年下恋愛

著者 :
  • マガジンハウス
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838717040

作品紹介・あらすじ

3人の女性主人公が繰り広げる「年下恋愛」は成就するのか?最後にドラマが待っていた!人気脚本家の書き下ろし長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと年下恋愛というタイトルにひかれて
    読んでみたんですが
    初ページを開いたとたん
    読みにくそうな文字列だなぁ〜って思ったんだけど
    かなり読みづらい・・・
    内容も、イマイチ。。。
    残念!

  • イマドキのTVでやっていそうな、お姉ちゃん達の恋愛。36歳で仕事に遊びに楽しんでいる彼女らの付き合う相手は....年下。

  •  言葉に対するイメージは、人によって、人生経験や性別によって、全然違ってくるでしょうね。この「年下」という言葉も、そういう意味で、ずいぶん、いろいろなニュアンスがあると思います。

     私は男なので、年下、しかも恋愛ということに関して、あまり抵抗はないですね。むしろ自然というか、憧れの方が強いかもしれません。逆に女性からすると、「年下」は受け付けられんと、この本の実七子のように言う人もあるかもしれません。もちろんそんなの関係ない、あるいは年下の方がいいという人がいても構わないわけです。

     この本では、女性が年下の男性と恋愛するのはちょっと、いろいろ抵抗があるというか大変だよね、という前提で話が進んできます。そして、もちろん年下の男性と恋愛が始まるわけです。主人公の女性を一人にしぼらなかったのも、テレビドラマによくある手法ですね。ストーリーの幅が広がって、読者が好きな人に感情移入しやすくなるのでよいと思いました。

     紆余曲折があります。ありがちと言えばありがちですが、だからこそ共感できる人も多いのではないでしょうか。私の場合、残念ながらそういう経験はありませんが、なるほどなあと思いながら読み進めました。

     実際には、ここまで年の差を意識しながら恋愛が進んでいくということがあるのでしょうか。始まる前ならいざ知らず、ひとたび恋愛の世界に入り込んでしまえば、年齢のことなんてあまり気にならなくなるのではないかなあ。逆に言えば、年のことが気になり始めると、それは恋愛の終わりが近づいたのかも。

     ま、そこのところはお話なので、少し誇張して書かれていると思って呼んだ方がいいでしょう。

     最後のところで、実七子が「年下恋愛の可能性が見つかったってことは、あたしたちが年をとればとるほど、恋のターゲットが増えていく、ってことなのよ」と言うシーンがあります。こうやって、ポジティブに価値観を変えていくのが素敵ですね。なかなか、簡単そうで、こうはうまくはいかないものですが、読み終えて、すがすがしさが残りました。

  • 美帆が 最後に ぐぐぐっ~ときましたね。2、3才の 年下だったらいいけど 一回り下だと…経済面からしても 難しいかも…寂しいけどね(涙)

  • 麻子には幸せになって欲しかったかな。
    でも、伸幸が結局年下に傾いたのはイヤな感じだったな。
    麻子と実七子と美帆の友情は羨ましいと思った。

  • 〈内容〉3人の女性主人公が繰り広げる「年下恋愛」は成就するのか?最後にドラマが待っていた!人気脚本家の書き下ろし長編小説。

  • このごろならば、
    よくありそうな、
    できるアラサーと年下の男との恋愛
    うまくいきそうでそうでもなくて・・・
    いい感じだけれどちょっとむりがあるような
    そんな感じでした

  • 実際本当に、年下の彼と付き合っていくのは難しいと思う。社会人と学生とか、年齢だけでなく立場の違いから揉めてしまったり…金銭感覚も違うし…そんな障害を乗り越えていけるだけ相手に執着しているかどうか…好きなら関係ないと思っていても破綻する可能性は高いようだ。

    年齢設定自体がかなり上なので事情はさらにややこしく切実で、お話なのに安易にハッピーエンドにもならず…。虚構でも現実でも、最後に残るのは長年の友情か…

  • 五十嵐さんの『年下の男の子』みたいな話かな~と思って手に取ったけど、いやはやそういうドキドキワクワクがなく、ただひたすらしんどかった。入り込めなさ過ぎて読むのにかなり時間がかかった。文章がイマイチだなぁと思ってたら、作者さんは脚本家だそうで。それを聞いてなるほど納得。確かにドラマみたいだった。麻子と実七子の友情は本当に良かったしこんな関係羨ましい。最後の着地点も良かった。これを小説家が書いて、更に1人の視点に絞ったらもっとおもしろくなるんじゃないかなぁと思う。

  • 図書館にて、タイトルに惹かれて手にした。
    主人公、麻子はバブルの恩恵を受ける36歳。8歳年下の部下伸幸との恋。
    完全なる恋愛体質の実七子と12歳年下の彼英太との恋。
    不倫に疲れ南フランスに留学をした美帆。
    自分も同じ思いを抱いていた頃があったなぁと思い出しながら一気に読破。年下恋愛の話だけど女の友情もしっかり書かれていて読み終えた時なんだか気持ちスッキリした1冊。

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著者プロフィール

梅田みか(うめだみか)
作家・脚本家。東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。小説、エッセイのほか、人気テレビドラマの脚本を多く手掛けている。幼少期より橘バレヱ学校にてクラシックバレエを習う。小説『海と真珠』(ハルキ文庫)はその経験が生かされた本格的バレエ小説。バレエのほか、フィギュアスケートにも造詣が深い。

「2023年 『エトワール!(12) 恋するシルフィード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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