- Amazon.co.jp ・本 (1144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784915512452
作品紹介・あらすじ
魔法界のサッカー、クィディッチのワールドカップが行なわれる。ハリーたちを夢中にさせたブルガリア対アイルランドの決勝戦のあと、恐ろしい事件が起こる。そして、百年ぶりの開かれる三大魔法学校対抗試合に、ヴォルデモートが仕掛けた罠はハリーを絶体絶命の危機に陥れる。しかも、味方になってくれるはずのロンに、思いもかけない異変が…。
感想・レビュー・書評
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炎のゴブレット
映画でも好き。
上巻のかなりの部分が“クィディッチ”のワールドカップの場面。
(クィディッチは魔法界のサッカー)
現在2022年の人間界でも、FIFAワールドカップ・カタール開催中ですね。
上下巻あるから結構なボリューム。
100年ぶりに開催される“三大魔法学校対抗試合”
そこに仕掛けられた罠…
いよいよ物語が大きく動き出し、ストーリー的にも読み応えあり。
この巻に限らず、やっぱり物語の軸は「友情」「勇気」です。
ハリー・ロン・ハーマイオニー3人の友情には胸が熱くなり、
下巻の終盤、ウィーズリーおばさん(ロンのお母さん)の愛情溢れる場面も涙です。
ここまでは20年前に一度読了。
第5巻からは映画しか観てないので、原作は未読。
今度こそ最後まで読むぞ。
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炎のゴブレットはハードカバー2冊。
クディッチ試合などはあるが、派手さは少ない印象。
いつもの三人組の活劇はもちろん。ただ今回はハリーの心の不安や葛藤を描くシーンが多くかった。屋敷しもべ達を解放しようとするハーマイオニーの活動がいまいち中途半端なまま終わったのが少し残念。
これからも続く物語。ゆっくり読もうと思う。
以下、ネタバレ有り(備忘録)。
ハリーがハリーであるが故に一人で抱える悩み。ある夜、キズが疼いた。何かの始まりを感じ、シリウスへ手紙を出したハリー。ダンブルドアは準備を始めていた。何か悪いことが起こる予感。ヴォルデモートの存在がまたしても浮かび上がる中、三大魔法学校対抗試合の開催が宣言される。炎のゴブレットに名前を入れる17歳以上の生徒たち。14歳のハリーは試合への参加権は無いはずだった。しかし、何者かがダンブルドアの目をかいくぐり、ゴブレットを騙し、ハリーの名前を書いた紙をゴブレットに入れた。ハリーを試合に出させる為に。ハリーは選ばれてしまった。誰かの陰謀の中に放り込まれ、三校の代表と競うことになった。そして、輝く舞台に立つハリー。いつも主役の横にいるロンの歯がゆい想い。いつもの面々に、個性的な新キャラ。ムーディが偽物でしかも生粋のディメンターだったことに、ショックと驚き。
3つの課題に挑戦し、最後の最後にヴォルデモートの呪いにより、生徒であるセドリックを亡くしたホグワーツ。
ダンブルドアは皆の結束を願い一年を締めくくる。
映画は全部見ているが、色々と記憶から消えていることがわかったので、続きも初見のつもりで楽しく読んでいきたい。
読了。 -
いよいよ物語が佳境に入ってきた感じ。
それにしても、
ハリーは相変わらず、青臭い。
クィディッチのシーンはあまり楽しくない。
が、これも一気に読んでしまった。 -
忙しい日々で、なかなか読書の時間がとれなかったため、読み終わるまでにすごく時間がかかってしまった。
少し気分が落ち込む日々が続いてしまって、泣いてばかりの毎日だった。
炎のゴブレット下巻の残り数十ページくらいを残していたから、現実世界から逃げ出したくて、ハリーポッターの世界へ入り込んだ。
周りの音も動きも全部シャットダウンして物語にのめり込んだ。
ハリーの苦しい思いに一緒に心を痛め、一緒に喜び、たったの数十ページで心を満たされた。
本当に読み応えがあって、面白かった。 -
個人的にシリーズの中で読み応えNo.1と思っている作品!
ホグワーツ以外にも存在する魔法学校の生徒たちの登場や、様々な試練にまだまだ知らない魔法界のことをハリーと一緒に知れてるようでとてもワクワクする!
今回意外と印象的だった人物は、ロンの母モリー。
モリーがハリーを本当に息子のように大切に感じている描写がいくつもあって、毎回うるっとしました。
ハリーは両親を幼い頃に亡くしています。なので、実際に家族の愛を受けた記憶自体はありません。
しかし、そんなハリーに家族のような愛を惜しみなく送ってくれるモリーの存在は本当にかけがえのない存在だろうなと思いました。
そしてシリウスのハリーへの愛の深さに泣けます。(以下ネタバレあり)
シリウスは魔法界・マグル界で指名手配中で本来身動きは取るべきでない状況。
最初は遠い場所で食料も確保しながらうまく生活をしていたシリウスですが、ハリーの危険を知りすぐにハリーの近くへ移ります。
するとアズカバンにいた時のようにまたやせ細り、ネズミを食べながら何とか生き延びていたというシリウス。
そこまでしてでも側でハリーを守りたいというシリウスの愛に胸打たれました。
ゴブレットで印象的な出来事としてはロンとの仲間割れ。
今回ハリーはある事件をきっかけに生徒たちから距離を置かれてしまいます。しかし前回と違うのは、信頼している親友ロンとも仲違いをしてしまいます。
いつもなら側で支えてくれたロンがおらず、孤独を感じながら気丈に振る舞うハリーの姿は何回読んでも辛いです。ロンと仲直りできたときは毎回感動して泣く…。
改めてハリーを取り囲むキャラクターが魅力的で、丁寧に描かれている作品だなと思いました。
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映画版も好きな炎のゴブレット
改めて原作を読むと内容が結構違っていて驚いたと同時に、本の方が複雑で、面白いと思った。本で楽しみたい作品。 -
面白かった!全七巻の折り返し地点、四巻で遂にヴォルデモートが復活し、ホグワーツだけでなく魔法界全体が、大きなうねりに巻き込まれていくんだった、のを思い出しました。そしてまるで推理小説のように、序盤中盤で丁寧に作り上げられた謎解きが残りページ数最後の5%くらいになったところから怒涛の勢いでなされるのでした。5%に差し掛かってしまったら途中で読むのを止められない。四巻以降は全部そう。原書で読んで映画も見ているのにけっこう内容を忘れており、かなり楽しみながら読めました。残念だったのは、ようやく慣れてきた日本語訳が、またちょっと気になったこと。フラーやクラムの外国語なまりは忠実に訳されているだけでまったく問題ないけれど、新聞記者リタ・スキーターの語尾が「ざんす」なのが興醒めで、、、英語のニュアンスが読みとれないだけで、原書でも「ざんす」なのかしら。。。この調子だとこの後出てくるヘムヘムフムフムが口癖のあのおばさんのセリフがどうなっているのか、不安なような楽しみなような妙な気持ちです。
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ちょっとクディッチのくだりが長いかな、と感じる。映画で切られてしまったのは残念ですが。
本筋の対校試合はなかなか面白く、引き込まれて貪るように読んだ。ただ、残念だったのがここで初めての犠牲者が出たこと。シリーズ物に一度犠牲者が出るとその後どんどん増えてしまう…という嫌な予感が当たりました。
個人的にハリーポッターシリーズが本当に面白かったのはここまでかなぁという感じがします。