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- / ISBN・EAN: 4988104063168
感想・レビュー・書評
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原作よりも良かった。もっとも、MV監督というためか、誰かのMVを見ている印象を抱いた。
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見てないと思って見たら、見てたことを思い出した。
下妻物語と同じ監督とだけあって、そんな感じするわ~という印象。
パカパカガラケー、まだ10年ちょっと前にはこれが当たり前だったんだなと思い出す。
ちむどんどんで横領した俳優さんがまだ中学生役で出てて、時の流れをさらに感じた。
原作の方が丁寧に描かれているが、時間の関係上仕方ない。 -
2023.10.28
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#映画
『告白』2010年
終業式後のホームルームで、担任の森口悠子は、娘の父親がHIVに感染していたこと、そして死んだ娘が、事故死でなく、このクラスの生徒に殺されたことを静かに語り出す。
「ここから、貴方の更生の第一歩が始まるんです
・・・なぁんてね」
出演:松たか子
原作:湊かなえ
「貴方方の命を守るものは、親ですか?、武器ですか?、貴方方の命を守る頼もしい味方、それは少年法です -
橋本愛がかわいい。
松たか子が美しい。
原作が語りのみで構成されるため、映画はどう映像化するかというので難しいところだと思う。
映像が独特で影やカメラワークが美しく映える。
しかしその一方で、演技が過剰に感じることも多かった。
エンタメ作品としてはよくできている。ちょっとくどい感じで、人間の狂気を味わいたい人には極上のエンタメに仕上がっていると思う。
ともかくも見どころは最初の松たか子の告発部分。
淡々と、けれども毅然と話を聞いていないクラスで告白が行われる。
この時点でクラスと生徒と心が通っていないのわかる。
原作だと一部の生徒は森口が好きだったんだけど、クラスと森口の関係性はほとんど感じられない。
みんなノリで生きてて、見ていて不愉快になる。
かなり意図的に悪意のある高校生を描いている。
映画だとクラスの雰囲気が荒れ果てて、こんなの現場だったら学級崩壊レベルやで…と突っ込みたくなる、実に日本のテレビドラマのステレオタイプな学級の姿が映し出される。
もうちょっと落ち着いたクラスで、表面的にはいい子ってクラスってイメージだったので、映画を見たときに印象が変わった部分。
解釈違いなのか、それとも読み損ねていたのかよくわからないが…。
小説版はちょっとそれぞれの視点に立つことで、見ている世界の認識のズレが重なり合うところが面白く、映画だと原作よりも森口の気持ちが分かりやすく、残酷な復讐劇を完遂する森口の視点が常にあるように思った。
犯人の片方のラスボス感がすごく、彼に復讐を完遂するところは原作とは違う見どころがあった。
しかし全体にドロドロ感や世紀末感を演出するための演技が過剰で、記憶より楽しめなかった。
ところどころのキャッチャーな演出は、なかなかオシャレで、映像的な面白さがあったと思う。 -
中学生って怖いな〜
教師のなり手が少なくなるのも仕方ないお給料上げないと
少年法とは?と盛んに議論されていた時代のお話
私も子どもがこんな目に合わされたらや容赦しないよ!
冷静に復習を果たせた先生に拍手。 -
当時の感想にも書いているけど、死に至ることもある病気を、こんなくだらないフィクションに、こんなくだらない小道具として使うなんて、と見終わった時は腹が立ってしょうがなかった。
感想には感情的にならないようにさりげなく書いたつもりだったけど、読み返すと自分の怒りが見える。
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2017/04/03 鑑賞
原作は未読。
外国人に日本語を教える(というか、話相手になっているだけ?)というボランティアをやっていて、担当した韓国人の男の子が大絶賛していたので見てみました。
つたない日本語で一生懸命、ラストがどんなに衝撃だったか語ってくれて、聞いていて非常におもしろかったので、期待していたのですが・・・
その期待が裏目に出たのか、私には良さが分からなかった。残念!
あまりにもリアリティがなさすぎるように思えました。
この映画と比べれば、ホビットの物語の方がはるかに現実世界に近く思える。
私が中学の時のクラスもかなり荒れていて、先生がしゃべっているのにみんな好き勝手なことをやっていたのは同じだけど、この映画とリアルは全然違うと思ってしまった。
私の学校にも同じように無神経な熱血先生はいたけど、この映画みたいに漫画ちっくに描かれてしまうと、さすがに笑ってしまう。
あと、エイズっていう、ある意味特殊な、誤解や無理解が特に多い病気を、こんな風にくだらんフィクションに小道具として使うことに、どうしても不快感を禁じえませんでした。 -
ある中学校の学年末の終業式。
1年B組の担任を務める森口悠子が、37人の生徒を前に衝撃的な告白を始める。
彼女の愛娘は学校のプールで亡くなった。
警察には事故死と判断された。
しかし、実は彼女の娘は1年B組の生徒の内2人によって殺害されたのだ。
森口は、生徒2人を少年A、少年Bと呼び、彼らの罪を話し始める。
自分の手を使わずに、「少年法」で守られる生徒に復讐を果たす様子が、重く、暗かったため息が詰まりそうだった。
命の重さ、尊さ、人の弱さ、愚かさを考えさせられる映画だった。
最初は、森口悠子が、松たか子だと気づかなかった。
冷静で淡々とした演技に惹かれた。
映画全体を通して、美しく華奢な声で語られていた。(森口悠子(松たか子)+北原美月(橋本愛))
そのため、「女性が如何に力を使わずに人を追い詰めていくか」という陰湿さが際立ち、物語の後味が悪かった。
「子どものために葛藤する親の姿」が散見された。