あたらしい戦略の教科書

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 854
感想 : 98
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887596443

感想・レビュー・書評

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  • 普段読んでいる書評ブログで軒並み取り上げられていたのと、「戦略」という言葉に弱いので、迷わず購入。

    「はじめての課長の教科書」でブレイクしてから立て続けの話題作ということになる。が、著者が自分より年下と知り、軽いショック。

    第4章までは論理的で図も効果的に使うなど、非常に明晰な文。第5章の「実行」の章では打って変わって、ビジネス現場での生々しい話・泥臭い話になる。そのコントラストが面白かった。特に後者は経験に基づかないと書けない内容だけに、私には新鮮だった。

    「戦略」のとらえ方には若干違和感があるが、「プロジェクト」と読み替えれば、とても実践的で、使える本だと思う。何度も読みたい。

  • 何となーく思っていることを解説してあるので、とても面白かった。特に、戦略は人を動かすものなので、ドロドロしたものだと言っている箇所など。

  • この本のなにが「あたらしい」かというとこの本は戦略を”現場の実行責任者として”立案して遂行する人向けに書かれている。したがって分析をしてビジネスの絵を描くための戦略ではなく、実行して効果を出すための戦略の立て方および実行のしかたが書かれている。戦略とは「現在地と目的地を結ぶルート」と定義した上で、現在地をつかむ方法、目的地を決定する方法、ルートを選定する方法についての説明がある。そして最後に秀逸なのが、選定したルート(戦略)での実行を成功させるための方法論が書かれている。このパートがとてもよくえきていて、どうやって人を説得するか、どうやってトップを巻き込むか、組織内にどういう空気を作り出すべきか、といった現実的にはとても頭を悩ますであろうポイントについて書かれている。このパートがあるからこそ現場の実行責任者向けに書かれた本たりうるのだと思う。オススメ。[2008/8/16]

  • 具体的で使えるレベル。図表も今度つかってみよう。参考文献もCHECK.

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著者プロフィール

株式会社リクシス創業者・代表取締役副社長。
1972年東京生まれ。慶應義塾大学理工学部卒。
TIAS School for Business and Society
経営学修士号(MBA)首席取得。
商社にて新規事業開発に従事後、オランダの精密機器メーカーに光学系エンジニアとして転職し、オランダに約9年在住する。
帰国後はフリービット株式会社(東証一部)の取締役(人事・長期戦略担当)を経て、2016年、ビジネスパーソンのための仕事と介護の両立支援サービスや人工知能を用いた高齢者支援サービスを提供する。
株式会社リクシスを共同創業。
認定NPO法人カタリバ理事、プロ野球選手会顧問なども兼任。
過去には事業構想大学院大学特任教授、新潟薬科大学客員教授なども歴任している。

「2021年 『リーダーシップ進化論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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