Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
- オライリージャパン (2013年7月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873116303
感想・レビュー・書評
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本書を読むのは二度目だが、読むときの立場・状況によって得られる気付きが異なる良書だと感じた。
開発者視点での理想論に走ることなく、
本当に現場で有効なチームビルディング、コミュニケーションのあり方がまとめられた本書は変化の激しいITの業界にあっても向こう5年は普遍的な名著として君臨するのでは。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB13089234
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Googleの生産的なチーム開発を支える、チーム開発のあるべき姿とそのための方法。チームで働くという基礎ともなるとても良い本!
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ザッと再読した。以前読んだ時とは立場も変わっているので、再読して良かった。
HRTの原則はやはり大事だなと改めて感じた。今後のチームの活動に参考にしたいことが多い。 -
HRT(ハート):謙虚(Humility)・尊敬(Respect)・信頼(Trust)
これだけでも覚えておく! -
ギーク向けというよりは21世紀のクリエイティブワーカー全てに必要である一冊。普段から気になる部分をメモしながら読むのですが、ほぼ全編にわたってメモだらけになってしまった一冊。HRT、ミッションステートメント、サーバントマネージャー、やるべきでない事、有害な振る舞いにどう対処するか、成長をどう促すか、顧客とどう接するか。現代の企業が悩むマネージメントやチームビルディング全般にわたって有用すぎるアドバイスがいくつも並ぶ。
丁度レガシーないわゆる管理職向けの本と並行して読んでいたのでなおさら際立って読めてしまった。どちらが良いか悪いかという話ではなく、現代的なチームを考える上でこれ以上に適切な本にはまだ出会えていない。 -
7つの習慣をギーク向けに分かりやすく噛み砕いた本、というのが感想。
エッセイ集の形式になっていて、大事なことは何なのか、実際どうだったのか数多くのコミュニティーなりTeamなりを経験してきたスーパーギークが経験を元に語っている。
「有害な人にどう対処するか」などの問題にも立ち向かっていて面白い。
しかしややフワッとした部分もあり、わかりやすさとハートを重視したチームでお仕事をするための入門書。という感じがした。 -
新卒でソフトウェア企業に入社しもうすぐ5年が経つが、読むタイミングとしては最適だったのではないかと感じている。
会社のチーム内希望者で、読書会をすることになり購入した。
「Googleの技術者が買いたなら外れないでしょ」という期待を大きく越えた内容で、「あるある」と皆で頷くような問題に対し、対処を学ぶことができた。
全体を通したキーワードとして、HRT(読み:ハート。謙虚(Humility)、尊敬(Respect)、信頼(Trust)の頭文字)がある。このキーワードを問題の側面とした視点で解決・対処の方法が語られるので技術的なレベルで考える必要がない。そのため、エンジニア以外が読んでも得るものは大きいと思っている。
また、時事ネタ(今でしょ!)や、ジョジョネタも紛れており、翻訳者のユーモアも感じた。 -
本書は開発における哲学書のような本である。具体的には、企業でエンジニアがチームとしてより良く働くためにはどうしたらよいか、ということについての内容である。本書は、エンジニアのみならず、多くの社会人にとっても有益な叡智が詰まっており、読む価値がある。
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ソフトウェア開発はチームワークだ。
その上で一番大事な事は、HRT謙虚、尊敬、信頼だ。
建設的批判をする。
そのチームの文化を尊重し、大切にすべき。新参者が壊してはいけない。
ミーティングは目的を明確に、人も最小人数で。
有害な人にうまく対処する
などなど、中身はいたって普通の事が書かれていると思う。ただ、実践する時には多くの邪魔が入るけど。
あと、リーダーであろうがマネージャーであろうがとにかくコードを書く時間を増やすようにすべきという点は、なかなか耳の痛い話だ。