江國 香織とっておき作品集

著者 :
  • マガジンハウス
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感想 : 161
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838713080

感想・レビュー・書評

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  • 江國さん好きにとっては、どのページもお宝のような、本当に贅沢な作品集。「409ラドクリフ」アメリカ留学先でのルームメイトや(現地の)恋人との日々。気持ちに正直すぎる人々の行動に居た堪れない思いを感じたり、心がすんとしたり。でも、風通しが良くてまぶしい物語だった。「夕闇の川のざくろ」も好き。読後の奇妙な余韻にぞくぞくする。

  • 「409ラドクリフ」「放物線」「ぬるい眠り」は海外での生活、学生時代の友人と会うときの懐かしい気持ち、四季があるからこそ感じる時間の流れの切なさに胸がぎゅっとなった。あの時自分が感じた気持ちが言葉で新たに表現されていた。
    誰かに恋している時の正直な気持ち、忘れていたな。
    父上による「香織の記録」。叱って押し入れに入れたからって子が憎いのではない。他の家はこういう感じなのかと、お父さんの愛情を感じた。

  • 表現が古い。
    文章を古く感じる。年相応って感じ。
    この作者の作品は
    読まないと思う。

  • 151104*読了

  • 前も読んだかも

  • 私のお気に入りの作品がたくさん詰まってる!

  • なるほどなあ、と得心のいく作品集。

  • デビュー作の「409ラドクリフ」とお父さんの江國滋氏による「香織の記録」がいい。

  • 江國 香織:作/マガジンハウス

    短編とか、父江國滋氏による「香織の記録」とか、妹晴子氏が語る香織「夢日記」とか…
    江國香織が沢山つまった作品集です。

    江國好きが読む本かなーと、思います。

    彼女が書くエッセイではわからない、 妹からの目線で江國香織氏をみれるのは
    なかなか ファンとしては見ごたえがあると思います。


    収録作品紹介(※アマゾンから転写!!)
    1)409ラドクリフ
    「私」のアメリカ留学の日々を描く瑞々しい恋愛小説。フェミナ賞受賞の記念すべき処女小説。(写真・大野晋三)
    2)放物線
    ある日、大学時代の仲間たちが集まった。昼下がりの幸せな時間を切り取った傑作短篇。(絵・唐仁原教久)
    3)ビートルズ訳詞集
    ビートルズは、偉大な詩人。名曲三篇を軽やかな日本語で楽しむ(原文付)
    4)九月の庭
    鳥になりたいおじいさん、究極の紅茶入れ女、ピアノになったおばさん……おかしな家族をめぐるファンタジー(絵・玉村敬子 カラー)
    5)があこちゃん
    なほちゃんは、あひるのがあこちゃんが大好き。ちょっと怖い不思議なメルヘン。(絵・川上隆子 カ ラー)
    6)夜と妻と洗剤
    妻が必要とするものはみんなコンビニにある。奇妙な味のショート・ショート。(絵・山本容子 カ ラー)
    7)物語の復権
    物語をうまく「語る」というのは、私の野望です。ロング・インタビュー。
    8)とろとろ
    彼と私のとろとろの恋、とろとろの日々、とろとろの人生……官能的な短篇集。(絵・宇野亜喜良)
    9)ラブ・ミー・テンダー
    熱愛しているエルヴィスからの電話を、母は毎晩待っている。異色短編。(絵・唐仁原教久)
    10)『夢日記』江國睛子
    姉ほど「おかしな夢」を見る人を私は知らない……妹が描く初公開エッセー。
    11)ぬるい眠り
    ぬるい昼寝のように混沌とした夏と、狂おしい恋の終わりを描く見事な中篇小説。(絵・松尾たいこ)
    12)『香織の記録』江國滋
    娘の誕生から六歳までを克明に記録した愛情あふれる成長日記、初公開。
    13)夕闇の川のざくろ
    ビーフシチュウの匂いがただよう台所で、不思議な物語がはじまる。傑作絵本をオールカラーで完全収録。(絵・守谷恵子)

  • 409ラドクリフが好きで、数年ぶりに再読しました。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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