三国志 (1の巻) (ハルキ文庫 き 3-1 時代小説文庫)

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  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894568686

感想・レビュー・書評

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  • 曹操さんマジかっけぇ

  • 先日、吉川英治三国志と横山光輝三国志を読了したばかりなのだが、友人T氏に北方三国志をも読むよう薦められて手に取ってみた。
    第一印象は、読み易く面白い。あの格調高い文章で彩られた吉川英治作品とは一線を画するもので、「三国志演義」原典に独自の解釈と色付けを施しており、一味違った三国志を味わえる。
    例えば、
    ・劉備が熱血漢の人物設定。
    ・張飛はそれほど単純ではない若者。
    ・桃園の誓いはなし。
    など。
    また、馬飼いの洪紀、曹操の下にいる五コの者などオリジナルのキャラクターが登場し、良いスパイスを利かせている。
    当分、楽しめそうだ。

  • 知り合いの家で三国志(1の巻)を見つけ、頁をめくるうちにとまらなくなり、自分で買うことにした。史実に基づいて書いてあることと、各巻頭に地図が付属されていることで、時間と空間を追って三国志の歴史を楽しむことができる。曹操が好漢に映る。

  • 今まで読んだ中国の歴史の物語の中で一番面白いです。
    劉備以外の武将の話もしっかり書かれていて
    楽しめました。

  • このワクワク感ハンパない…
    「秩序が崩れ始めた混沌の時代、大望を抱いた若者たちがニョキニョキ頭角を現してくる」っていう“こっから壮大な物語が始まる”感がすごい。

  • 本当にハードボイルド。
    横山三国志とはかなり異なるが、多分はまります。心情描写がすっげー。

  • 吉川版より読みやすい。が、もっと北方的ハードボイルドを期待したり。

  • 北方節炸裂!男の生きざまとはこうありたい。

    「風。」「斬撃。」とか単語で区切り、戦闘シーンはスピード感満点。

    なんどか読みなおし、そのたびに涙します。

  • ハードボイルド三国志。
    劉備、関羽、張飛が兄弟というよりヤクザみたいな結びつき。
    出てくる連中が大体カッコ良く描かれています。

  • 演義ではなく、正史をベースに書かれたもの。呂布が悪役になっていないのがとてもいい。全編完読。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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