャンスを掴んでいることに勇気をもらえる。

    岬のお父さんの期待は身勝手だけど、身内の才能を目の当たりににした時に、その未来に期待が膨らむのはわかる気がする。

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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