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- / ISBN・EAN: 4988135835000
感想・レビュー・書評
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思いがけず美しいラスト
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いきなり英雄にはなれない。人間側の醜さが浮き彫りになり、綺麗ごとでは終われない。エゴの固まりである主人公がいっそ清々しく、典型SFから外れた良作。エビ食いねぇ。
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「囚われのエビ星人」とでもいうべき映画。
あるいは「エビ星人と私」かな。
まさか宇宙人が何十万人も地球に収容されて、その街がスラム化してどうにもならなくなるなんて映画が出てくるなんて思ってもみなかった。驚くべき発想だ。
主人公が身勝手すぎて、鬱陶しいけれども、そのスピード感で無理な設定を強引に突破している。
なかなかの秀作です。 -
【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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【目次】
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地球に難民?として来てしまったエイリアン(エビ型)と彼らを差別する人間の話。アクション?ホラー?サスペンス?社会性ドラマ?と受け取り方は見た人によって違いそう。話の展開は早くそしてわかりやすいため、楽しめます。若干グロイ。
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テレビ吹き替え鑑賞
実は前半のドキュメンタリー部分は字幕版で観たんですが、グロ展開になってきたので子供に見せられなくて断念。
今日、後日放送したのを観ました。
某所でクリストファーがかわいく宣伝していたのでおバカB級映画だと思ってたため、後半のシリアスな展開に戸惑いを隠せませんでした。
B級なのには変わりないのだけど私は好きな話ですね。
終わり方が好き。
でも主人公の感情の変化がもうちょいしっかりしてほしかったかな。
他の方の感想見てアパルトヘイトとの関連を初めて知りました。
深いですなぁ。 -
おススメ
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コンタクトものというと、宇宙人は敵か味方か、戦争か交流かとなるとこがここでは、宇宙人はみんな栄養失調で難民化スラム地区ができるという意表をついたアイデア。その描写をドキュメント風なカメラ、演出で見せ、傑作の予感。社会問題としての宇宙人問題というアカデミックな切り口かと思いきや後半は、整合性無視の不自然な話になっていく。
話の辻褄があわなくてもドライブ感で見せるという演出もあるだろうが、メチャクチャさが気になってそこまで面白くない。
南アフリカ共和国が舞台ということで宇宙人の名を借りた差別問題を取り扱っている深い思惑があるのかもしれないがあまりピンとこないまま。
とりあえずは新鮮なコンタクトものでした。
キネ旬ベストテン2010 3位 RS誌選出21世紀至高のSF映画ベスト20 6位 -
問題作。SFという形態を借りてはいるが、南アフリカを舞台にしていることからもわかる通り、この作品は差別とか多文化共生をテーマにした作品。
やはり80年代。南アに行った人が「白人は黒人のことをヘイ・モンキーって呼んでたよ」というから、やはり差別はひどいらしい。
で、この作品で黒人たちは「エビ」(エイリアン)を差別するし、白人は「エビ」を虫けらのように殺すのだからえげつない。
でもまあエイリアンがこれだけ虐待される映画というのははじめて見た。その点において中々、新鮮。
エグいシーンは映画エイリアンのシリーズのようであり、「エビ」がブラジャーをはめたりしてるバカップリは、終戦直前に満州に侵攻したソ連兵を加えながら彷彿とさせた。「エビ」の一人がクリストファー・ジョンソンだなんて、まるで植民地時代の朝鮮で行われた創氏改名っぽい。
にしてもそのクリストファーの息子がなんとも愛くるしかった。彼らが3年後に戻ってくるのって、キリストの復活とか三位一体とかを暗示してるのかな。
主人公がどんどんと「エビ」化していき、追われる様子はカフカの「変身」のようでもあるし、「エビ」化した彼の手は「地獄先生ぬ~べ~」っぽくもある。ロボットとかのメカもいい。
とにかくいろいろなことを連想させる作品。 -
胡散臭いと思ってたけど、話が進むにつれ面白くなっていく不思議。
宇宙人が単に宇宙人としてではなく、世間における人種差別を映しているようにしか見えなかった、ああいった見方をしたらそりゃあ星に帰りたいよね。好きでいるわけじゃないよね。
主人公も気の毒ではあるけれど、あの親子の事も心配。帰れたのかな〜とか。普通に見る価値のある映画だと思えた。