- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837972396
感想・レビュー・書評
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・いかにして待つかを知ること
・人生の9割は快活な精神と勤勉
・堅忍不抜(けんにんふばつ)の精神
・知識が多くなるほど人はうぬぼれの心が消えていく
・心に浮かんだ考えや見聞きした事実は必ず書き留めておく習慣をつける
・真に優れた人間は他人の評価に重きをおかない→自分の本分を誠心誠意果たして良心が満足すればよい
・できると考えさえすれば十中八九達成できる。
・正直は最良の策
・人生の最高の目的は人格を強く鍛え上げ心身の向上発展させていくこと。
・行動と言葉を一致させる
・そこには人がいた。僕が自分の目で見ていた。僕は自分が悪いことをするところを見たくない
・礼儀作法に金はかからない。しかも礼をつくすだけで何でも手に入る詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「アメとムチ」という言葉があるが、この本に書かれている内容は終始読む人に対するハードなムチしかないので、読んでいて少々疲れる。
心が前向きになって、もうちょっと頑張ってみようかと思った時に、パラパラとページをめくり、目に留まった見出しのセクションを読むくらいがちょうど良いでしょうか。 -
勤勉・正直・感謝。これが訳者の行き着いた結論です。
1.この本を一言で表すと?
・自己啓発の原典。すべては自分の意志による。すべては自分の責任。
2.よかった点を3〜5つ
・実際の仕事を学びながら人間性を学び、克己心を養うことができれば人は正しい規律をみにつけ・・(p18)
→人は仕事で磨かれる。行動、実体験が知識を上回る。
・意思のあるとこと道は開ける(p110)
→できないことはないとまで言い切っているところがすごい。
・中身を完全にマスターするまでは、その本を読破したことと考えるな(p126)
→多読すると、行動まで至らないことが多い。読書スタイルを考え直す必要あるかも。
・勤勉、倹約、節制、誠実(p170)
→精神面、人間性を高めることからしか、成功はできない。
・節約とはつまるところ、家事万端を秩序正しく管理することである。(p173)
→節約には精神面も非常に大事ということ。
・下ばかり見ていては、人は大志を抱けない(p215)
→自分自身すぐに落ち込むことが多い。それでも上を見続ける精神力が必要。
2.参考にならなかった所(つっこみ所)
・万巻の書物を読もうとも人格を高める役にもたたない(p212)
→読み方次第で高められるのでは?この本自体の否定にもならないか?
・災害時には共助の精神も必要?
3.実践してみようとおもうこと
・働いて、働いて、働く
・勉強、勉強、勉強
→何を勉強するのか目標を定める
4.聞いてみたいこと
・みなさんは何を勉強していますか
・人生の師、人生の友、人生の書にめぐりあっていますか -
昔から気になっていながら、読めていなかった古典。
書いている根幹は極めてシンプル。
冒頭の「天は自ら助くる者を助く」。
これに集約されているように思う。
様々な偉人を引き合いに出し、
様々な角度からこの基本の重要性を再認識させられた。
一回だけ読むと言うより、
しっかり自らそのように生きていると言えるまでは、
ことあるごとに読み返し振り返ろうと思う。 -
若い頃に読んでいればよかった…
いやいや、思い立ったが吉日◎
大変勉強になります。 -
1,工数が少なく済んだ事を指摘された場合
⇒10日で仕上げられるようになるまでには、20年間修行を積んできました。
2,一度に一つの仕事しか出来ない人間のほうが、むしろ誰よりも多くの仕事をする。あれこれの分野に手を広げすぎると、集中力を欠き、進歩も遅れ、うだつのあがらない成績になる。ひとつの事柄をマスターしない内は、次へ進んではいけない。
3,困難と闘いながら、人間は勇気を高め、才能を磨き上げていく。われわれの敵は、実は我々の見方なのだ。
4,すぐれた業績を成し遂げるのは、雄弁家でもな高慢な思想家でもなく、むしろ行動によって人を説き伏せられる人間だ。
5,本をいくら読んで貴重な経験を学んでも、耳学問の域は出ない。 現実生活から得た経験は、真の知恵となる。わずかな知恵でさえ、耳学問より値打ちが高い。
6,人は若いうちに修練を積んで、正しい習慣をみっちり叩き込む必要がある。若いうちの習慣は、身に付きやすい。一度身に付いた習慣は終失われはしない。
7,自己実現の為には
①勤勉 ②正直 ③感謝
1858年に書かれた本だが、現実社会にも十分通用する内容。 -
ずっと前に買っておきながら、放置していた本をやっと読み終えた。
スマイルズの有名な本だけど、これの原文が書かれたのは150年以上前。
日本では「西国立志編」として訳され、明治期の若者に読まれていて、「天は自らを助くる者を助く」という有名な格言を説いたもの。
努力、自尊心、克己心、誠実をひたすら説いたものであり、ある意味当たり前のことばかりだけど、150年前も今も、人間として在るべき姿は、それほど変わらないと思った。
むしろ、様々な社会の行き詰まりを感じられるようになった、今だからこそ、改めて自らを省みて、在るべき生き方を模索しないといけないのかもね。
そういう良い機会になったと思う。 -
愚直なまで「勤勉」を説きます。怠けものには容赦がない!!耳が痛いし、ハッとさせられます。よりよい社会を目指すには、誰もが自助の精神を持つべきですが、それを支え促すソーシャル・キャピタル、セーフティーネットなどの共助の精神も醸成させるべきだと思います。
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スマイルズの古典的な名著です。
人間の「意志の力」について改めて思うことが多くあります。
「古来、偉人と呼ばれる人間は、高貴な目標を追求しながらも、生計を得るための正直で有益な仕事を決して恥などとは考えてこなかった。」
「いつも自分の不幸を嘆いている連中の多くは、自らの怠惰や不始末、無分別、そして努力不足のしっぺ返しを受けているにすぎない。」
「ちょっとした行動の繰り返しによって人間の全人格は形成され、国家の性格も決定される」
という言葉が心に残っています。
本当に名言が多く見られるこの著書はある種必読というべきかもしれません。