きょうはなんのひ? (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
4.24
  • (445)
  • (169)
  • (226)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 3051
感想 : 316
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834007527

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 嬉しい宝探しとステキなユーモア

  • 2017.1.24
    子どもの頃大好きだった絵本。ちょっとしたなぞなぞと手紙探しが楽しくて楽しくて、何度も何度も繰り返し読んだ。茶目っ気たっぷりのまみこちゃんとそれに楽しそうに応えていくお母さんが大好きだった。うらやましかったんだろうな。今でもこの家族が大好き。まみこちゃんの髪型も大好き。あれ、私の子どもの頃のもうひとりの大好きなジュディー(あしながおじさん)と同じ髪型だ。そういことか。

    余談。この間『りゅうのひげ』という絵本を見て、知らないはずなのになぜかりゅうのひげの存在を私は確かに知っていて、なんでこんなに惹かれるんだろうと思っていたけど、今日この絵本を読んでナゾがとけた。この絵本の最後にりゅうのひげが出てくるからだったんだ。子どもの心を動かした物語は大人になってもちゃんとカケラとして残っているんだな。

  • とても賢く ユーモアあふれた 女の子♪

  • 約30年ぶりに再読。
    タイトルだけではどんな内容だったか思い出せなかったんですけど、最初の手紙を見た瞬間いろいろ蘇りました。あー、やった私これ。真似したわー小学生の時。

    ある朝、玄関を出るまみこから「階段の3段目を見て」と言われたお母さん。言われた通りにすると、そこには赤いひもを結んだ小さな手紙が置いてあった。
    「ケーキの箱をご覧なさい」「次は玄関の傘立てのなか」手紙に書かれた指示に従い、家中をどんどん探していくと――……。

    まみこによる2重3重の仕掛けがもう、子ども心にカッコ良うてカッコ良うて。
    初読時、今すぐ私もやってみたい!!!と思い立ったはいいものの、特に何かの記念日な訳じゃなし、気の利いたプレゼントがある訳でもなし。全く練られていない「○○を見て」「今度は○○へ」カードを隠すだけ隠してオチもない……みたいな、中途半端もいいところな結末で終わってしまった事を猛烈に思い出しました。うおー!!!恥ずかしい!!!

    まみこほどスタイリッシュには決められないかもしれないけど、これ娘にやったら喜ぶんじゃないかなーと思いました(自分がされたら脱水症状起こすまで泣く自信があります)。

  • 何となく、息子が興味を持ちそうな本のタイトルだなと思い、図書館で借りました。この本を読んだ日から、我が家でも宝探しが始まりました(笑)。読み聞かせながら、低めのポニーテールをしているお母さんの挙動と心情に共感して、ふんわりとした優しい気持ちが読後に漂うような、そんな本でした。

  • 主人公のまみこは両親の結婚記念日を祝うためにこの凝った施策を実行します。最終頁でその意図が明かされますが、今読みますと、解釈のしようによっては、まみこと両親の各々の秘められたメッセージを読み取ることができます。

    ↓つづきはこちら。
    http://meganenekopoyo.blogspot.jp/2017/05/1979.html

  • 穏やかな家庭ね〜

  • ラジオで紹介されてて、読んだことあったよなあ、と図書館で借りてきた。古い本なのに人気なので、いつも貸出中。一ヶ月待った。
    表紙を見て、思い出した。
    まみこちゃんが次々と手紙でなぞなぞを出す話。挿絵がきちんと細かいところまで描いてあり、子どもが喜ぶだろうなあ…お母さんがきちんと最初に見つけた犬のぬいぐるみ持ったまま、家の中を移動してるところとか。
    いい家庭だな。

  • 図書館で借りて読み。林明子の本なので。

    たまたま結婚十周年の記念日だった先週。
    そうかー、こういう記念日の過ごし方もあるんだなーとおもいつつ(何もしなかった)。

    主人公は何年生くらいなのかなー。すごく手の込んだ心のこもったプレゼントだったなー。
    じょうさし、ってなんだ…と思った私。状差し、手紙やメモを入れるポケットのことか!と今わかったところ。

  • わくわくしますね

全316件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

1916~1979年。現東京都文京区に生まれる。東京帝国大学国文科卒業。第二次世界大戦後、東京府立第三中学校に復職し、教師の傍ら雑誌に児童文学作品を投稿。後、平凡社勤務を経て、児童文学の創作、翻訳、評論の分野で活躍。1959年自宅に瀬田文庫を開き、毎週土曜日の午後に自宅を開放していた。代表的な作品『なんきょくへいったしろ』『あふりかのたいこ』など、再話『かさじぞう』『ふるやのもり』など、翻訳『指輪物語』のほかに『ホビットの冒険』『ナルニア国物語』などがある。

「2023年 『最新版 指輪物語7 追補編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

瀬田貞二の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×