COLD LIGHT (新装版) (ビーボーイノベルズ)

著者 :
  • リブレ
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本棚登録 : 603
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862635310

感想・レビュー・書評

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  • COLDシリーズ2作目『COLD LIGHT』読んでる。藤島のぬくもりの全くない家庭での少年時代エピソードの中、自分より幾分も幼い透にすがって泣く場面で、supercellの「僕らのあしあと」のサビに差し掛かり、相乗効果で涙出そうになったわー。凄いマッチング!『傷つけられることに慣れた僕らは知ってる 優しさとか想いだけじゃ生きていけないことを だけど自分らしくありたいと思うんだ いつだって僕ら歩いてく』って歌詞を、藤島聴いてみろよ…って言いたくなっちゃったんだよなぁ。『COLD LIGHT』読んでて、透の記憶を失う前の話を聞かせてくれ、と詰め寄られてぎくしゃくして、いつも二人で散歩してた河川敷を一人歩く藤島の場面で、『東のエデン』挿入歌の「Reveal the World」が流れて来て、夕闇に包まれる河川敷が浮かんできた。

  • このシリーズ結構設定エグい。。純愛なのかよくわかりません。
    でも嫌いになってません

  • シリーズ2作目。

  • 久しぶりに読み直したCOLDシリーズですが、二作目となる本作は甘い描写が多く、幸せな2人をたくさん見ることが出来ました(笑)
    また、藤島と透の過去も書かれているので、何故ここまでに藤島が透に固執していたのかが明らかになる巻でもあります。

  • 過去の描写が圧倒的。SLEEPの受けの言動の意味が分かり、受けの印象がかなり変わった。
    人間臭い。

  • COLDシリーズ2作目。
    想いが通じ合っているのに、愛し合うことが出来ないふたりのヤキモキから、話は藤島視点で、透との出会い、過去に遡ります。
    何よりも怖いのが藤島母。
    尋常じゃないです、この怖さ。いろんな意味でホラー。
    そしてその母親を絶対としてきた藤島の過ちが、透を深く傷つけるんですが、読んでてそのへんのくだりは本当に痛々しいです。

    書き下ろしがこれでもかってほど甘くてとろとろメロメロ~な感じで、
    胸焼け起こしそうな話なだけに、3巻目にいくのが恐ろしいです…。

  • 主に過去の話。これがなくてもいいような気もしながら、じゃあ、なぜそこまでに透にこだわるのかということを考えると必要なのかな、と。

  • ますます大荒れで、でも気味悪いくらい激甘な「COLD」シリーズ2巻目。
    今回は藤島目線で話が進みます。知りたかった藤島と透の悲惨で不幸な過去も明かされます。昼ドラばりのちょっと時代がかったドロドロ感が、けっこう美味であったりもします。お母さん凄すぎ。これ以上やっちゃうと苦笑ものだったりするので、昼ドラのレベル止まりでほっとしました。
    このお母さんも、二人の生活に突如として割り込む悪夢だけど、読者と透にはもうひとつビックリが用意されていて、話が飽きない。
    あんまり驚かさないでほしいわ、ほんと。

    この巻の透は、とても素直で無邪気で、藤島にも「好き好き」と言って、ケーキも作り始めて、すごーくラブラブ。対する藤島は「もし記憶が戻ったら」という日のことを思うと、どうしても心をさらけ出すわけにはいかない。過去の罪に苛まれる藤島が、透の真摯な想いを受け止め、やっとのことで一切を告白できるまでの過程は、読んでいて胸が締め付けられる思いでした。それほどまでに、透がまっすぐ藤島を愛した成果です。もちろん、藤島も透のことをすごく大事にして、深く愛していて、健気ですらあるし。

    しかし。このままじゃ終わらないよね?と疑心暗鬼になってるから、当然二人の幸せいっぱいな様子に素直には喜べません。
    これで、透の「魂の再生」が終了ではないところが、実に恐ろしい。

  • COLD 2冊目、です。
    これはよかった!
    1冊目はちょっとイライラしてました。
    おかげで読むペースが遅すぎるくらいで…。
    こちらは比較的早く読み終わったのは、内容が好みだったからでしょう。

    記憶喪失の男の記憶が戻ることを恐れる気持ち。
    物凄く良かった上に、続きが気になる~という展開に。
    ようやく乗ってきたよ、な2冊目でした。

  • 藤島の過去編。い、いきなりズーンと来た…なんという重み。
    キャラ的には好きなタイプから離れちゃったけど、もう話が上手すぎて評価は高くせざるを得ません。
    木原さんは葛藤描写を凄く巧みに書きますね。

    • みなみさん
      ズーンw はっきり言って木原キャラで好きな奴とかいねーわ!^∀^ やっぱドラマの成せる技なんでしょうな。
      ズーンw はっきり言って木原キャラで好きな奴とかいねーわ!^∀^ やっぱドラマの成せる技なんでしょうな。
      2010/09/17
    • Sさん
      おっ、と思うのはいても皆最後には微妙になる罠^^ 話がいいんだよね。
      おっ、と思うのはいても皆最後には微妙になる罠^^ 話がいいんだよね。
      2010/09/17
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著者プロフィール

高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。不器用でもどかしい恋愛感情を生々しくかつ鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてボーイズラブ界の芥川賞作品と評され、話題となった。ほかの著書に『秘密』『さようなら、と君は手を振った』『月に笑う』『ラブセメタリー』『罪の名前』など多数。

「2022年 『コゴロシムラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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