江國 香織とっておき作品集

著者 : 江國香織

• マガジンハウス (2001年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ikuyosaoriさんの感想 · 2008年10月28日]

父・江國滋の「香織の記録」が収録されていて、それを読むと愛おしくなる。

[にゃんチュウさんの感想 · 2008年10月18日]

江國ファンなら読むべき一冊。
妹さんの手記や書き下ろし作品等収録。
「とろとろ」が好きです。

[yukiruさんの感想 · 2008年7月23日]

未収録作品を集めた本。江國香織は苦手だが、短編なら屁理屈言わずに読んでいられることに気付いた。

[riccaさんの感想 · 2008年6月28日]

しずかにわずかにたしかにくるう。江國さんの文章はいつだってなんだってそうだ。私には絶対に書けない。だから、惹かれる。お父さんの手記はもう！天下の江國滋がでれでれ！「チビちゃん」と「チビチビちゃん」の言い回しはこの前読んだ『ウエハースの椅子』に出てきていたね。

[ichinamiさんの感想 · 2008年6月6日]

星（ランク）は３から４の間くらいという印象。著者の妹や父の書いた文章が入っていたのもよかった。どんな人にも生まれたときがあって、その頃の様子が残っているというのは、本当にすばらしいことだと思う。今自分もそういう近い立場にいるから、よけいそう感じるのかもしれないが、いろいろな種類の『物語』がたくさん入っていて、とても贅沢な１冊だなと思った。本当に架空の物語から、実際の著者の幼い頃、そして今に近い話まで盛りだくさんで、とても楽しく読書できた。

[瀬戸真朝さんの感想 · 2008年3月30日]

江國さんのデビュー作を読みたくて読んだ。全体的になかなか楽しめた。“ぬるい眠り”が特に好き。“夢日記”“『香織の記録』”も江國さん視点では書けない話なので、掲載されて良かった。

[kasさんの感想 · 2008年3月30日]

江國さんのデビュー作を読みたくて読んだ。全体的になかなか楽しめた。“ぬるい眠り”が特に好き。“夢日記”“『香織の記録』”も江國さん視点では書けない話なので、掲載されて良かった。

[keeeeeeecoさんの感想 · 2008年3月24日]

ﾏｲﾊｳｽのﾄｲﾚに常備。「ﾗﾌﾞﾐｰﾃﾝﾀﾞｰ」がだいすきです。もちろん他のも大好きです。
２日に１回はすくなくとも目を通してるかもしれない。江国香織の短編がだいすきなのです。

[はぴ子さんの感想 · 2008年3月4日]

この人の文章は何度も読み込める。読むことは木綿やシルクや布の肌触りを楽しんでいるような感覚。長編もいいけど、江國香織は短編でこそ味がある気がする。

[y.mlistさんの感想 · 2008年2月11日]

江國香織の初期作品が収録されてて、収録されてる作品のバランスが絶妙。文庫未収録作品がいっぱい載ってます。

著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」