図書館革命

著者 :
  • メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840240222

感想・レビュー・書評

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  • 堂上と笠原2人が気になってしょうがなかった!良化委員会から当麻先生を守るために奔走するのはドキドキの展開だった!すごく面白くて一気に読んでしまった♪

  • あとがきを読むと,三部作のはずが好評で四部作になったとのこと。
    間延び感がないのは、作家としての構成力なのだろう。

    原発の事件を扱っているところは、時代のほんのちょっと先を行く流行作家らしい嗅覚があるのだろう。
    有川浩は今が旬なのだ。

    原発の扱いが、十分でないのは得意分野でないので仕方が無いのかもしれない。
    作家の亡命という話題に展開したところは、主人公と有川浩の一体感を感じさせる。

    主人公たちのベタ甘の展開は、有川浩の個人生活の反映なのかもしれないのでいたしかたないかも。

  • 息詰まるような攻防と、登場人物の恋模様、
    どちらも気になって一気に読みました。

    前巻で玄田が撃たれた時、飛び出して行こうとした郁。
    堂上に止められた彼女が、
    今度は冷静になって任務を遂行します。

    あえて、重傷を負った愛するひとを置いて。

    堪えることを郁は学んで、大人になったなあって
    思いましたね。

    小牧が手塚に病院で語った言葉が,
    堂上と郁の全てを語っていると思います。
    まだお読みでない方は、是非。

    そのへんの機微は、読んでください。
    ネタバレするには惜しいので。

    私的には、柴崎と手塚のラブシーンも、
    かなりツボりました。

    でもまあ、甘い部分はさて置き

    言いたいことを言ってよく、書きたいことを書いてよく
    読みたいものを読んでいい自由があるって、
    私は大事だと思います。

    実際、言葉は受け取る側が傷つく言い方をしないことが
    大事なのであって、受け取る側が何とも思っていないのに
    全然関係ない第三者が、これは差別だと叫び

    当事者が嫌悪感を持っていることには、
    声を上げると
    わがままだと反論がくる。

    そして、言葉さえ言い換えておけば、
    地雷は踏まないんだと
    思い込んでしまう危うさ。

    これは、物語の中だけでなく、
    私たちの日常の中にも
    潜んでいると感じることがあります。

    「レインツリーの国」をめぐる、毬江の言い分が
    一番先鋭的にそれを表しているけれど

    今作の事件にも受け継がれています。
    亡命しか解決法がないとしたら、この国は。

    当たり前の生活の中で、綺麗そうな危うい暴力が
    私たちの水際で背後を脅かしている。

    普通、という場所から、少しでも滑り落ちたら。
    美しくなく、若くなく、力もなく、マジョリティでなくなったら。

    じわり、と首を絞めてくること。
    心の自由は、誰にも犯されてはならない。

    いいえ、犯させてはならないことなのです。

    小説の面白さ、物語の力が、このシャープな問いを
    最高に読ませる小説に秘められている。

    まだ捨てたもんじゃないな。

    いい読み手でいたいです。

  • ベタベタな恋愛も入って気恥ずかしいけど、ストーリー自体もおもしろかったです。
    楽しいシリーズでした。

  • 当麻先生と一緒に、逃げるところはハラハラして先が気になりました。
    最後、堂上と郁のシーンでは胸キュンです☆
    別冊シリーズも気になります

    • まろんさん
      はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。

      図書館戦争シリーズは、本をこよなく愛する有川さんにしか書けない名...
      はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。

      図書館戦争シリーズは、本をこよなく愛する有川さんにしか書けない名作ですよね!
      当麻先生を大阪のおばちゃんたちが喜び勇んで女装させるあたりも大好きです♪

      有川さん、瀬尾まいこさん、辻村深月さんなどなど、好きな作家さんがおんなじで
      しかもプロフ写真のねこちゃんが、私が若かりし頃に飼っていた
      2代目ねこにそっくりで、うれしくなってしまいました。
      みなさんの本棚とレビュー、楽しみにしていますので
      今後ともどうぞよろしくお願いします(*^_^*)
      2012/11/08
  • のっけからのラブコメに、にやにや。
    各方面の恋愛模様も、充分堪能。
    言論の自由、最大の危機だけど、全てがうまくいきそうな勢いがあり、心配せずに楽しめる。
    今回のことに限らず、無関心が一番ダメだと痛感。
    完結編だが、別冊も探したい。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-7404.html

  • シリーズ最終巻。終わるのが寂しくて少しずつ読もうと思ったけれど、面白すぎてあっという間に読んでしまった。ベタ甘最高潮で、読んでいて恥ずかしくて悶死するかと思った。

  • 図書館戦争第四巻。

    スピード感があって、恋愛要素も軍事要素もすごく面白い!
    地元の地名が出てきてちょっとニヤニヤしました。
    しかし、いかにもな政府の反応が苦笑いだった。おんなじ状況に置かれたら現政府も同じ反応しそうで地味に怖い。

  • 図書館シリーズ第4弾にして完結編。物語の組み立て方としてはシリーズで一番おもしろかったし、何しろ展開が世界規模。でも資本主義社会で表現の自由とか、人権に関する事を本気でつき詰めて考えたら国内法の枠すらも超えてくるのかなと納得させられました。
    そしていつか出すかとは思っていたけど、まさかのIFLA(国際図書館連盟)登場とか、流石!って感じです。

  • お♪この一冊は全くアニメに出てきてない!
    もーつくづくアニメ先に見たことが悔やまれるー!
    どうしてもどこが違うのかなーって言う「確認作業」になっちゃいますからねー><

    それにしても革命は・・・ラブ度高すぎだろぉぉ!!
    ニヤニヤ止まりません。ジタバタ回数も過去最高を記録しました。

    そもそもね、郁が堂上好きって気づいて、あの恋愛ネガ&バカが気持ち隠すのに必死とか可愛すぎるだろ。でジタバタ。
    それに柴崎始め特殊部隊にバレバレだから仕組まれまくって、罠にかかってあせる郁&教官とかお似合いすぎるだろ。でジタバタ。
    さらにそんな柴崎も手塚とくっついちゃって、しかも手塚、「頑な少年」だから柴崎に翻弄されちゃって可愛くねーか?でジタバタ。

    ごめん、別冊も買うわ。
    こんなラブ度だったら許容範囲だわ。
    ・・・しかし最後は結婚かー・・・うーん・・・(結婚に敏感になってる人一名)

    で、結局「友情」とか「表現云々」とかの回収はなかったですね。
    ま、キャラ読み(←郁、教えてくれてありがとう☆)だから関係ないですけどー♪

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

有川浩の作品

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