四畳半神話大系

著者 : 森見登美彦

• 太田出版 (2004年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[to-mockさんの感想 · 2013年1月9日]

ループ＆ループ＆ループ。。。だんだん活字を追うのが面倒になりつつも追いかけていると、ちらほら見つかる変化。アニメ版がとんでもなく良いので、面倒ならそちらを。

[lonesinkerさんの感想 · 2013年1月4日]

森見節が好きな人はこのループ感が大好きであろうが、私は正直いうとちょっと飽きた。

[marikoxbooksさんの感想 · 2012年10月6日]

森見さん、二作目！！
夜は短し〜は苦手だったけど、これは最後まで読めた！面白かった！
まり的には明石さんとのことももうちょい知りたかったな

[tanukitamさんの感想 · 2012年9月19日]

とても面白く楽しめた。オススメ

[みずいろゆきだるまさんの感想 · 2012年9月14日]

京都の大学の自意識過剰のダメ男という主人公。
4つの話からなりますが、2話目で趣向が理解できます。あの時、これを選択していたら・・・というパラレルワールド。
微妙な違いは面白いのだけど、全く同じ文章がところどころ繰り返されているので正直、疲れました。せっかくの面白い表現が繰り返すことで後半は残念な感じになってしまった。
4話目の永遠に続く四畳半という、可愛くないファンタジーな世界が一番楽しめたと思う。
他の森見作品のほうが好きです。
アニメになっているようで、そっちのほうが面白いかも・・・と思います。

[常盤治さんの感想 · 2012年9月6日]

アニメ版を気に入って、借りたもの。現代小説は言葉選びで好き嫌いが激しく出る方だが、これは拒否反応無く割と楽しんで読めた。ストーリーについては、表現はいいものの、少し退屈を感じさせる。しかし、これを読んでみれば、どれほどアニメ版がこの小説を昇華させ素晴らしい出来であるかよくわかるという点で、読んで損はなかった。

[moon-uさんの感想 · 2012年8月23日]

あの時、これじゃなくて別のものを選んでいたら・・・
そんな、誰もが一度は考えたことがありそう感じ。

森見ワールドであった。
結局、そうかよーって感じ。
笑える。
まったくもって、高尚な阿呆話。

さて、わたしなら、もしも別の選択肢を選んでいたら。。
は、まったくもって
「あの時」意外にはないのである。

[みずみさんの感想 · 2012年8月20日]

8/20読了。

[mi-keyさんの感想 · 2012年8月12日]

下鴨幽水荘なるおんぼろ下宿の四畳半に住む大学生の“私”の奇妙奇天烈な物語。
一見、四話の別々の話に見えるが、その実、別世界に生きる同一人物の物語なのである。（ややネタバレですみません…。）
その運命の分かれ道となるのが、大学に入学してどのサークルを選んだか、という点だからナンセンスこの上ない。
舞台や登場人物、文体などなど、他の作品に共通する要素が多々あるので、それを楽しみととるか、マンネリととるか…というところ。
私の場合、二話目、三話目でやや退屈になったが、最後ちょっと盛り返し、もう少しこの作者と付き合ってみようかな、と思った。

[室蘭工業大学附属図書館「みんなのおすすめ本」さんの感想 · 2012年8月6日]

【「室工大　学生教職員のおすすめ本　2011」による紹介】

『あの時こうしていれば…』なんて後悔する事、ありませんか？私は日常茶飯事ですし、皆さんにもきっと一度くらいはあるでしょう。しかし、そんな事は全くもってムダなのです。
さて、この作品の主人公は冴えない大学３年生。学業を嫌い、恋人はいない。挙げ句、人の幸せを壊して回る事に生き甲斐を感じるひねくれ者です。そして周囲に残ったのは同じくひねくれた悪友と数人の変人。今風に言う所の非リア充でしょうか。この設定に共感を覚える人は少なくないのでは？（自分はそうです）
そしてこの主人公、堕落の原因はサークル選びだったと結論付けるのです。その結果、他のサークルを選んだ世界を体験するのですが…まあ、どうしたって彼は振り回されっぱなし。その姿がなんとも同情と笑いを誘います。彼は果たして「薔薇色のキャンパスライフ」を手にする事ができるのか？といったお話です。
この作品自体は活字にさほど強くない私でも十分に楽しむ事ができましたし、同じようにあまり本は読まない方でも気軽に読めるのではないでしょうか。もしあなたが後悔した際にはこの作品を読み、諦め、現状を受け入れ、その上で頑張りましょう！

須谷　峻介／機械航空創造系学科・2年

図書館の所蔵状況はこちらから確認できます！
http://mcatalog.lib.muroran-it.ac.jp/webopac/TW00330176

#室蘭工業大学読書推進プロジェクト企画「室工大　学生教職員のおすすめ本　2011」により紹介されたものを許可をいただき掲載しています。

著者プロフィール

1979年、奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる。著書に『きつねのはなし』『有頂天家族』など。

「2022年 『四畳半タイムマシンブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」