三国志 (1の巻) (ハルキ文庫 き 3-1 時代小説文庫)

著者 : 北方謙三

• 角川春樹事務所 (2001年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[kamabokoさんの感想 · 2015年3月30日]

怒涛の展開が一冊に詰まっている…気がしました。
曹操の野心と、劉備の天下を見据えての忍耐力、そして呂布の勇猛さ。それぞれタイプの違う武将が、国とり合戦をしている世の中でどう動いていくのか、それがだんだん定まってきたような印象を受けました。
曹操と劉備は相変わらずな感じですが、呂布に関してはもう切ないというか、こんなに力があって無垢な人なのにいろんな人に振り回されてしまっていて、がんばれーと応援したくなります。
あと、孫堅の息子も台頭してきて、より争いに熱が入るな…と続きが楽しみになりました。
そして二巻の最後、呂布が赤兎に語りかけるシーンは心臓がぎゅっとならずにはいられませんでした。

[ao08170さんの感想 · 2015年1月29日]

小学生の頃に読んだ記憶している限り初めての長編小説。あれから１０年以上たつけれどこれを越える三国志の小説はまだ見つからない。

[bookjiroさんの感想 · 2014年12月17日]

吉川英治じゃなくて北方謙三を読み始めました。

[はるなつさんの感想 · 2014年12月3日]

テンポよく読めて引き込まれます
群雄それぞれのキャラどの人物も魅力的に描かれていると思います

[kobutanukiさんの感想 · 2014年11月19日]

劉備の挙兵から孫堅の死まで。
たくさんの群雄が出てくるがそれぞれにちゃんとスポットを当てて、物語として飽きさせない。これが有名な北方三国志かと思わせる1冊。
まだ取るに足らない勢力である劉備、曹操、孫堅の出会いはこれからの物語にわくわくさせられる。

[shigezohさんの感想 · 2014年9月17日]

黄巾の乱から董卓の台頭、虎牢関の戦い、孫堅の死まで。

久しぶりに読んだ。
吉川英治を筆頭に三国志の小説はたくさん出ているけど、今まで読んだ中では一番好き。読みやすい。
ただ、曹操や孫堅が、劉備という男が気になるとか言っちゃうあたりは残念。本当かあ、お前、歴史を知っているだろ、みたいな。

[カナさんの感想 · 2014年5月14日]

三国志はずっと読みたいなって思っていたけど、なかなか手を出せずにいたもの。とうとう読み始めました。うーん、面白い。劉備・関羽・張飛の義三兄弟は前から好きだったけど、北方さんは曹操もかなり魅力的に描いていて好きになった。先を見て果敢に立ち向かうところとか。呂布も好きだ。強いけれど、純粋なところが。これからの展開が楽しみ。

[y_dokaさんの感想 · 2014年5月11日]

あー、やめようやめようと思っていながら読み始めてしまった。
いや、北方謙三の三国志、はまらないわけがないと思ってるんだよね。
こればっかりに時間取られちゃいそうなんで控えていたのに、ついつい読んでしまった。

内容は…面白い、つうか、面白くないはずがない。三国志で、北方だからね。
ただ、まだ物語は静かにスタートした感じ。ああ、これからが怖い。

[あやごぜさんの感想 · 2014年4月26日]

ついに“北方三国志”に手を出してしまった。
北方さんの“水滸伝シリーズ”は、読ませていただいているので、
こちらでも、熱き“漢”達の物語を期待してしまいます。

[s-abeさんの感想 · 2014年3月31日]

ずっと読もうと思っていたが、世界史はあまり感情が移入が出来ないのではないかと思ったが、そうでもなく。
面白く読めている。
だれかどうなるのかを聞かないように読みすすめよう

著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ（全五十一巻）で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成（下） 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」