その日のまえに (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 重松清さんは好きですがこれは合いませんでした。理由はよく分かりませんが、僕自身が余りつながりのない短編集を好きじゃないのと、もしかすると余命を宣告されて亡くなった人が身近にまだ居ないからなのかも知れません。ただ、とにかくどの話も余り共感しませんでしたし感動もしませんでした。ただ、そういった別れを経験した後に読むとまた違ってくるのかも知れません。

    なお、つながりのない短編集と思いきや、最後にちょっとだけつながります。ただ、そのつながりがやや弱く、無理やりつなげただけという感じだったのもマイナスポイントかな。

  • 『母ちゃんは「いる」──それだけで、いい。』
    これは親元離れて久しい自分も本当にそう思う。
    生活面で助けてもらっているわけでも、頻繁に連絡を取るわけでもないけれど、どこか心のよすがとなっている、そんな存在。

    そして、最後の3作は、ほぼずっと泣いていた。

  • その日  人によってはあの日になる あの日になるから泣ける 今回あの日がない立場で考えさせられた

  • それぞれの話が「その日」とどう向き合っていくか、本人、残される家族目線で物語が進む連作短編小説です
    これまでの人生で自分の死を意識したことはほとんどありませんでしたが、今の自分には何かあったときに残される家族がいるってことを再確認することができました

  • この本は電子ブックとしてLibrariE(電子図書館)に所蔵されています。
    電子ブックを閲覧する場合は以下のURLからアクセスしてください。
    https://web.d-library.jp/kokushikanlic/g0102/libcontentsinfo/?conid=159002

    LibrariEを利用するにはIDとパスワードを申請する必要があります。
    申請方法は図書館のHPからご確認ください。
    https://www.kokushikan.ac.jp/education/library/librarie.html

    *紙の本は所蔵がありません

  • Audible にて。

    実は重松清さんの著書は初めて。
    無理に泣かせようとする内容だったら嫌だなと思いながら読んだけれど、穏やかにじんわりと胸があたたかくなるようないいお話だった。

    ただ、あまり予想外のことも起きず、物足りないかな。可もなく不可もなし。

  • 様々な人の死
    すこし重たいテーマを考えるよいきっかけになる

    ただ すこし美化されてすぎているようにも

  • 何も知らずに読み始めましたが、なんとこれは!
    できればみんなに読んでもらいたい。
    短編の7編すべてが、それぞれにとても心のきれいな人々が…最後の3編は、涙をどれだけ流したか…

  • 全編に優しく静かな音楽が流れてるかのような心暖まる作品。
    昨年、私は近々会えると思ってた知人を突然亡くしただけにストーリーがよけいにこたえました。
    でも、遺された者の再生ストーリーに勇気をもらいまた歩き出せそうです。

  • 一番好きな書籍。
    何度も読んでいる唯一の小説。
    死について扱っている本。生を考えさせられる本。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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