100まんびきのねこ (世界傑作絵本シリーズ)

  • 福音館書店
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本棚登録 : 935
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000023

感想・レビュー・書評

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  • シンプルな木版画に、リズミカルな民話の語り口、世界中で愛されてきた絵本の古典。一匹だけねこがほしい老夫婦、おじいさんが探しにいくのでしたが、何と100万匹ものねこが…。いつ見ても感心させられます。

  • 強烈な印象の絵本。白と黒だけでここまで力強くインパクトのある絵本は、他に類をみない。好きと嫌いと好みが真っ二つに別れる本だろう。嫌いな子は一度読んだだけで、二度と読まない、そんな本。実は私の子どももそうなので、星をつけるのは難しいのだが、あらゆる意味で超越しているため星5つ。

  • なかなかシュールな話。
    二人暮らしが寂しくなった老夫婦。
    おばあさんが「可愛いネコが一匹いたらいい」と言い、おじいさんはネコを探しに行く。そして辿り着いたネコだらけの丘。可愛いネコ可愛いネコと、目移りして、一匹ずつ拾っていくうちに、100万匹のネコを引き連れて帰る羽目になる。
    流石にこんなには飼えないとおばあさん。ネコたちは自分が自分が…と、ケンカを始めてしまい、怖くなったおじいさんとおばあさんは家の中に閉じこもって様子を伺う。しばらくして静かになると、さっきの猫たちはいなくなってた。「きっとみんなたべっこしてしまったんですよ」とおばあさん。(憶測とは言えなかなか怖い。)
    すると、一匹だけ痩せこけたネコが残っていた。自分はみっともないから、誰にも相手にされずに済んだ…のらしい。
    老夫婦は家に連れて入り、甲斐甲斐しく世話を焼く。そしてふたりの自慢のネコになったのだった。

    声に出して読んだ時のリズムが楽しそう。きっと子どもが喜ぶ。かな⁇

  • 最後のねこが一番かわいい

  • 図書館本。次女と一緒に読み聞かせ。次女に読み聞かせをしていたら、狭いスペースにお尻をむぎゅぎゅと押し込んで前のめりになって聞いている。だから、図書館通いも読み聞かせもやめられないのです!お母さん、嬉しいよ!

  • 登録番号:0141959、請求記号:E/ひ

  • ■伊藤忠010
    #100まんびきのねこ
    #2階本棚・下段

    #ニューベリー賞受賞作品
    #読んであげるなら3才から
    #自分で読むなら小学低学年から

    ■出版社からの内容紹介
    「世界中の子どもに愛されつづける絵本の古典」
    年をとったおじいさんとおばあさんは、寂しいのでねこを飼うことに決めました。ねこを探しに出かけたおじいさんは、たくさんのねこであふれた丘にたどりつきます。しろいねこ、しろくろのねこ、はいいろのねこ、どのねこもかわいく見え、おじいさんはみんなを連れてうちに帰ってきます。でも、そんなにたくさんのねこは飼えません。そこで、おじいさんとおばあさんは、どのねこを家に置くかをねこたちに決めさせようとしますが……。

    #32ページ
    #20×27cm
    #伊藤忠寄贈図書l

  • 厚生省中央児童福祉審議会推薦
    全国学校図書館協議会選定「基本図書」
    NHK読書委員会推薦
    日本図書館協会選定

    どのねこもかわいくて選べず、次々連れて帰るところがおもしろいけど、全部連れて帰ったら非現実的な兆という数に。一番きれいな猫だけ飼うという無責任な一言で争いが始まってしまう。
    謙虚なねこだけは争いに巻き込まれずに生き残り、温かく育てられ、おじいさんとおばあさんにとって世界一きれいなねことなった。
    めでたしめでたしなのか??巻き込まれた兆のねこ達がかわいそうな展開です。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/710720

  • 2018.2.19
    なんておもしろいお話なんだ。絵にもものすごい引き込まれる。こりゃいいわー。100まんびき、1億、1兆…!ねこねこねこ。外国の古き良きナンセンスなおはなし。これを日本に持ってきた石井桃子さんのすごさを改めて実感。

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著者プロフィール

1893年アメリカ合衆国ミネソタ州に生まれる。絵を描くことを職にしていた父の跡を継いで10代から仕事をはじめ、版画家・絵本作家として活躍。版画作品はアメリカやヨーロッパの美術館収められている。主な作品に『100まんびきのねこ』『すんだことはすんだこと』『しらゆきひめと七人の小人たち』(以上福音館書店)『へんなどうつぶ』(瑞雲舎)『スニッピーとスナッピー』(あすなろ書房)『グリムのむかしばなしⅠ・Ⅱ』(のら書店)がある。他に絵本『The ABC Bunny』、青春時代の日記『ワンダ・ガアグ 若き日の痛みと輝き』(こぐま社)など。1946年、逝去。

「2019年 『ワンダ・ガアグ グリムのゆかいなおはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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