120% coool (幻冬舎文庫 や 1-3)

著者 :
  • 幻冬舎
3.30
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本棚登録 : 1078
感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877284749

感想・レビュー・書評

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  • 小説にはアフォリズムがないと、という山田詠美のモットーがよく現れている短編集だと思う。秀逸です!

    ひと癖ふた癖もある魅力的な主人公が多い中、「ガリレオの餌」がとりわけ好き。
    私も、何でもばりばり食べて栄養にする、エネルギッシュな人間になりたいぞ、なんて思える。

  • 鋭い。

  • 山田詠美作品初読本。
    あーこういう人なんだと思った。

  • 120パーセントクール。
    男女間の不思議な友情。
    楽しい日々もやがて終わりが来るけれど・・・。
    内容もさることながら、本の表紙が好き。

  • ワルぶりたい心の憧れがつまってる。

    2010.03.31

  • それほど厚くはない文庫本の中に、
    これぞエイミー!というような短編が9つも詰まってる。
    するすると文章が流れてゆく。
    でもそれは、流れて消えるようなものではなくて、
    確実に心に染みを残していくものだった。
    この人の作品は、比喩表現が豊かで官能的だ。

  • 100%の完璧な快楽では、愛という陳腐な言葉が入り込む。それを打ち消すには、もう20%を必要とする。あなたの恋を誰もが考える恋に引き下げてはいけない。山田詠美が新しく書いた、9つの愛の真理。
    ***
    過激で、ロマンティックで、美しい。
    気取らない文章で読みやすかった。

  • えっとよく覚えてない……!
    横文字使いまくりの気取った文は外国が舞台の話だからなんかこう読んでてたのしいのに日本が舞台だとなんか陳腐なだけだよ

  • 山田詠美の本は時々いい装丁があるんだけど、コレも内容やタイトルにそこそこ沿ったクールな装丁。

  • cooolなだけじゃない

  • 9編からなる短編集。タイトル、「o」が1つ多いんですけれど、1つ多くなると「クール」じゃなくて「クゥゥール」と読みたくなってしまううちは、20%モアどころか、とてつもなくクールからかけ離れた人間なんでしょう。最初に収録されている「唇から蝶」のエログロにはゾクゾクしました。もう、最初の一行から感動しました。比喩ではなく、本当に青虫っていうのがたまんない。それだけじゃなくって、青虫が蝶になる過程もたまんない。この話は数多くある山田さんの短編の中でもずっと忘れられない話になるでしょう。あと、カミカゼっていうアイテムを使ってくるところがまた「クール」というか・・。うちは居酒屋で飲むビールが一番好きダー。

  • 2003

  • 少々ハズレ感。

    「唇から蝶」は好きな雰囲気だが、「雨の化石」なんて陳腐過ぎてぞっとした。

    この人の作品によく出てくる
    「見た目は唸るほどの美人やけど性格最悪」

    「それをあからさまに妬んで暴言を吐くブス」
    な女性陣。

    ・・・実際なかなかおらんよ。

    08.10.09

  • 「僕は勉強ができない」を中学(たぶん)の課題図書で読んで、面白かったので借りてみた。
    恋愛話の短編集。・・・なんやけど、すでに内容を忘れてしまった。 マジで頭に残ってない。
    1週間まえに読んだのに。やっぱテーマが恋愛で、失恋とか悲しい恋とか喪失とか、そんなんやからだと思う。共感できないからか「ふーん」で終わるw 感想としては
    読み終わったときに「ああ、山田詠美やなー」と思ったのは覚えてる。
    あと、やたらとセックスがどうのとあって、後半は正直食傷気味でした。
    こういう話は20後半になってから読んだほうがいいかなw

  • cooolでした('-'*)

  • 好きです。
    なかでも、彼女の等式、が好き過ぎて、なんども読み返しています。

  • 『唇から蝶』のエロさとグロさに鳥肌。
    すっごいセンス。

  • ガリレオの餌
    一番軽い話なんだけれど、好きだ。
    恋してない時は、恋してる人が眩しい。

  • 女性の視点からというのは悪くない。が、感動したり、納得させられたり、共感を覚えたりというものは特にない。

  • 全部好きだった。おもしろいね〜!

  • 2007.8.26

  • 好き嫌いが分かれるところ。

  • 1日で読みました。
    結構楽しかったです。

  • 普通にかっこいい。でも短編ばっかは少し飽きてしまう。下が虫のやつが素敵でした。

  • 唇から蝶。なんて題だろう。

  • 100%じゃなく、120% coool

  • 「私が唯一、等式を使わないのは彼とのことだけだわ。」(彼女の等式)<BR><BR>

    「たとえば、絶望とか空虚とかいう言葉がある。<BR>
    ひとりぼっちで、心と体がすごく困ってると言えば良いのに(後略)」
    (R)<BR><BR>

    たまに、ゾクっとされられるような表現が出てくる。<BR>
    それが詠美さんの小説。

  • 短編集。
    おもしろかったw

  • すごく、素敵な短編集。「唇から蝶」のせくしーさが好きです。

  • 初めての山田 詠美作品。
    好き嫌いが別れる感じもするけど私は面白かった!
    13年前に出た作品とは思えない!!
    表現力豊かな作家さんだと思った。

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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