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- / ISBN・EAN: 4988104073952
感想・レビュー・書評
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ローマ人役にはピッタリというべき阿部寛と味のあるおじいさまベテラン勢が織り成すユーモラスな世界観にじわじわ笑えてくる。
ただし、セットもなかなかでありながらチープな脚本構成は少しもったいない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本人に西洋人を演じさせるという、かなり無謀だと思われる試みも、こんな風におちゃらけたものにすれば、違和感なく受け入れられる―というのにまず驚いた。硬派な作りにしていたら絶対日本人にもイタリア人にも馬鹿にされただろうが、こんな作りにすれば国境を超えた普遍的なものになるのだ。デフォルメという力が持つ凄さを感じさせられた気がする。
もちろん、それには日本人を「奴隷・顔の平たい民族」など、思いっきりパロっているのが効いているのだろう。老人という、愛すべきキャラを持ってきたのも見事だし、下町&田舎という設定にしたのも素晴らしい。これならイタリアの人たちが見ても、嫌な気持ちにはならないはずだ。
だが、これらはあくまで設定上の脇役みたいなもので、本当の素晴らしさは「風呂」という斬新なテーマを持ってきたことだ。「風呂」だけでこれだけストーリーを膨らませた、作者の想像力が素晴らしい。後半の方はちょっとお決まりの感があったにせよ、前半の部分は世界中の誰が見ても、どの民族が見ても、大爆笑するだろう。そういう普遍的な人間観察があるから、この映画がこれだけ支持されたのだと思う。
外国から見た日本人感、日本人が外国人視点になって自国を見つめたような感覚…まさに作者のアイデアの勝利。
ただ、続編だけは勘弁してほしい。続編が制作されているようだが、失敗するのは目に見えている。この映画のウリは間違いなく「ニホン風呂文化と遭遇した時の驚き」にあったわけで、それが1作目で見せられてしまった以上、何をやっても2番煎じにしかならない。そんなものは面白くもなんともなく、よくあるハリウッドの駄作続編のようなものになるだろう。 -
原作と違ってヒロインがいるから、最初はどうかなと思っていたけど違和感なく楽しめた。
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初めまして。レビューに”いいね”ありがとうございました。フォローさせていただきました。この映画面白かったですね。私もレビューを書いていたよう...初めまして。レビューに”いいね”ありがとうございました。フォローさせていただきました。この映画面白かったですね。私もレビューを書いていたような記憶があります。
今後ともよろしくお願い致します。2018/03/21
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原作ファンなので、どうなることかと思っていたが、なかなか良かった!原作にはない上戸彩がヤマザキマリに思えた辺りから、違和感なく鑑賞出来ました。
映画館まで行って観ようとは思わないが、?も楽しみにしている自分がいることは確かです。 -
( ^o^) これはめっちゃ面白い!古代ローマの風呂技師が現代日本にタイムスリップして様々な風呂を体験し、ローマの風呂に応用する、という物語。
前半は原作(最近読んだ)に忠実で、後半は映画っぽくオリジナルストーリー(上戸彩がイイ感じ)となっている。
古代ローマ、さらに風呂を再現したセットも本格的。
主人公ローマ人役の阿部寛は全く違和感なく、笑えるくらいハマリ役。また同じく市村正親や北村一輝など、濃い役者ばかりよく集められたものだ。名キャスティング。
日本の風呂文化がいかに素晴らしいか、あらためて気付かされる。 -
祝!!『第36回 日本アカデミー賞 〜最優秀主演男優賞』受賞記念として…
公開時映画館で鑑賞し、レンタル化されてから初めて、ツタヤレンタルDVD(期間限定配信¥100レンタルで)鑑賞。
見直してみて、続編へつながる伏線を残しながら終わっていたなと、改めて感じ入りました。続編制作が分かっていたからこそ余計に…
ただ、原作は、今、発売中の最新刊『月刊コミックビーム』で最終回。テルマエ・ロマエ特集(表紙。阿部さん独占インタビュー有)で締めくくられています。(入手済)
[印象深かった台詞 ヒロイン・真実が古代ローマにやって来てから]
『(落ち込むルシウスに対して)あなたは、無能なんかじゃない。恥じることはない』(真実→ルシウス) -
『八重の桜』とかぶる。「…だけんしょ…」
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笑いたいときに。文化の違いから生まれる疑問、ひらめき、ズレ。それが笑いにつながっていく。映画館で観客のみんなで大笑いしたのが懐かしい。
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古代ローマの風呂職人を日本にタイムスリップさせる意味がわからなすぎて(笑)
その風呂職人がまさか歴史を動かすとは…壮大なのかこじんまりしてるのか、なんなのか、なんなのだろうこの物語… -
キャストがみんないい味だしていてよいです