凡事徹底 (活学叢書) (活学叢書 12)

著者 :
  • 致知出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884743482

感想・レビュー・書評

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  • イエローハットの創業者で「掃除」で有名になった方ですが、「掃除何かして本当に会社が伸びるんですか?」との疑問に対し、「悪くなった会社で掃除が行き届いていた会社は一社もありません」と断言されていました。

    掃除する=事業がうまくいくのような単純なものでなく、事業がうまくいかないの一つの要素に掃除が出来ていないこともあるということなのだなと改めて理解できました。

    整理整頓は仕事の質の効率のアップにやるもの、清潔・清掃は仕事の質をアップするためにするとの言葉を胸にとどめておきたいと思いました。

  • 素晴らしい本に出合えた。鍵山秀三郎先生の書かれた本を前から読んでみたいと思っていたが、結局手に取ることなく今に至ってしまった。
    今回読んでみて、「もっと早く読んでいれば・・・。」と後悔した。

    「凡事徹底」とはごく当たり前のことを徹底的に続けるということである。

    鍵山先生の素晴らしさはその人間性であると強く感じた。成功していながらこの本に何度となく鍵山先生の謙虚な姿勢をお見受けすることができたことか。株式上場の話やフランチャイズのロイヤリティの話等、経営のやり方にもそのお人柄が現れている。

    日本が世界に誇る野球選手イチローが言っていたことが僕は非常に印象に残っている。
    「小さなことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道」
    という言葉である。
    この言葉を一言で表すならばまさしく「凡事徹底」ということだろう。

    偉大な人たちは皆小さなことをコツコツと続けて(もちろんそれだけではないと思うが)誰もが到達し得なかった場所や誰もが行けるとは考えすらしなかった場所にたどり着いた。
    このことを考えても凡事を徹底するということがいかに難しいか、ということを表していると思う。

    今までの生活を振り返ると、その場ではやる気になって直ぐに実行してみるが、いつの間にかやめてしまったということが何度もあった。
    「どうせ」という言葉は使わないようにして、これを機にできる事から始めていきたい。

    「凡事徹底」に出合えて本当に良かったです。

  • 松下幸之助にまつわる本。分かりやすくて暖かい♪

  • 110124 TOPPOINT PremiumSelection Vol.2

  • 平凡を非凡に努める。
    :義務でない事をどれだけ打算なくできるか。
    :いつも人を喜ばすこと。
    :百萬典経 日下の灯

    ここに成功の鍵が隠されています。

  • 読めば読むほど頭が下がる本である。誰でもが簡単にできる便所掃除。それができない。汚い場所をきれいにする、その手を動かしている最中に頭はいろいろなことを考え、思いを巡らし、目や耳、そして心が敏感になるに違いない。多くの葛藤を乗り越えてこそと到達する世界、未だ見たこともない心の世界。踏み出さねばなるまい。

  • イエローハット社長鍵山さんの本。

    書いてあることは
    『当たり前をきちんとやる』
    ということ。

    具体的には、
    ・朝起きたら、布団をたたむ
    ・玄関では、全員の靴を揃えるetc

    どうしても疎かにしてしまいがちですが、忘れてはいけないことです。
    このような細かい積み重ねことが大切なのだと思います。

    以下、学んだこと
    *******
    ○日常で気をつけること
    ・ごはんを食べた後は、必ず水を張る
    ・帰ったら、くとを揃える、自分のものだけでなく、家族のものも揃える、よそへ行っても揃える

    ○成果を上げられる人Aと上げられない人Bの違い
    ”無駄が多い”
    →Bのほうが長い時間休まないで働いている。
    ⇒Bにならないためには『気づく人になる』

    ○気づく人とは
    1.掃除を徹底してやる
    2.いつも人を喜ばす

    1について
    ・自分のものを置いて、まず相手のものからキレイにする
    ・「みんなでやろう」ではなく、まず一人でコツコツやる
    ・いつも同じ時間をかけて、同じ範囲だけやっていてはダメ
     →同じ時間だったら、それが広がっていき、同じ場所だったら、時間が縮むように工夫する

    2.について
    ・いつも何にでも感謝の気持ちを持つ

    ○人間の喜びで最たるもの
    『人に頼りにされ、人にあてにされること』

    ○心得
    ・教えるのではなく、学ぶ
    ・あら探しをしない

  • 浄化されました。道徳の時間に読まされたらケッって言ってたかもしれないけど。最後の、上場時の株価のくだりはたまげた。ありえない。すごい、凄すぎる。

  • イエローハットの元社長の
    凡に徹する大切さを教えてくれた本です。

    自分が正しいことをやっているなら
    「コイツ、アホちゃうか?」
    なんて思われたっていいんだ。
    こういう風にいいたい人は世の中にたくさんいる。
    そういう世論に屈する必要はない。

    正しいことを「し続ける」ことで「気付き」の力がつき、物事の真理が見えてくる。

    そんな光が見える生き方指南書です。

    星6つ☆☆☆☆☆☆

  • 「井の中の蛙、天を知る」には目から鱗がおちました。

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著者プロフィール

昭和8(1933)年、東京生まれ。昭和27(1952)年、疎開先の岐阜県立東濃高校卒業。昭和28(1953)年、デトロイト商会入社。昭和36(1961)年、ローヤルを創業し社長に就任。平成9(1997)年、社名をイエローハットに変更。平成10(1998)年、同社取締役相談役となり、平成20(2008)年、取締役辞任。平成22(2010)年、退職。創業以来続けている掃除に多くの人が共鳴し、その活動はNPO法人「日本を美しくする会」として全国規模となるほか、海外にも輪が広がっている。著書に『凡事徹底』『続・凡事徹底』(以上、致知出版社)、『鍵山秀三郎「一日一話」』『すぐに結果を求めない生き方』(以上、PHP研究所)などがある。

「2020年 『大きな努力で小さな成果を――平凡なことを非凡に努める「凡事徹底」の生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鍵山秀三郎の作品

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