- Amazon.co.jp ・本 (17ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834000061
感想・レビュー・書評
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イギリスのむかしばなし。
女の子が、森で道に迷って、誰もいない家に入り込みます。
この家は3びきのくまの家なのですが、くまたちは散歩に出ていて不在です。
女の子は、家の中で大きなおわんのスープと中くらいのおわんのスープと小さなおわんのスープを見つけ、小さなおわんのスープを全部飲んでしまいます。
また、大きないすと中くらいのいすと小さないすをみつけ、小さないすを壊してしまいます。
さらに、おおきなベッドと中くらいのベッドと小さなベッドを見つけ、ちょうどよい小さなベッドに入って眠ってしまいます。
そこへ3びきのくまたちが帰ってきて…。
3びきのくまは、おとうさんぐまのミハイル・イワノビッチ、おかあさんぐまのナスターシャ・ペトローブナ、くまのこのミシュートカという名前。
どこからどこまでもロシアンな名前が迫力ありますね。
イギリスのむかしばなしなのになぜロシア?
このバージョンは翻案がトルストイだからでしょう。
トルストイ…『戦争と平和』の…!?なぜに??
なぜかはわかりませんが、イギリスなのかロシアなのか混乱しますね。
イギリスバージョンでは、女の子の名前はゴルディロックスというらしいです。
そして、『1つ目のお粥は「熱すぎる」。2つ目のは「冷たすぎる」。3つ目のは「ちょうどいい」ので、全部飲んでしまう。』というように、小さいくまのものが全部「ちょうどいい」ということで、ほどよい経済の加減を「ゴルディロックス相場」と言ったり、宇宙で生命の生存に適した宙域を「ゴルディロックス・ゾーン」と言ったりするそうです。おもしろ~。
絵本としては、文字量多いな~という感じです。
3びきのくまたちが帰ってきて、あらされた部屋に1匹ずつ反応していくさまを、大きな声、中くらいの声、小さな声で読み分けるのはちょっと楽しい。
全体的には、無作法な娘っ子に家を荒らされるんだけど、くまのこが一番被害が大きくてかわいそうーって感じの話です。 -
すごいな笑
盗んで壊して逃げ切ったのに、なぜか良かったと思ってしまう人間。
クマだったらこれを見てどう思うんだろう。 -
実際に女の子と森の中をお散歩しているような気分になれます。2歳の娘にはちょっと早いかなと思いましたが、くまさんのおうちにある鳩時計とか、脇役のリスさんとか、お花とか、椅子とか、あらゆるものに興味を示してました。
フォークロアなお花の刺繍のような様式の絵もロシアらしい感じ。-
ユーリー・バスネツォフ良いですよね。私は「ロシアのわらべうた」が結構好きです。それから「てぶくろ」のラチョフに、「メルヘン・アルファベット」...ユーリー・バスネツォフ良いですよね。私は「ロシアのわらべうた」が結構好きです。それから「てぶくろ」のラチョフに、「メルヘン・アルファベット」のマーヴリナがお気に入りです!2012/04/04
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nyancomaruさん、コメントありがとうございます。nyancomaruお勧めの本も素敵ですね♪早速、読みたい本に加えました。nyancomaruさん、コメントありがとうございます。nyancomaruお勧めの本も素敵ですね♪早速、読みたい本に加えました。2012/04/16
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名前(笑)
なんだかちょっと恐さがある。 -
絵が素朴でいてしっかりしていて、ほっこり、かわいらしい。
トルストイのトラディショナルな物語によくあってます。
話は意外と尻切れトンボのような話。
絵本でよくある繰り返し型の話の原形かも。 -
ロシアらしい画風がとても美しくて、くまの家の家具や小物、洋服の模様まで細部にこだわって描かれています。いちいちクマたちの名前をミハイル・イワノビッチ、ナスターシャ・ペトロ―ブナ、ミシュートカと、フルネームで呼びながらの繰り返されるお話が面白いです。不法侵入をした挙句に、勝手にスープを飲み、椅子をこわし、挙句の果てに他人のベッドで昼寝をする強者の少女ですが、ついにクマに見つかり…!?日本の小学校一年生のおすすめ図書にも掲載されている作品(こちらの版です)でもあります。一度は読んでおきたいおはなしです。
こんにちは!
トルストイの本なの?――娘ちゃん、くまの親子の家とは知らず、家具は壊れてくまの親子が帰って来て、びっ...
こんにちは!
トルストイの本なの?――娘ちゃん、くまの親子の家とは知らず、家具は壊れてくまの親子が帰って来て、びっくりしたでしょうねぇ。
娘ちゃんがやらかした罪だけど、くまの世界にはあの罪は存在しないよ。ラストは仲良くなれるといいな~
(>^_^<З