思考は現実化する〈下〉

  • きこ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877713171

感想・レビュー・書評

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  • 「逆境の中には、すべてそれ相応かそれ以上の大きな利益の種子が含まれている」
    自己啓発本業界では超有名な言葉ですね。

    マスターマインドは下巻に詳しく書かれています。
    マスターマインドとは
    2人以上の何らかの願望や目標を持った人間の集まりであり
    また
    それらの人々の間で行き交う波長のあった思考のバイブレーションのことである
    そして
    「明確な目標を達成するための二人ないしはそれ以上の人たちによる、調和された、知恵(そして知識)と努力の協力関係(もしくはそういう関係にある人を指す)」
    と定義されています。

    娘は今高校に入ってまさに思考のバイブレーションを感じているようです。
    中学時代の娘は吹部の部長として取りまとめて意見を発して孤軍奮闘でした。
    しかし今は友人がそれぞれの知識経験を総動員してあっという間に答えが出てしまうそうです。
    それは何か人を超越した別の人格の思考が生まれだすようなものです。

    「二人以上の人間が調和の精神で共通の目標に向かって協力するときエネルギーは無限の知性の無尽蔵の倉庫から直接引き出すことができる」
    それぞれの得意分野がありつつ能力の平均値が恐ろしく高いからかもしれませんが。
    娘のマスターマインドは末恐ろしいものがありますがそこから取り残されるのが何より恐ろしいかもしれません。
    同じレベルで思考し続けることがエネルギーの発信機とともに受信機にもなるので。

    下巻まで読んである程度ナポレオンヒルの思考がわかってきたような気がします。
    あとは娘と息子にいかにして伝えるかが親としての腕の見せ所といったところでしょうかd(^_^o)
    まあ職場でも出し惜しみはしませんが( ̄^ ̄)ゞ

  • 深すぎて一回じゃ理解できず。
    報酬以上の仕事をする。

  • 継続して本を読むようになって、一つの大きな分野として存在していることを知った、自己啓発書。
    近年も、年に何冊かは読んでいると思います。

    その自己啓発書の分野の中でも名著、古典と言われているこの本については、なぜかこれまで読んだことがありませんでした。
    文庫が出版されているのを知って良い機会だと思い、読んでみることにしました。

    上下巻700ページあまりにわたる長編です。

    序文では、著者であるナポレオン・ヒルが、鉄鋼業で成功を収めたアンドリュー・カーネギーから「成功している500人にヒアリングをして、その成功哲学を体系化すること」という依頼を受けて、本著の作成に取り掛かったという経緯が紹介されています。

    その結果から得られたこととしてナポレオン・ヒルがまず挙げているのが、「明確な目標を持つ」こと。
    そして、その目標を達成するために何をすべきか、著者が調査した成功者たちの事例を交えて、解説しています。

    これまでに読んだ自己啓発書と、内容が重なる部分が多いのですが、それだけこの本が、後に書かれた自己啓発書のベースとなっているのだと、理解しました。

    全体を要約できるほど深く理解出来たとは言えないのですが、本書全体を通じて感じたことを自分なりの言葉で表現すると、次のようになるかと思います。

    「成功への道筋はシンプルなものである。しかしその道筋をたどっていくには、常に、目標とするものは何かを意識すること、そしてその目標に向けた努力を継続していくことが必要である」

    読んで理解したつもりになるだけではなく、本書に書かれていることを実際に、やっていく。
    そのとっかかりになりそうなノウハウがいくつかあったので、さっそく取り組んでいきたいと思います。

    手元に置いて、何度も読み返す。
    久しぶりに、そんな本に出会えました。

    『思考は現実化する〈上〉』ナポレオン・ヒル
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4877713166
     
     .

  • 何度読めば理解できるのかわからない、この本に書かれていることを達成できたなら一生、幸せを得続けられるだろう。

  • 元々一冊だった本の半分。

    上巻は願望を計画を立てて実行する
    というポジティブな面が書かれていたが、
    下巻では失敗や不安等ネガティブな感情に
    どのように対処するかという記述が多い。

    失敗の原因に「家庭環境の問題」が有り、
    七歳までに身についた性格が挙げられている。
    障害者などどうしようもない失敗の原因に関しては、
    ただし・・・というフォローがされているが、
    こちらに関しては全くフォローがされていない。

    現在では「毒親」や「アダルトチルドレン」
    という言葉がよく聞かれるようになったが、
    この本の執筆当時は体罰は当然だったはずで、
    恐らくこの記述は犯罪に走ってしまったり、
    満足に読み書きも出来ないようなレベルの
    家庭環境の悪さに関して記述しており、
    この本を読める人は当てはまらないのだと思う。
    「思考は現実化する」このタイトルが全てだろう。

    最後の章でナポレオン・ヒル博士は我々読者に
    「縁があったら、また会おう」と言っていた。
    「思考は現実化する」ということを忘れた時、
    再び思い出すために再びこの本を開こう。

  • 自己啓発の古典的名著(原点?)ということは、知っていましたが、ナポレオン・ヒルの著作はなんとなく胡散臭そうで、今まで読んだことがありませんでした。
    文庫化されたのをたまたま見つけて、だまされたと思って買ってみました。
    ぶっとんだ本だと思っていましたが、意外にもまっとうだと思えることが多かったです。
    読みやすく、一気に読み終えることができました。

    繰り返し読みたい本です。

著者プロフィール

1908年、駆け出しの雑誌記者時代に、アンドリュー・カーネギーと出会う。カーネギーの要請で万人が活用できる成功の秘訣の体系化に着手。カーネギーの尽力もあり、著名な500名以上の各界成功者が共同作業に携わる。20年後の1928年、初期プログラム完成。そして実践の場での有効性を調査し、再び検討を重ねて52年後の1960年に、遂にPMAプログラムを完成(80年後の1988年に新版完成。日本語版はこの新版による)。この間、ウッドロー・ウィルソン大統領の広報担当補佐官、フランクリン・ルーズベルト大統領の顧問官を務める。また、講演家としても活躍。大富豪の一人としても、その名を残している。ナポレオン・ヒル財団設立後、1970年87歳で没。

「2020年 『新装版 成功哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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