眩談 (幽BOOKS)

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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840148917

感想・レビュー・書評

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  • 2014 2/26

  • 京極なノリの気持ちわるーい話。温泉のがうっひょーな気持ち悪さ。
    シリミズさんはおばあちゃんちを思い出してしまった。ひゃー!

  • 冥談と同じく積読になるかも。
    読んだ夜は、怖い夢ではないが、いやな夢を見る。肩がこわばるというか。朝の目覚めが今ひとつなのだ。

  • 好:「シリミズさん」「杜鵑乃湯」

  • 怖いというより、気味が悪いとでもいうのでしょうか…。じっとりとした、何とも言えない不思議な感じの物語。もくちゃんが印象的。

  • 久しぶりに読んだ京極夏彦はやっぱり怖かった。
    怖い本、というのにもいろいろと種類があるけれど、この人はイメージと感覚の刺激をうまく折り重ねて怖さを演出している。
    たとえば、僻地のさびれたホテル、古い日本家屋の使われない部屋、子ども心に近寄るのが怖かった木造アパート、夕闇のほの暗さ、しみついた匂い、などなど。
    その手練れた演出ぶりを味わいつつ、怖がるのです。
    ただ怖いだけなら読まないかも。

    8編からなる短編集。
    いちばん怖かったのは「杜鵑の湯」、かな。
    昭和40年代頃に作られた温泉地のホテル。周辺には何もない。やたら大きくて建物の全貌はいっこうにつかめない。サービスも悪い。食事も悪い。手持ちぶさたな男がマッサージを受けに行くと――というお話。

    怖くてなんだかうすら寒くなるので、夏にはいいかもしれないけれど、さすがに夜寝る前には読めませんでした。

  • 8つの短編集。怖いってより気持ち悪い感じで短めで読みやすい。シリミズさんが特に頭に映像が残って厭だ!異次元に迷い込んだような感覚。

  • なんだろう京極さんのこのシリーズ、読んで気持ち悪くなるのは、わかってんだけど、つい手にとっちゃうよねえ。中毒性があるのかねぇ。でもなんか、あああ読んじゃったしまった的後悔が残る読後感。それこそが、狙い通りなのかもしれないけど。うす気味悪い話も怪談もきらいなんだよね。挿絵とかないぶん想像しちゃうし。ああきもちわるい。ホテルのやつなんかほんと、抜け出せないきもちわるさ。勧めないけど、また~談シリーズが出たら、あたしは読むけどね、そんな1冊。

  • 「幽」に掲載されてた作品をまとめてるんだから、不気味な話、厭な話、なんか変な話ばっかりだろうな、と予想はしてたけどほんとに怖いというよりなんとなく厭な話ばっかだった。
    一番厭なのは「杜鵑乃湯」かな。
    活字に凝ってるところも京極さんらしい。

  • あとからじわじわくる怖さがあります。
    当事者は淡々と語っているのでこちらも淡々と読んでしまうのだけど、よくよく考えてみれば怖い・・・と言うか気持ち悪いです。
    装丁も字体も文字の色も本の地のデザインも、なんか全体が気持ち悪い。
    でも読んじゃうのよね。。。

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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