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- / ISBN・EAN: 4527427647688
感想・レビュー・書評
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原題:Låt den rätte komma in
(2008/114min/Tomas Alfredson/スウェーデン)
ホラーなんだけど、最後まで観て綺麗だなって思いました。きっとエリはこうやって生きてきて、これからもずっとずっと繰り返すんだろうなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人間誰しも、秘密を持っている。他人の驚くべき秘密を知った時、果たして受け入れることができるのか。秘密とは、異常で、理解し難いものであるから秘密なのであって、だからこそ、秘密の露見は、2人の関係をより特別なものとする。
一方で、その内容によっては世間との距離に、また、身を委ね、委ねられることによる重圧に、人は悩み苦しむこととなる。
人々の憧れである秘密の共有とその受難(その純粋さゆえに、受難を通り越してしまうのが、子どもの怖いところである)を、いじめられっこの孤独な少年、ヴァンパイアの少女(?)、北欧特有の繊細で鋭い雪景色、それらの要素を絡ませることで、描き出している。
しかしながら、物語的には、不都合な展開が目立ち、決して褒められたものではない。
それでもなお、若者の心の美しさ、その傾倒性による不気味さ、並びに、透明な愛は、圧倒的であり、見ているものをはっとさせるであろう。 -
幼い子供の甘く純粋な恋物語だが、どことなく戦慄を覚える。惹かれ合う2人が純粋なばかりに、巻き起こる出来事はより残酷に映った。いやはや北欧の子供は美しい。
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描写が綺麗で切ない。それが映画の大半を占める。原作の知識が必要らしく、それをもっと表せなかったかな。邦題を直すべきなのと、あのクライマックスは微妙
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ヨーロッパの思考ヴァンパイヤ的思考なんだな。
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けっこう話題になった作品なので
すでにごらんになってる方が多いかも。
私が観た吸血鬼映画では
間違いなくベスト3に入る作品ですねえ。
といってもこの映画の素晴らしさは
まったく吸血鬼映画らしくないところかなと思いますが…(笑)。
タイトルでわかるので言ってしまいますが、
「ぼく」という少年と、エリという「少女」のお話です。
そのエリという「少女」、一見「ぼく」と同い齢に見えるけど、
じつは200歳なんですね(笑)。
少女を「 」に入れているのはむろん訳があります。
そこはぜひ作品をごらんください。
舞台は雪に閉ざされたストックホルムの郊外で、
私の大好きなイングマール・ベルイマンを
ちょっと彷彿させるところのある作品です。
なんと言ってもいいのは、
吸血鬼映画なのにCGなんか全然使わないで、
手作り感を大事にしているところです。
吸血鬼も、ふつうの人間の能力を
ほとんど超えないところで描いているので、
物語がほんとに深く胸に染みこんできます。 -
すごくしんみりとした静かで綺麗な映画。賛否両論はあるだろうけど、私は好き。オスカーとエリのなにげない台詞も、純粋で切ない。レビューを見て知ったけど、あの場面はそんな重要なことを…
衝撃的だった
ラストの終わり方もセンスある。
モールス信号?お洒落。
映像がとにかく綺麗だった。
前も言ったけど、恐怖や冷たさの中に美しさが見えたら、その美しさはより際立つと思う。
ストーリーどうのこうのより、この監督のセンスが良いなと思った。
「オスカー、私のこと好き?」
「うん。大好きだよ。」
「もし私が女の子じゃなくても?」
「だと思うよ。なんで?」 -
雪の降る風景とか、プールの青とか
映像がしんとしててとても綺麗。
ふと思い出してまた観たくなる映画です。 -
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