月の裏側

著者 :
  • 幻冬舎
3.25
  • (31)
  • (54)
  • (219)
  • (24)
  • (5)
本棚登録 : 636
感想 : 93
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877283988

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あんまり理解できない方の
    恩田陸ワールドやったなぁ。
    でも、そのわからない感じも
    好きなんやけど。

    もうちょっとゾクゾクくるかと思ったけど、
    割とたんたんとやったな。

  • 初恩田陸作品。ゾクッとする作品でした。そう思いながら終わりのあっさりさに肩透かしを食らった感じもする。あなたの周りにいる人たちは本当に人間ですか?いつの間にか姿形などはそのままに別のものに入れ替わっていたりしないですか?そしてその思考の果てに、自分は今"どっち"なのかという恐ろしい疑問が。。。

  • 自分という存在の不確かさ。
    堀に何かが潜んでいるのか、箭納倉に何が起こっているのか、じんわりとした恐怖を感じる。

  • SF的というか、すこし地に足のついていない感じに、もやっと感が残る。福岡の柳川が舞台なのかな。

  • おもしろかった。じわじわと得体の知れない何かが近寄ってくる感じに、どきどきしつつも、わくわくした。何がおきているんだろう、どうなってしまうんだろうと気になるから、一気に読んだ。武雄さんが話していた仮説はすごく興味深かったし、葛藤についてもかなり共感できる。わたしも、はやく盗まれてしまいたいなって思う。

  • ジャンルはホラー?SF?怖いってより神秘的な自然の力や雰囲気ある街並み、迷路のような水路や雨の描写を想像してその中に自分が入ってしまったようなぬめっとした感触が残る。

  • 原案はすごいし書き方もうまいがラストは残念…という、恩田陸のお家芸。

  • アレもの。

     SF色が少ないからか、テンポが遅くてだらけてしまう。オチもいまいちかなぁ。

     ラストでなぜ長靴を脱ぐのかがわからない。なぜ確かめたいのかわからない。

     底辺では共通項を持つ新人類ってか? よくわからんなぁ。

  • 2000年10月読了。

  • 恩田陸特有の閉じない結末により、この作品は完結している。
    中盤までの何かが起きている感覚から、大規模にそれが起きて以降の終盤まで一気読み。
    怖さがジワジワくる。
    そして面白い。

全93件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

恩田陸の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×