五百津刺繍工房の日常 (マイナビ出版ファン文庫)

著者 :
  • マイナビ出版
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839971472

作品紹介・あらすじ

日本刺繍を生業としている『五百津刺繍工房』の刺繍士・亮子。
彼女が動物の刺繍をすると、そこに命が宿り動き出す。
そのため幼い頃に母親に禁じられ、動物の柄を避けて仕事をしてきた。
しかしある日、亮子の刺繍に惚れこんだお客から白ネズミを縫ってほしいと依頼されるが…

『万国菓子舗 お気に召すまま』の著者が贈る、刺繍工房を舞台とした現代人情ファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 刺繍が飛び出してくるというかなりファンタジーな設定。こだわりがあり殻に閉じ籠っている感じの亮子。スマホを持たないのもその設定に強く出ているかも。
    刺繍をやる人が読んだらもっと刺繍の描写が入ってくるのだろうと思った。

  • 話としては好きな題材だけど、ヒロインが果てしなくウザすぎた。
    ラストのどんでん返し的な種明かしはすごくよかったんだけどね……。

  • 亮子がはっきりしない性格のため、若干イライラしながら読み進めました。井之頭が父親ということも、志野が刺繍だということも驚きました。

    丸くおさまったなと言う感じですかね。

  • 亮子がずっと家を出た母を求めて頑なに閉じているので、子供だなぁという印象。一人で同じ場所をぐるぐるしているので、ほんの少しずつですが状況が変わって、成長してくれて嬉しい。登場人物も少なく世界も小さく閉じているので、後もうちょっとだけ独特な空気感が出ると良かったかなと思います。

  • 素敵な設定だと思ったけれど
    主人公がうじうじしっぱなしで刺繍がかわいそう。
    出て行くことにした心の動きもいまいち納得できない。

  • 今、刺繍にはまっていて、なんとなく読み始めましたが、刺繍に描写がキレイで和の刺繍もやってみたくなりました。
    最後の方のエピソードも素敵でした。

  • 刺繍の描写はウットリ。
    終盤のサプライズにビックリ。

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著者プロフィール

■著者
溝口智子(みぞくち・さとこ)
福岡育ち、福岡在住。
好きな博多弁は「なんばしようと?」。お酒と食べることがなによりも好き。
著作に『万国菓子舗 お気に召すまま』シリーズ、『五百津刺繍工房の日常』などがある。

「2021年 『万国菓子舗 お気に召すまま ~婚約のお菓子と最後のガーデンパーティー~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

溝口智子の作品

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