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わたしの名は「紅」 についての感想・レビュー・書評


わたしの名は「紅」
172人が登録 ★3.70

著者: オルハンパムク 
制作: Orhan Pamuk  和久井 路子 
本 / 藤原書店 / 628ページ / 2004年11月発売
ISBN/EAN: 9784894344099
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評価平均: 3.70
登録数: 172
レビュー数: 26
価格: ¥ 3,885 (参考価格:¥ 3,885)

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この作品からのみんなの引用

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みんなの感想・レビュー・書評

ruchoさんのレビュー

ネタバレ 以前に通読済み。 『薔薇の名前』の影響だとか、『文明の衝突』だとか、『9.11を予見した』だとか、ステレオタイプで語られることが多いが、そういう見方で読むとこの物語の面白みは半減してしまう。 むし... 続きを読む »

Nadjaさんのレビュー 読み終わった

ネタバレ ノーベル文学賞2007年受賞作家

lonesinkerさんのレビュー 5 読み終わった

16世紀末、オスマン・トルコ帝国の、スルタンの細密画工房に使える絵師たちを描くこの小説は、それ自体まさに細密画のような、絢爛で奥行き豊かな歴史ミステリーだ。 目次を眺めるだけで、もうわくわくしてくる。”優美さん”、”蝶”、”オリーヴ”、”コウノトリ”と呼ばれる絵師たち、彼らの忠誠を要求する名人オスマンと、ヨーロッパ絵画へ誘うエニシテという対象的な「父親」たち、「探偵」を演じるカラと、彼を翻弄する... 続きを読む »

andyさんのレビュー 4 読み終わった

ネタバレ ノーベル文学賞を取ったオルハン・パムクの作品。ペルシャの細密画家の世界を舞台にしている。 「優美」さんと呼ばれる細密画家が殺され、その犯人を探すというのがメインのストーリーだが、ミステリーと呼ぶ... 続きを読む »

さなこさんのレビュー 3 読み終わった

オスマン帝国の時代の画家の物語。
予想以上に長かった。

bustinさんのレビュー 4 読み終わった

読みにくいっていう人も見かけるけど翻訳した人すごく文章上手だと思うなあ。

miqiさんのレビュー 4 読み終わった

毎日こつこつ読んで、やっと読了。おもしろいんだけど、長かった。物語の世界や語り方に慣れるまでに少々時間がかかる。そしてもう少し、トルコの歴史の知識が必要だったかも。最後まで、犯人探しには引きつけられるが、ストーリーとはほとんど関係のない、「わたしの名は”死”」とか「わたしは悪魔」などの章が特におもしろいと思った。イスタンブールへ行きたくなりました。

けいとのぱんつさんのレビュー 読み終わった

「美」というものは、どうしても時の趨勢に翻弄されてしまう。

そして母というものは、陰険に計算高く、生き残ろうとするものだ(と、作者は書いた)。

supikaさんのレビュー 2 読み終わった

ネタバレ 読みづらかった。エニシテが殺されてからだ然スピードが速くなった。
章立てが細かく、一人称なので、おもしろい。

あずきさんのレビュー 読み終わった

ようやっと読めた・・・いったん返却して、読書会までにまた借りれるかな。
良心の呵責に悩む1週間になりそうだ

yuichiさんのレビュー
くまねこさんのレビュー 4 読み終わった

斜陽にさしかかったオスマン帝国を舞台にした作品。
トルコ旅行前に読もうとしたけど読み終わらず、でもイスタンブールの地図を眺めていたおかげで作中の土地や位置関係が理解できて更に楽しめた。

その物語の手法や、主人公たち細密画師たちの思考や生活そして知識など、どれだけの調査や構想をしたのかというくらい重厚。
歴史小説、中世恋物語、殺人ミステリーなどなど、内容の要素は盛りだくさんで、それら全部を通して細密画師という「生物」の生態(生き方?)を見た、という感じがした。
読み終わった後は仔細に細密画を鑑賞したくなる。

ただ、原文がそうなのか翻訳のせいなのか、文章がとっつきにくくて慣れるまでくじけそうになる。

mklinuxさんのレビュー 5 読み終わった

章の組み立てや話者の設定などいろいろとたいへん凝ってて、手法もミステリー仕立てでひきつけるようにしてて、でもそれが消化不良にならないところで読者に「いい仕事だなぁ」思ってもらえる、稀にみる傑作だとおもいます。
トルコとかエキゾチズムに興味があるなしは関係なく、高級な「物語」が好きならどうぞ。

popoportiaさんのレビュー 3 いま読んでる

中世オスマントルコ帝国のミステリー。トルコがマイブームなので惹かれて読み始めたものの・・・・・。
文章が長くて読みづらい!難しい単語も混じってるし。
短編の連作みたいな作り方で、劇団ひとりの陰日向に咲くを思い出しました。

Jさんのレビュー 4 いま読んでる

著者本人の文章力もさることながら、訳者の力量もはんぱねぇわけで。

sanaさんのレビュー 5 読み終わった

16世紀のトルコを舞台に、細密画師の間で起こる殺人事件を描いた作品。
構成は凝っていて、全く知らない世界のあでやかなモチーフは目がくらむばかり。
ノーベル文学賞受賞したんでしたっけ?

anton509さんのレビュー 5 読み終わった

トルコのノーベル文学賞受賞作家、オルハン・パムクの初邦訳小説。 オスマン・トルコにもイスラームにも細密画にも馴染みはなかったのだけれど、自分の知らない世界について描かれた小説を読むのは、いつもわくわくする。 読者である私たちに向けて、主要な登場人物たちが語りかける形で物語は進んでいく。語り口そのものは平易なのだけれど、作中で展開される芸術論、文化論、細密画の歴史的変遷等々、その濃密さは時として... 続きを読む »

serge_crescentさんのレビュー 4

緻密。鮮やかな文体。

忍豚さんのレビュー 4 読み終わった

舞台は16世紀末、オスマン帝国の首都イスタンブール。 スルタン(皇帝)に使える細密画師たちが、翌年にひかえたイスラム暦1000年の記念事業として祝賀本の作成を命じられる。 その頃、西洋の遠近法を駆使した写実的な絵画を知った細密画師たちが衝撃を受け、自分たちでも描こうとする誘惑に駆られるが、写実的な絵画はイスラム教のタブーであり、それを巡って殺人事件が起きる。 犯人は誰か? 何故タブーなのか... 続きを読む »

MUsec2008さんのレビュー 5

中世イスラム教の絵師の物語。面白い。

白夜荘主人さんのレビュー 5

ヨーロッパがルネサンスを迎えた時代の、イスラム細密画家たちの世界。絵画とは何かをテーマとしながら、思いがけず多様なイスタンブールの人々が、彼ら自身の声を通して、描き出される。いや、人々ばかりでなく、死者や木、描かれた馬までも。傑作なんだろうなあ・・・と思いつつ、時折珍妙な表現が混じる訳文に頼らざるを得ないのが、やや隔靴掻痒であった。訳注は付けないようにという原作者の注文もあったらしいが、ルビをうまく使うなどして、「オリエンタリズム」は回避しつつ、トルコ文化の紹介に意を用いても、良かったのではないかと思うが・・・。

c-38さんのレビュー 3

●各々の章が、別々の人間の一人称で書かれたトルコ歴史ミステリ。のはずですがしかし。 ●オスマントルコ帝国の時代。 とある細密画師が殺された。 彼はなぜ殺されたのか。殺した犯人は誰か。 ・・・と言った部分は、実はあまり重要ではなく、ストーリーを中心に引っ張っていくのは、夫がペルシア戦に出征したまま帰らない美しい寡婦シェキュレと、十二年前彼女に振られたことが原因でイスタンブルを離れ各地を転々と... 続きを読む »

ジャミラさんのレビュー 3 読み終わった

16世紀末のトルコを舞台とした細密画家の小説。ミステリや恋愛の要素もあるが、やはりこの小説は「芸術小説」とでも呼ぶのがふさわしい。膨大な細密画に関する知識がちりばめられ、それを軸に構成された小説は、重厚な作品世界を構成している。小説作法としても、非常に多くの人の視点へとコロコロと変わって語られるのもユニーク。
だが、この小説の最も優れている点は、なによりも「死」の描写だと思う。エニシテの死の場面はそれだけでも一読の価値あり!もちろん俺は死んだことはないが、この場面を読んで「ああ、死ぬ時ってきっとこうなんだろうな」と感じた。作者の想像力に感嘆する。


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