三国志 (1の巻) (ハルキ文庫 き 3-1 時代小説文庫)

著者 : 北方謙三

• 角川春樹事務所 (2001年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[tonyさんの感想 · 2013年8月6日]

水滸伝の後だとあっさり感。

[COWBOY BEBOPさんの感想 · 2012年5月1日]

三国志はマンガやゲームで大まかな内容しかわからなかったのですが、
北方謙三さんの小説は武将の心理描写などが見て取れ、とても惹きつけられました。

『私も、負けた。完膚なきまでに、負けた。この姿を見れば、それはわかろう。
　しかし私は闘って負けた。そして諸君は、闘わずして負けたのだ。
　私は、闘わずして負けた諸君に、訣別を告げる』

『生きている。また、闘える』

　これらの曹操の言葉は、私の胸に響いた。

[llama100さんの感想 · 2011年1月23日]

北方三国志一巻読了。これはみんなかっこよくてワクワクするし読みやすいな～！1ページに満たない曹洪の男らしさに泣いた。おさらば。でも早くも孫堅の出番が終わった。父ちゃん……全十三巻なのにこんな早いのん……。

[ganyoさんの感想 · 2010年11月17日]

主人公が敵対する人物や国を「悪」というイメージだけでは終わらせたくないので、
それぞれの国を主人公に書いた『三国志』は各国の視点から読めるので本当におすすめ。
正義や信念というのは人の数だけあるのだから。

[尭灯さんの感想 · 2010年11月1日]

三国志をもっと知りたくて読み始め、全巻読破済み。曹操と呂布が好きだけれど、呉の扱いが好きではなかった。呂布の赤い布と、曹操の死に際は今でも忘れられない。

[なつかしの味さんの感想 · 2010年6月11日]

初めて手に取った三国志小説です。
立ち読みでいろんな三国志をちょろちょろ読みまわっていた中で、この北方さんの作品だけは劉備を人間味溢れるキャラで描いていたので即購入。内容はいわずもがな、面白すぎてハマりましたよ！（爆）
なんといっても他の本だと劉備や蜀がいい人や主役級扱いなのに対し、北方三国志は曹躁を主役級に、劉備をどちらかというと姑息な悪人っぽく描いているのに惚れました。
なんといっても呂布が魅力的すぎましたね！物語りもとても読みやすいし、三国志初心者の方に是非読んでもらいたい作品です★
全13巻ですが、あっという間に読めちゃいますよ＾＾

[猫丸(nyancomaru)さん · 2013/07/04]

｢姑息な悪人っぽく描いている｣
へぇ～
歴史は勝者が作るので、巷に流布する劉備像は判官贔屓(日本的解釈？)なのかと思っていました。

[yoheyさんの感想 · 2010年4月25日]

とてもおもしろい！！
読んでいると人物の相関と地理がこんがらがってくる。
三国志マップをつくろう

[真さんさんの感想 · 2008年8月24日]

空を見たいと思った。首が持ち上がらなかった。

[はまゆきさんの感想 · 2005年2月4日]

途中何度も号泣(笑)。北方三国志、ホントにオススメです。男達の生き様に鳥肌が立ちました。

[ねこたさんの感想 · 2024年4月8日]

少しだけアニメの三国志を見てて気になったので手に取った1冊。
劉備と関羽、張飛の出会い方が違うのねえ…
これぞ漢のロマン！って感じなのかな。
早く孔明先生が出てきてほしい

著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ（全五十一巻）で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成（下） 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」