チャパーエフと空虚

  • 群像社
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本棚登録 : 180
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903619040

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに惹かれたのと現代ロシア文学ということで読みました。読み始めたときのワクワク感からすると、あまりにしっちゃかめっちゃかな全体の内容、尻すぼみという感じが否定できない終わり方は残念でした。内モンゴルの謎も結局解明されず。とはいえ久しぶりに、物語の世界にのめり込むことができるパワフルな小説に出会ったなという感じです。

  • 永劫回帰から永劫不回帰まで。
    空想の間の現実、現実から吹き込まれるエピソード。
    すべては精神病院の中。

    こう書いてしまうと、あーその手のねって思われそうだけど、
    「小説は読んでいる最中にしか存在しない」それを体現しているような小説。

    ベタなオリエンタリズムもここまでやられると何もいえない。
    これくらい骨のある小説、最近日本の新刊で読んでないなぁ。

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著者プロフィール

1962年生まれ。現代ロシアを代表する作家。『ジェネレーション〈P〉』『汝はTなり』『チャパーエフと空虚』『虫の生活』などが訳されている。

「2018年 『iPhuck10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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