- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838719204
感想・レビュー・書評
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「お仕事ガール」の本が好きだ。それが、本に関わる話なら読まずにはいられない。この本は、さらりと読めておさまりがいいのだが、何かしら話がきれいにまとまりすぎている感じがする。主人公の翔子が意地で仕事の成功をもぎ取るというより、てのひらにたまたま幸運が落ちてきた印象。もっと、いろんな展開があって、仕事にも恋にも、あがいてもがいて、というのを期待しすぎてしまった。「書店員の恋」という題名なのだから仕事より恋重視でもよいのだろう。「誰かががんばっている本」を読みたい時に読むのにはちょうどいいと思う。
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ただ一つ言える事は、大人って大変...。
本が好きで幅広いジャンルを読もうと決めていますが、その中に私はケータイ小説も無意識に含んでいました。自分が面白いと思えたらいいんじゃないかという単純な考えで。
その時点で私も今時の世代に分類されるんでしょうね(笑)
自分が社会人となった時、お金と愛のどっちを選ぶんだろう。そう思わずにはいられませんでした。
でも本当に人が恋したとき、誰もが不器用になると読んでいて感じました。
海外とか絡むとそりゃ悩んじゃいますよ!(笑)
ただこれは10〜20代の方たちが読むべきだと思いました。 -
一言で表すならチャラい少女マンガみたいだなと。ストーリーもイマサン繋がりが分からないし、作者が思い描く着地点へ登場人物を無理矢理はめ込んで強引に到達させてるようにしか感じない。登場人物は道具じゃ無いと思うんだけどね。
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少女漫画みたい
気負わず楽しく本を読みたい時で丁度良かった
ちょっとケータイ小説家が
かっこいいことばかり言ってて
うさんくさかったかな(笑) -
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どんな本も、その一冊を必要とする人がいる。誰にでも、その人を必要とする人がいる。主人公は、大手書店チェーンに勤める今井翔子(26)。入社6年目にして文芸コーナーを任せられた、書店員の仕事が大好きな女性。ファミレスの厨房で働く同い年の水田大輔という恋人がいる。彼は翔子のことを真剣に考えているが、今は、心の余裕もお金も将来の展望もない。そこに現れるのが、ケイタイ小説のベストセラー作家で歯科医師の青木譲二(35)。サイン会の打ち上げをきっかけに、翔子に好意を抱きはじめる。セレブの譲二か、先が見えない大輔か……揺れ動く翔子。そうした翔子の恋と仕事の悩みを中心に、短大時代からの親友や同僚がおりなす人間模様。
そして、最後に翔子が選んだ愛とは? お金がなくては生きていけない? でも、お金では幸せになれない? 女性の生き方、本当の愛について問う話題作。思わず涙が溢れてきます。
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翔子の心の動きが伝わってくるような物語である。本書の主人公は、(たまたま)書店員の翔子であるが、書店員でなくてもすべての人に思い当たる心情だと思う。譲二さんもいい人なところが悩みどころだなぁ、とつい思ってしまう。悪い人が出てこないのも好感が持てる。大輔と翔子には、いつまでもお互いを大切にしてもらいたいものだと思う一冊である。 -
女の幸せとは何か。
人生とは金なのか愛なのか。
登場人物の声はどれもリアルだ。
夢を追う男と、携帯小説で一躍当てた男。
その狭間で主人公は揺れるわけなのだが、
実はどっちでもいいと思ってそう。
幸せの形はなかなか一筋縄では見えない。