眩談 (幽BOOKS)

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  • メディアファクトリー
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感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840148917

感想・レビュー・書評

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  • 最近の京極さんはちっとも面白くない。。。と思いつつ、読んでしまう自分が悲しい。
    読みやすいは読みやすいし、この雰囲気が好きなひともいるでしょうが、全く後に残らないと思う。

  • じわりじわりと気味悪さが迫ってくる感じがたまらない(^o^;)どの話も読んでいる最中は嫌な感じがどんどん膨らんでくるけれど、読み終わると何故かサッパリするから不思議だ(--;)文字の色合いやフォントも話に合っていて、雰囲気出てる!

  • 古い家屋の奥に住まうもの -便所の神様
    母屋の奥の古家にある謎の物体 -シリミズさん
    友達の家の隣に住まう困った人 -もくちゃん
    記憶からも消えた人は -むかし塚  
    など、奇妙なお話8本を収録

    序盤の3本ほどは「・・・・・だから、どう受け止めろと」と困惑する。
    古い家の不気味さなど雰囲気はわかるのだがなー。
    途中から明らかに平常ではないモノが出てきたり、現象がおこったりするのだが、主人公がそれを「異常現象」とうけとめず「あぁ、そうだった」とか「忘れてた」とかって次のアクションの起点にするもんだから、受け入れるしかなくて。でも世界に引きずり込まれるとか、そういうのでもなく。
    後半の4本くらいは「あぁ、不気味でイヤだなぁ」というマトモな感想をもつことができました。
    前半は「?????」だった。

    ワタシにとってキョーゴクセンセは百物語以外はフィットしないみたいです。

  • シリミズさんと杜鵑乃湯が好き。
    なんだかおかしいけどそのままにしておく話。

  • 「幽」に連載されてる怪談短編をまとめたシリーズ。第何弾だろ。
    今巻は「記憶」にまつわる話が多いです。
    それほど怖くはないけれど、幻想的な雰囲気。ふっと本から顔を上げると、足下がゆらあっと揺らぐような、百鬼夜行シリーズで言うと「宴」みたいな感触かな。

  • あまりおもしろくなかった。
    京極独特のくどい文体、意味あるのか無いのだかよくわからない結末。
    本名が眩談か、そういう意味ではそんな話だった。

  • 最初のはなしが一番厭な感じ。臭い描写が具体的でいちいち厭。次の話からはもっと読みやすくなって助かった。全体に言えるのが怪現象を厭とかおかしいと思いつつも受け入れて生活してるってこと。面白かった。

  • 読む時の出だしで躓いたのか、
    勢いに乗れないままページをめくる感じになってしまい
    あまりおもしろいと感じないまま終わってしまった。。

    中には面白いと感じるものもあったけど
    全体としては合わなかったかなあ。

  • 便所の神様/歪み観音/見世物婆/もくちゃん/シリミズさん/杜鵑乃湯/けしに坂/むかし塚

    持って歩くには重いので、家にいるときに少しずつ読んでいたら、思いのほか時間がかかってしまった。眩惑される話ばかりに、気持ちが酔ってしまった感じがする。昼間の光で読んでいたら、中扉と文字の色が黒じゃないのに気が付いた!いや文字はやっぱり黒?私の目のせい?気のせい?ムムム……

  • 不思議な短編集。

    これまでの幽談、冥談に比べると、起こったことがはっきりとしている印象。
    それが何か。というのはもちろん分からないのだが、後味の悪さはそうなかった。
    読み進めていくにつれて、どこかすわりの悪さを感じていく。

    紙質?紙紋?が妙に合っていたのも印象的。

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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