Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

  • オライリージャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873116303

感想・レビュー・書評

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  • 良いチームを作るための指南書のようなものです。エンジニアリングにおいて「人間」が重要な要素であるとして、チーム文化の作り方やアンチパターン、コミュニーケーションをする上での心得などが語られています。

    非常に読みやすい翻訳で、自分がこれまで読んだ本で例えるなら『リーダブルコード』に近しい印象を受けました。

    …っと確認したら、訳者がリーダブルコードの角 征典さんでした(^_^;)

    書評はブログに書きました。
    http://unsolublesugar.com/20140326/173229/

  • コミュニケーションの本だ。

    コミュニケーションを取っていかに気持ちよく、プログラミングという仕事を遂行、アプリケーションをチームで効率よく作る方法。コミュニケーションをちゃんと取って現実的に解決して行こう。

    若干はマネージャー職の本っぽいが、関わっているプロジェクトにすぐに使える内容。コミュニケーションはどこの場でも必要になるから当然と言えば当然だけど。

    - 書いたコード≠自分の価値
    - 良くないコードは「良くないね」では無くて「ちょっと俺がヨクワカラナイんだ」と自分を下にして気づかせるチャンスを
    - 重圧的にならない

    アプリケーションの事も書いてあった。ハードルを下げて初期のユーザー体験を簡単で解りやすい物にとか。これはチームギークの内容には無くても良かったかもしれないけど。でも必要な知識だ。

    人と働く、一緒に作る、という事を意識して、自分勝手に、自分一人の効率を上げてもたかが知れているので、自分自身をスケールする。チームの能力を最大限に引き出すためのコミュニケーションを大事にしていこうという本。
    コミュニケーション。

  • 前半が良かった。

  • IT企業(部門)で働く上で知っておきたい具体的な事例が詰まっている。チーム・マネージャー/部下・有害な人・ユーザーなど関係する集団を例に挙げながら説明されていく。取り上げられる事例がgitでなくsubversionである点に違和感を感じた。Humility:謙虚、Respect:尊敬、Trust:信頼の三本柱をもって働くことで成功に繋がることが全体を通じて述べられる。

  • 仕事の技術的側面ばかり考えるプログラマなどやっていると、仕事の人間的側面が仕事に与える影響を忘れがちだ。本書で知ったことをベースにして自身を含め職場を観察してみると、新たな気づきが得られるように思う。
    HRTの原則だけは忘れず覚えておきたいと思った。
    ・Humility  (謙虚)
    ・Respect (尊敬)
    ・Trust  (信頼)

  • 役に立つしユーモアのセンスがあって良い

    ・Humility,Respect,Trustを持てば、チーム開発はうまくいく
    ・チームメンバーに対してHRT
    ・HRTを持たない問題児に対してもHRTを持って対応する(優しく退室頂く)
    ・Googleでもやっぱり大企業的な開発プロセスのジレンマがある
    ・エンジニアから見たマーケターの風刺がおもしろい(キラキラテカテカ)
    ・ユーザーにもHRT
    ・いわゆる「情弱」なユーザー(おばあちゃんとか)にもHRTをもって耳を傾け、何が課題かを読む
    ・速度は機能
    ・ソフトウェアを魔法のように見せる=複雑なシステムの複合体を単純なインターフェースで見せる
    ・リリース告知をしない(開発計画は不確実。外部との「約束」は最小限に)

  • 一貫して、チームで仕事をするにはHRTの精神(謙虚、尊敬、信頼)が大事とあった。生産性の低いひとはなんとか出て行ってもらおうみたいなことが書かれてて震えた。わたしだ\(^o^)/

    --------------------------- Memo ---------------------------

    攻撃的な仕事と防御的な仕事
     防御的な仕事:プロダクトの保守性、安定性、信頼性を高める(1/3~1/2以上はかけない)
     攻撃的な仕事:政治的な信頼を獲得する

    HRTの精神(謙虚、尊敬、信頼)

  • 短期的なメリットのために文化を妥協する必要はない。勉強になります。読みやすい。

  • ギークたる尖ったエンジニア、ないしはその周辺向けで、この本が役に立つ という人は既に技術者として割と幸せな環境にいるのではないかと思います。(日本ではといえるほど余所の状況を知っているわけではないですが)少なくとも私の近辺では本当に尊敬・信頼があるかはともかく謙虚のようなものには溢れている気がします。むしろ意思表示が足りないくらいで指針としては本書とは別の方向性が必要ではないかと感じました。

  • エンジニアなら共感する内容ばかり。でも、それで終わってしまうのが少し残念。
    そうでない人は、この本を理解しようと思うのかなぁと。チームって難しいですね。

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