ゴーストハント３　乙女ノ祈リ (幽BOOKS)

著者 : 小野不由美

• メディアファクトリー (2011年3月18日発売)

作品紹介・あらすじ

狐狗狸さんによる狐憑き、美術準備室に出る幽霊、部室のポルターガイスト現象、坐ると事故に遭う席。SPRへの立て続けの依頼は、すべて女子高・私立湯浅高校からのものだった。学校へ赴いたナルたちは、超能力を使うという少女に出会う。彼女が放った呪いの言葉とは?尋常ではない数の異常現象。原因を追うナルと麻衣の前に立ちはだかる、何者かの邪悪な意志。

感想・レビュー・書評

[kazさんの感想 · 2024年4月14日]

シリーズ3作目の幽霊退治もの。
お馴染みのキャラクター達の行動が、馴染んできてサクサク読めました。様々な怪奇現象がどのように物語りに繋がっていくのか、後半は一気読みでした。
なんとなくラストは想像がつきましたが、憑き物を落とす解決編でスッキリ。
次作も楽しみ、です。

[硝子さんの感想 · 2024年3月26日]

流石小野不由美主上、児童書なのにちゃんと怖い。普通に怖い。ぞくっとした。不自然にオカルトを抑圧する学園で起こる心霊現象。命を落としかねない事故まで起きる。不思議と霊の気配はしないと言うが…。練りに練られた敵の正体が流石。一筋縄じゃいかないのところが凄い。

[わらびもちさんの感想 · 2023年12月11日]

嫌な先生。初めから何となく嫌な感じがあったよね。初登場でこの人だろって感じる。
とにかく脈絡のない怪異が頻発する女子校。今回は超能力の解説が面白かったな。スプーンが曲げらたとしてもすぐには信じられないよね。超能力に限らずどんな能力であっても自分のものにするには何度も成功させて自分が信じられないと出来ない。否定されるのは悲しいけど、世間ってそんなもんなんだろうなとも思う。

[猫武炸成さんの感想 · 2022年9月30日]

＜The Ghosthunt＞
　　
ｶﾊﾞｰｲﾗｽﾄ/いなだ詩穂
ｶﾊﾞｰ写真/川口宗道
ﾌﾞｯｸﾃﾞｻﾞｲﾝ/祖父江慎+鯉沼恵一(ｺｽﾞﾌｨｯｼｭ)

[stellato-cさんの感想 · 2021年6月9日]

先生なんだよねー。これと次のやつ、色々考えちゃうよね。

[よむよむえっちゃんさんの感想 · 2021年4月12日]

ナルが陰陽師でリンさんは式神なのかなって予想したんだけど、ハズれたわ。
麻衣も能力者みたいなのに、じゃあナルは？何者？

[390さんの感想 · 2021年3月25日]

個人的にガールズトークが好きだった。
嘘つき呼ばわりって精神的にくるものがあるよな…と。

[haruna7さんの感想 · 2021年1月4日]

漫画版が好きで原作の小説を読了。このシリーズはただただ怖がらせるだけの怪談ではなく、割と科学的にアプローチして最後納得行く解決までたどり着くから読んでて楽しい。

[リンリンさんの感想 · 2020年9月1日]

女子校での心霊事件。よくありそ
うだが、要は否定された事による逆恨み事件。
主人公がちょっと生長してます。
霊能者としてよりも、人として、被害者に寄り添う感じで今後の活躍に期待します。

[penさんの感想 · 2020年7月8日]

前半盛り込みすぎな感があったけれど、後半一気に解決するのですっきり楽しめた。
最後は主人公の能力が垣間見え、次も読みたくなった。

著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家　ゴーストハント（1）特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」