覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)
- サンクチュアリ出版 (2013年5月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861139925
感想・レビュー・書評
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松陰先生の生き方、考え方、思想、志に脱帽させられた。自分の命を何に使いどう生きていくべきかを深く深く考えさせられる。余白も多くページ数も少ないので簡単に読めてしまうが、あえて時間をかけて噛み締めながら何度も何度も読み返したい。
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法を破ったら罪を償えますが、自分の美学を破ってしまったら、一体誰に向かって償えますか。
今までの常識を無視しようとする人。
周囲から止められても、なかなか諦めようとしない人。
それ以外は全員並の人です。
自分の信念を貫こうとすれば、どうしても「極端だ」と言われてしまうものです。
でも周りから「極端だ」と言われるくらいじゃなければ、この濁った世の中に新しいものなんて生み出せないでしょう。 -
・覚悟の磨き方
吉田松陰かっこいい。
成功する人は、知識が最低限レベルでしかなくても走り出す。
何かしら動く→失敗する→学ぶ→次に活かす→成功する
何かしら動く→成功する
この2本しかないからとにかく動く。
「全ての問題の根本は自分の中にある」
この言葉は中々響いた。
「好かれたい/嫌われたくない」ではなくて、その人に全力で「尽くす」
自分は何千年も先にまで影響を与える仕事をしているのだ。という誇り。
このモチベーションでやっていたら、ほんの些細な出来事も小さく感じる。
物事には、本質と枝葉がある。
本質とは、自分がどう生きたいかの核となる部分
枝葉とは、それ以外。
本質無くして、枝葉をいくらつけても何の武器にもならない。 -
吉田松陰の考え方すごいなと思った。
改めて読んだら違った感じ方するかもやから、また再読してみようと思う! -
吉田松陰先生が松下村塾で生徒と過ごしたのは二年半にも関わらず,
総理大臣2名,国務大臣7名,大学の創設者2名を輩出したというのは,
すごいことです.
本当にわかりやすく,超訳されているので,
楽に読み進め,受け止めることができます.
松陰先生の思い切った行動力から激しくストイックなお人柄を想像しますが,
本書を読むと,とても優しい方だったんだろうと感じられます.
30歳までにこのような境地に至ったことが驚きです.
パッと開いたページに励ましてもらえます.
世界は時に厳しくて,ストレスも多いので,
善意や良心といった心を,自分にも周りにも見つけることが難しい時があります.
この本を読むと,自分のそういった心を感じなおすことができそうです. -
再読。好きな本。
読むと「今、なにをやるべきか」と自問自答し、なにかしらやらなきゃと思わせてくれる。 -
吉田松陰の言葉が綴られた本。淡々とした言葉達だが、大きく心を揺り動かされた。今までの自分のマインドが全てここに詰まっているような感覚だ。人はどこから来てどこに向かうのか、自分の心のあり方が大切であり、そのための行動を今すぐに起こさないといけない。ありがちな言葉だが、現代の本とは重みが違う。
自分の心を磨いていこうと決意できる本だった。 -
吉田松陰ではなく、筆者の浅い人生観、正義感らしきものが延々と綴られているだけ。
くそ。 -
さらっと読むにはちょうどよい本。吉田松陰のマインドのエッセンスはまとまっているが、吉田松陰について知りたいのであれば、この本ではない。でも250年鎖国してる中でこれからの三千年の日本を考えて開国すべきだと考えられる思考はすごいと思った。
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入院生活15冊目。
激動の時代を生き抜いた若き思想家だからか、格言の中には矛盾するものがたびたび見受けられる。というのも、「組織での個人の在り方」ひとつとっても色んな組織があり、個人の役割や場面があり、その時々によって望ましい態度が異なるというのは理解できる。たとえば、積極的に発言するのが望ましい時もあれば、沈黙は金という時もあるだろう。吉田松陰の言葉の芯の部分、どんな意図があり何を意味しているのかが省かれており、よくある自己啓発本となっているのが残念。真に理解するためには追加で言葉の背景を理解する必要がある。
また、宇宙、社会(societyの意)などかなりビジネスマン向けに現代的に訳されているが、時折 前時代的なパターナリズムが現れるので幕末に引き戻され、過去と現在を行ったり来たりするようで忙しい。