トリツカレ男

  • ビリケン出版
3.76
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本棚登録 : 574
感想 : 137
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784939029165

感想・レビュー・書評

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  • 名作だ…泣けます。
    この人は本当にストーリーテラーだなあと思います。

  • 何でもいい。何でもいいから何かひとつでも本気で取り組んだことは
    あっただろうか。
    自分にそう問いてみたけれど何もひとつも見つからなかった。

    ジュゼッペはすごい。
    なんでも中途半端じゃなくて全部自分のものにしてしまう。

    なんでも本気でやっていればいつか報われるってネズミが言っていたけどその通りでジュゼッペの生きている中でどんどんそれが報われていくんだ。

    あたしの心にせまってきた本でした。
    また、読もう。また、ジュゼッペに会いに行こう。

  • ジュゼッペみたいな人が本当に居たら、生きづらいだろうけれど
    本当にジュゼッペみたいな人が居たら世界は楽しいかもしれない。

  • 2003年7月30日

  • たくさんのことに興味をもってハマることって悪くないのかな
    って思えた。
    あったかな気持ちになれるかも

  • 2009/08/30 図書館より
    私が今までに読んだいしいしんじさんの作品の中で最もテンポよく読めたものがこちら。一件無駄で無意味に見えた行動でも、誰かを幸せにする事が出来る。それは自分も然り。
    読後の気分が暖かかったのは、いしいさんの作品において珍しくみんなが救われていたからかと。どうやら自分はひねくれていてもハッピーエンドが好きなようです。今気付いた。

  • 後輩が劇でやるって知って、いしいしんじさんのお話だし読んでみたい、と借りた1冊。この方は綺麗でやわらかな言葉で反則なところをついてくる作家さんだと思います。そこつかれたらぐっとぐるしかないよ、みたいな。

    タタン先生のエピソード、泣ける。ペチカがタタン先生を思うって図はありそうな感じですが、ジュゼッペにまで先生が関わってくるのがいいです。★3つなのは、ぶらんこ乗りがとてもヒットだったのでそれと比べたからかもしれない。あと幸せな結末で上手く収まってしまったからかもしれない。これはこれで良かったんだけど。
    トリツカレ男の設定をここまで綺麗に使ってしまうんだなと感心しました。素敵すぎる童話というか絵本を読んでいるみたい。
    ここまで真っ直ぐでも、一生懸命でもないんだけど。好きなものにははまってしまうほうなので、すこーしだけ、ジュゼッペの気持ちに共感できた。

  • 「子どもの本」に入れたものの、そうなのかな?いろいろなものにトリツカレてしまう、ジュゼッペのお話。
    ジュゼッペの一生懸命さがすごい。いままでトリツカレてきたものが、思いもかけないところで役に立っていくのだけど、そういう「結果的に」よかったな、という感じに共感。ジュゼッペのなかには、たくさんのこびとがいるのだろうな。
    「プラネタリウムのふたご」や「麦ふみク−ツェ」なんかで感じるような、ある種の濃さのないお話なので、いしいしんじをちょっと読んでみようか、というひとに良いのかも。濃さはなくても、要素はある。

  • 一途でまぶしいトリツカレ男・ジュゼッペの恋。

  • 真っ直ぐなココロ、愛。
    恋ってのもトリツカレちゃってるんだよね。

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著者プロフィール

いしい しんじ:作家。1966年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲二文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。そのほか『トリツカレ男』『ぶらんこ乗り』『ポーの話』『海と山のピアノ』『げんじものがたり』など著書多数。趣味はレコード、蓄音機、歌舞伎、茶道、落語。

「2024年 『マリアさま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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