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- / ISBN・EAN: 4988135835000
感想・レビュー・書評
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「人類、立入禁止。」
斬新なドキュメンタリー・タッチの展開と生々しい迫力ある映像に
とても驚かされる映画です。よくできたスゴイ映画ってかんじ。
結末も意外な流れに・・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これまた賛否両論ありそうな映画だけれど、僕は好きだなあ。
この映画については僕は「壮大なネタ」という印象が。壮大なネタ=かなり身体を張ったギャグ(だけどそれに気づかれにくい)みたいな意味で捉えていただければと思います。別に身体を張ったシーンすなわちアクションシーンというのがメインではないんだけれど、真面目な顔して真面目なストーリーのフリしてですね、とんでもなくアホな展開を見せてくれるんですね。
そもそも登場する宇宙人が「エビ」似で「エビ」と呼ばれていて、妙に地球というか世界の犯罪都市ヨハネスブルグに馴染んでいて、地球にきたのに栄養失調で何も出来なくて、それでもって好物が猫缶(あのクニャクニャした肉みたいなやつ)だったりする。で、地球に馴染んだエビ星人を今住まわせている地区(第9地区)から別の地区に強制退去させるところで起こった事件を中心に話が展開していくんです。それも大真面目に。これはもうブラックユーモア以外のなにものでもないですよ。
ということで、杓子定規な性格で勤勉で真面目な人が真剣にこの映画を観ているのを横目に「こいつ真に受けて、ほんっとにクソ真面目だなー」と思いつつ、斜に構えて観るのが良い楽しみ方かもしれないです。 -
(2009、アメリカ)
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エビちゃんたちがいいな。寓意だよね。
南アフリカが舞台なところがミソだよなー。
知性すごいのに行動がクソヤンキーなところ(笑)
エンジニアのインテリエビ親子とその他のエビちゃんの落差がはげしすぎて、そこまで格差あんの??みたいなどうでもいいところが気になる。インテリエビちゃんが宇宙船の動力源として20年かけてなんか黒汁を完成。そいつをあやまって浴びた主人公がどう言う理屈だかえびちゃん化し始めるのが発端。アクションも飽きさせないし、思考実験的な面白さがある。
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今Wikiを見て知りましたが、この映画はSFコメディという形で撮られていますが、アパルトヘイトへの批判がこめられているんですね。
何の前知識もなく見たので、私は、帝国主義が世界にもたらしたものを批判的に描いた作品、と思って見ていました。南ア、あるいはアフリカ、に限らず。
アパルトヘイトは一応(形としては)過去のものになっていたし、で。
でも、ほんとに今更だけど、人種問題って根深いなぁと思う。
貧困と一緒になっているせいもあるけど、少しましになったかと思いきや、時々ものすごい揺り戻しが起こって、100年分くらい後戻りしたように感じることがある。この現代の今でも。
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2016/1/29 鑑賞
どんな映画か知らずに見たのですが、意外にもハラハラドキドキ、笑いあり涙ありアクションあり家族愛に友情にと盛りだくさんでビックリしました!
いや、てんこ盛りですよ。
でも、笑いながらも、うーん、アフリカ諸国(というとおおざっぱな言い方過ぎるかもしれないけど)の現状への痛烈な批判なんだろうな、と思いました。
あ、ひとつだけ警告を。ごはん食べながら見ない方がいいでしょう。 -
優しい宇宙人と優しい地球人と勝手な地球人
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前半が冗長過ぎたが、ヴィガスの感染が判明してからは目を奪われた。
当初はエイリアンが弱過ぎと思ったが、アパルトヘイト時代の寓話であることを知り納得。
エイリアンの容姿がキモい。
もっと可愛げがあれば感情移入も容易かっただろう。