- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784809408045
感想・レビュー・書評
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木村秋則さん、とっても魅力的な人柄で、大好きです。
さらにワクワク感を強くしながら生きて行きます!
2回目 2023/03/19
「本から」
この世界で、人間が理解できること、理解していることなんて、ほんのわずかに過ぎない
大事なことは目に見えるものや、地上に出ているものだけではないんだ
大事なことは、目に見えない部分にあります
人生も、いま見えている部分、隠れている部分、このふたつが1対2以上の割合で存在するのではないでしょうか
マヤ暦が2012年で終わっている・・(略)
重要なことは、なにより「時間がない」という事実です
バクテリアは、べつのところから来るのではなく、土そのものに存在しています。この土壌菌はわからないことだらけです
気づいたのはもう自然とともに生きるということは、(略)「自然を活かして生きる」という考え方がとても重要だということでした。
今でも畑に行くと必ず木に一本一本話しかけます
人間の言葉というのは、肥料にも農薬にもなるのです
すべてのものに言葉の力は有効だと思うのです。有機物に限らず、車や機械だってそいう一面を持っていると思います。
食べ物は、人間のからだだけではなく、心も作っているのです。
だれも理解してくれない、そのあいだに根っこがいっぱい広がっていった。
「あれは地球のカレンダーです」
我々が頼りにしている科学なんて、大したことはないのです。
「木村さんが気づいていないからです」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絶対に不可能と言われた、りんごの無農薬栽培を艱難辛苦の末に成功させた木村氏の本。内容は氏が体験した、現在の科学や常識では説明することのできない神秘的な体験の話。
巻頭の寄せ書きに茂木健一郎氏の言葉があり、科学者の立場として、本書で語られる科学では説明不能な話について、木村氏にとっての真実であればいい、みたいなことが書いてあったが、その通りかなと思う。
木村氏の体験が嘘や、空想だったとは思わない。人間が生きていて経験することは、その人にしか体験しようがないわけで、他人はそれを聞いて想像したりはできるけれども、結局、本人の経験したことにはどんなことであれ、嘘も本当もないんだろうな、と思う。
また、人間が今把握している時間以外の時間の流れがある、という話が出てくるが、そういうことはあるだろうなと信じるし、そういうの好きです。自分も実際に体験できたりすると一番いいんだけど。
ただ、とても気になるのは、木村氏が体験の中でいろいろな超常的な相手から示され、そして他言無用を約束させられてお墓まで持って行くというある事実。今の世の中のありのままを考えると、きっとそうなんだろうと思うし、気になって仕方ない。ただ、自分には何が出来るだろうと考えるしかないなと思う。
お奨めの本です。
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無農薬、無肥料でりんごの栽培、木村秋則さんの「すべては宇宙の采配」2009.8発行です。10年以上のご苦労、土の中には2倍以上の根の世界があること、薀蓄のあるお話でした。でも、私が最も感動したのは、りんごの前のとうもろこし栽培の3年間の話でした。仕掛けにかかった子タヌキ、外してもそのまま。そこに母タヌキが来て、怪我した子タヌキの足を舐め始めた。その場で延々と~。著者は申し訳ない気持ちに。タヌキと共生する道を。売り物にならないトウモロコシを提供。翌日はきれいになくなり。それから3年間、被害はなく提供物だけ!
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もっと知りたい
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幽霊のくだりで
「真っ暗な中に目だけしかない印象」ってところ。
「印象」っていう表現が真実の証明という気がします。
なぜならー
私が見たICUのオバケ達も「印象」だったから。
姿形がはっきり見えるわけではなくて、でも性別までもがはっきり分かる…印象があるから。
全ては宇宙の采配
そうなんだろーなー
抗うことなんて出来ない
かといって流れているだけではいけない
【私】の出来ることを常に意識しながら
宇宙を作る一つの細胞として
生きてる意味を考えながら
精一杯生きていかないと! -
青森県でりんご農園を営む木村秋則さんのお話。
青森のりんご農家の次男として生まれ育った木村さんですが元々は全く就農する気はなく、川崎へ集団就職したものの1年半で実家の両親から呼び戻されてしまいます。
農薬に過敏な体質である奥様との結婚、一冊の本との出会い、と さらにいくつかの偶然が重なり、当時は不可能と言われていたりんごの無農薬栽培に取り組むことになります。
重さで枝がしなる程の害虫を一匹ずつつまみ取る。農薬の代わりになりそうな食品を片っ端から散布してみる。ニンニク、トウガラシ、しょうゆ、酢、焼酎、牛乳や土まで。
努力もむなしく害虫は減らず、葉は枯れ落ち、800本のりんごの木々は衰弱する一方です。収入はほぼゼロ。妻と三人の娘、妻の両親、一家7人が貧乏のどん底に。
自分に出来ることはもう何もない。自分が生きる意味はない。ついに秋則さんは一本のロープを握りしめ、独り山奥へ向かうのですが……
例えば戦争や震災の体験とは違い、木村さんの体験した苦労というのは自ら選んで進んだ道ですから、自業自得と言える部分もあります。散々家族を巻き添えにした挙句に自殺!?って情けなく思った読者もいるかもしれませんし、実際に慣行農業に取組む農業従事者の方々には大変不評なのですが、私はこの本の表紙にあるように、歯の無い口で屈託なく笑う木村さんのキャラクターが好きです。
無農薬のりんご作りに成功するまでの軌跡と自然の神秘を、涙を誘うような苦労話ではなく、UFOとの遭遇など不思議体験を織りまぜながら木村さんご自身の素朴な言葉で語られていて、一途に一生懸命に自分の人生を歩いてきた木村さんのお人柄が伝わりますし、また自然が私たちに教え、与えてくれるものの偉大さ・深遠さを木村さんの観察眼を通して改めて思い知らされます。
本棚の奥から引っ張り出して久々に読み返しましたが、新しい命が芽吹く今の季節に、より自然の神秘を感じました。 -
奇跡のりんごのじいさんです。若い頃から龍を見たり、宇宙人を見たり、しまいにゃUFOに乗ってしまったりするのですから、まあ多分、基本的に地球人ではないのでしょうね。
内容的には「奇跡のりんご」のスピリチュアル版ですが、こちらの方が真実に近いような気がします。
面白かったです。
レベル:813
地球上のものとは思えないほどの高い数字です。
波動が上がっているのかね。 -
龍が見えるのは羨ましいな…
怖いけどf^_^;)
物に声をかけると頑張ってくれるよ。
私は小さい頃から結構そうしてた。
自転車とか、車も
声をかけると頑張ってくれます。 -
読みやすい一冊。
UFOや龍の不思議話が本当かどうかは確認しようがないけれど、話としては面白い。
自然栽培と不思議話。 -
レビューが高評価なので手に取ってみました。木村さんの話、その語り口が面白くて2時間くらいで読んでしまいました。無農薬リンゴ栽培方法をてっとり早く知りたいという浅はかな効率主義の人間には適さない、リンゴ栽培に関連して著者が得てきた人生哲学を教えてくれる本です。
目に見えないものを大事にすることの大切さを改めて気づかされました。この本には、信じるか否かはその人依存ですが、目に見えないものを大事にするとよいことがあるという実例もたくさんあげられています。(私は、信じても損はないと思っているので、相手の人柄から判断して、この人は嘘をついていないと思えば信じていますが)
木村さんんは笑顔を絶やさない、おらかで朗らかな人柄なのですが、それもきっと自然に愛されるゆえんなのかと思いました。もともとそのような人柄ではあったそうですが、リンゴ栽培の途中で自殺をしようとするときの状況での心境を読むと、単なる鈍感で天然な人物というわけではないことがわかります。
ジブリの『もののけ姫』への解決策があるとしたら、おそらく、この本がヒントになると思いました。自然と人は共存して『活かして生きる』ことが大事であると説いています。
引用:人間も植物も、地球上の生き物の一つにすぎないんだと思っています。そして万物の長として「活かして生きる」という考えを持つことが、とても大事だと感じているのです。